英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

ワールドカップサッカー雑感 その1

2014-07-09 22:03:05 | スポーツ
Ⅰ.日本、1次リーグ敗退について
 日本だけでなく、韓国、オーストラリア、イランのアジア勢は、1勝もできず全滅。
 オーストラリアは互角に戦ったが、今回は世界との差を感じたアジア勢であった。
 日本については、巷で語りつくされているので、簡単に。

・「自分たちのサッカーができなかった」と言うが
 これは「させてもらえない」「自分たちのサッカーをするにはどうしたらいいか」「できない場合は、どういう戦術を採るか」を、事前に考えに考え、練るに練らなければならなかった。
 テストマッチやアジア予選と同じレベルで考えたのが、大きな間違い。

・気がついた戦術の疑問点
①上げれば良いという長友のセンタリング
 中央を揺さぶることなく、ただサイドから駆け上がりセンタリングを上げるだけ。
 崩しがないので、センタリングに対して十分な対応がされてしまう。センタリングを受けるスペースもないし、個々のレベルは劣るので、その状況を打開できない。
 長友自体も、パスを出すだけでなく、自らゴールに向かい、切り崩すようなシーンがないので、相手も対応しやすい。
②2戦目以降、大久保を起用したのは何故?
 大久保の打開力に期待し、代表メンバーに選出したのは理解できる。
 しかし、先発で使ったのは、理解できない。
 大久保がいかに優れた選手としても、日本代表から長く離れており、チームとして機能できるのかが大きな疑問。日本が世界レベルと伍して戦う大きな要素として、コンビネーションや阿吽の呼吸、それを大久保先発の“付け焼刃”で戦えるとは思えない。ここ数年の日本代表チームとして目指していたものを、無視してしまったザッケローニ氏の意図が理解できない。

 日本代表がワールドカップで戦うには、「誰と誰のプレーの相性がいい」とか、相手チームにはこのフォーメーションが有効といった細かいベンチ戦略が必要なのかもしれない。

Ⅱ.ネイマール骨折、無念
 これも巷で語られているので、簡単に。
 背後から飛び膝蹴りというのは、ネイマールと言えども避けようがない。
 怪我をさせたスニガ選手は、「けがをさせるつもりはなかった」と言うが、彼のプレーからボールを取ろうという意思は感じられず、ネイマールに体当たりするのが目的のプレーだった。
 「大けがをさせるつもりではなかった」(「けが」ではなく「大けが」)のかもしれないが、「痛い目にあわせるつもりだった」としか思えない。

Ⅲ.好ゴールキーパーが多い
 名ゴールキーパーと言えば、過去には、ドイツのカーン、パラグアイのチラベルトが思い浮かぶが、今大会は得点が多いけれども、メキシコのオチョアコスタリカのナバスナイジェリアのエニェアマアメリカのハワードスイスのベナーリオと好キーパーが目白押し。
 その名キーパーを押しのけて、ナンバーワンだと思えるのがドイツのノイアー
 危険と見るや、ペナルティエリア外にまで飛び出す判断力。そして、それを裏付けるスピードと技術。
 もちろんスーパーセーブの数多い。特に印象に残るのは、対フランスの終了間際、フランスのベンゼマの渾身のシュートを片腕一本で跳ね返したのは、まさに“壁”であった。

Ⅳ.スーパーゴール
 これは、どなたかがまとめてくれないかなあ…。
 今、思いつくのは、ケーヒル(オーストラリア)の斜め後ろから来たロングパスをそのままボレーで決めたシュート、長い距離をドリブルしディフェンダーを振り切り、ロッベン(オランダ)のストップして横の動きでキーパーまでも振り切ってのゴール、ロドリゲス(コロンビア)のトラップしたボールを振り向きざまに決めたボレーシュート、ファン•ペルシー(オランダ)のダイビングループシュート、ダヴィド・ルイス(ブラジル)の揺れながらゴールネットに突き刺した無回転フリーキック、メッシ(アルゼンチン)のエニェアマ(ナイジェリア)を笑うことしかさせなかったフリーキック、スナイデル(オランダ)の名手・オチョア(メキシコ)を棒立ちにさせた渾身のシュート………
 名ゴール集をしてくれないかな。


(ここで力尽きたので、「その2」に続きます)

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