英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルス その89「質問に正対して答えない尾身会長」

2021-01-17 09:29:04 | 時事
『NHKスペシャル』の「“感染爆発”をどう乗り越えるか」(1月16日)に、政府分科会の尾身会長も出演していた。

 その中で、「西村大臣が宣言解除の条件を都の1日の新規感染者が500人としたが、西浦教授のシミュレーションによると100人未満に抑えないと意味がない(500人ではすぐに感染拡大がぶり返す」という考察を取り上げ、武田キャスターが
「尾身さん自身は、緊急事態を解除する条件はどんなことがあると考えでしょうか?」と質問
したが
「私は条件というのは3つあると考えている。
 ➀感染レベル、医療体制の負荷という点で、ステージ3のレベルに下げる
 ②ステージ3になったうえで、感染状況医療負荷の改善傾向が一定期間続くこと
 ③ステージ2に下がる見込みができる
 このことは、一言でいえば、宣言解除後に起こる感染のリバウンドをなるべく低く抑える形で解除することが重要だ」

これって、一般論を述べているだけである。
 なので、武田キャスターは重ねて質問した。
「ただ、私たちはどこをゴールとして認識していればいいのか?東京で1日500人という目安はどう捉えるのか?」

「感染者数は一つの目安となりますが、それ以上に医療機関、保健所への負荷が十分に軽減されることが重要だと思う。
 例えば、感染者数をX(エックス)と仮定して、その数をクリアしたとしても、実際に医療機関、保健所の負荷が改善されなければ、目標を達成したとは言えませんよね。従って、我々のゴールは既に限界に達している医療機関、保健所の負担をなるべく早く軽減することだと思う」

 
 ……質問に対する答えになっていない。
 確かに、数だけの問題ではないというのはそうなのだが、新規感染者数が最低限どの程度に抑える必要かを考える必要がある。
 今の政府の方針だと、都の新規感染者が500人以下になったら、宣言を解除してしまう。それでもいいのか?
 感染状況、医療体制を分析して、適切な施策を提言するのが分科会の役割ではないのだろうか?
 政府が宣言解除の目安500人とするのなら、分科会はその数値の妥当性に責任を負わなければならない。

 言及することや責任から逃げてばかりの尾身会長は辞めてほしい。

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