英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

政治資金規正法改正案が衆院を通過(自公維などの賛成多数)

2024-06-06 16:27:06 | 時事
政治資金規正法の改正をめぐり、自民党が公明党と日本維新の会の主張を踏まえて新たに修正した法案は、衆議院本会議で、3党などの賛成多数で可決。法案は7日、参議院で審議入りし今の国会で成立する見通し。

自民党は公明党と日本維新の会の主張を踏まえ党の法案を修正したが……
【改正の骨子】
①「連座制」導入のため収支報告書の「確認書」の作成を議員に義務づける
②パーティー券の購入者を公開する基準額を「20万円を超える」から「5万円を超える」に引き下げる
③党から支給される「政策活動費」について項目ごとの使いみちや支出した年月を開示し10年後に領収書などを公開する


 ①については、明快な連座制(報告書に署名押印)ではなく、「確認書」という形でワンクッションを置くことに胡散臭さを感じる
 ②5万以下という抜け道を作らず、すべて公開すべき
 ③“項目ごとの使いみち”とか”支出した年月”などぼやかさずに、《何に使ったのか?》《何を購入したのか?》を明示すべき。
  “10年後に領収書などを公開”って、ひと月前のことも明らかにしない現状であり、10年も経過したら詳細は明らかにならない。


②のパーティー券の購入者を公開する基準額で、公明党と「10万円」か「5万円」で押し引きしていたが、これも、難航した様子を見せて、国民や党員を納得させるための出来レースに思えてしまう。
日本維新の会が、《政党から議員に支給される「政策活動費(政活費)」の領収書の公開範囲を1件あたり「50万円超」》と記載したことに、反発した。
 維新の幹部は合意する時、しっかり修正案を吟味しなかったのだろうか?甚だ疑問だ!


自民党の山下元法務大臣
「自民党の法案は各党・各会派からの提案を真摯(しんし)に受け止め、事態の再発を防止するとともに政治資金の拠出に関する国民の自発的意思を抑制しないようにしながら、政治活動の自由と政治資金の透明性を確保する内容だ」

“政治資金の拠出に関する国民の自発的意思を抑制しないようにしながら”……この文言は、「今後も政治献金やパーティ券購入をしてください」という意味なのだろうか?
”政治活動の自由と政治資金の透明性を確保”……政治活動は制限されるべきであるし、政治資金の不透明性を確保しただけのように思える
コメント (2)
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