英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2023年度 A級順位戦 7回戦終了

2024-01-20 15:19:10 | 将棋
【7回戦終了時の成績】(5回戦、6回戦、7回戦結果と今後の対戦相手)
豊島九段  6勝1敗(ランク3位) ○佐藤  ○中村  ●広瀬  斎藤  菅井
菅井八段  5勝2敗(ランク6位) ○佐々木 ○斎藤  ●渡辺  佐藤  豊島
渡辺九段  4勝3敗(ランク1位) ○斎藤  ●永瀬  ○菅井  中村  広瀬
永瀬九段  4勝3敗(ランク4位) ○広瀬  ○渡辺  ●稲葉  佐々木 中村
稲葉八段  3勝4敗(ランク7位) ○中村  ●佐々木 ○永瀬  広瀬  佐藤
佐藤天九段 3勝4敗(ランク8位) ●豊島  ○広瀬  ○佐々木 菅井  稲葉
佐々木勇八段3勝4敗(ランク9位) ●菅井  ○稲葉  ●佐藤  永瀬  斎藤
中村太八段 3勝4敗(ランク10位) ●稲葉  ●豊島  ○斎藤  渡辺  永瀬
広瀬九段  2勝5敗(ランク2位) ●永瀬  ●佐藤  ○豊島  稲葉  渡辺
斎藤八段  2勝5敗(ランク5位) ●渡辺  ●菅井  ●中村  豊島  佐々木

 7回戦は、すべて成績下位者が勝ち、混戦の度合いが強くなった。
 とは言え、挑戦権争いは、依然、豊島九段、菅井八段に絞られている(渡辺、永瀬にもわずかに可能性は残されているが)。
 星一つリードしている豊島九段が有利なのは間違いないが、最終局に豊島-菅井戦があるので、菅井八段も自力だ。
 仮に、8回戦で豊島●で菅井○なら、最終局が決定戦となる。(豊島○で菅井●なら、豊島の挑戦権獲得が決まる)
 残留争いは大混戦。3勝以下の6棋士に降級の可能性がある。上表の下位ほど危険度が高いが、現在2勝の広瀬九段と斎藤八段でも、ランクが上位なので、3勝に留まっても残留の可能性(あくまで可能性)があるという微差だ。
 とにかく、1対戦の勝敗が入れ替わると、大きく情勢が変わってしまうので、8回戦が終わらないと全く予想ができない。
 個人的には、8回戦で広瀬九段と斎藤八段が勝利した方が面白い。

 それはそうと、今年度の広瀬、斎藤の不振はどうしたことか?
 昨日の広瀬-豊島戦の広瀬九段は強かった。広瀬九段は残留すると予想。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大相撲雑感  2024初場所6日目まで

2024-01-20 10:24:37 | スポーツ
 【6日目までの成績上位者】
6勝0敗 朝乃山(西6)
5勝1敗 照ノ富士(横綱) 霧島(大関) 琴ノ若(関脇) 王鵬(西11) 琴勝峰(東14) 阿武咲(西14) 大の里(西15)
4勝2敗 豊昇龍(大関) 大栄翔(関脇) 北勝富士(西3) 平戸海(西8) 明生(西9) 隆の勝(東12) 美ノ海(西13)


朝乃山(西6) 6勝0敗
 横綱をも嘱望された元大関なので、本来の姿になっただけ。6枚目の位置なら当然の成績。勝ち星だけでなく、内容も良いので、優勝争いの主役となりそう。ただし、今後、上位との対戦が見込まれるので、そこからが勝負。

照ノ富士(横綱) 5勝1敗
 蹲踞(そんきょ)の時、膝を深く曲げていないのを視ても、完調ではないと考えられる(サポーターで強く固めているせいなのかもしれない)
 前を出ることを心がけており、多少バタつきは見られるが、慌てずに対処している(慌てた若元春戦は苦杯)。地力があるので、故障が悪化しなければ、優勝争いはできそう(ただし、上位陣相手に抗せるだけ回復しているかは不明)
 昨日、拙ブログの「翔猿の“ゆるふん”疑惑」のアクセス数が三桁になったが、これは、照ノ富士-翔猿戦で、照ノ富士が怒りをあらわにした為か。
 翔猿を土俵外に突き出す時、荒く激しい突きだったのと、その後の怒りの表情が凄かった。
 「伸びたまわし 照ノ富士-翔猿 2023大相撲名古屋場所3日目」で、照ノ富士の長期休場の一因となった因縁や、昨日の一番で、立ち合い時の張り手(横綱は“指が目に入って、カッとなってしまった。恥ずかしい”と)や、二度にわたる“けたぐり”(故障している膝への攻撃)などの理由が考えられる。
 ちなみに、翔猿のまわしは、今場所もゆるい。(北青鵬のまわしもゆるい)

霧島(大関) 5勝1敗
 ポテンシャル、巧さ、ピンチの時の相撲の反射神経、精神力など総合力は一番だろう。
 場所の終盤になればなるほど充実してくるので、優勝候補の一番手。ただし、綱取りの重圧もあるのが不安材料。
 正攻法で好きな力士なのだが、最近、張り手が増えてきたのが残念。
 常々感じるのだが、実況アナウンサーが、張り手を“激しい取り口”とプラス評価をする。昨日の霧島-豪ノ山戦、霧島が立ち合い直後の張り手後、充分な体勢を築き、一気に寄り切る快勝した相撲を「厳しい相撲。力の差を見せつけました」と評価。快勝したのは、立ち合いの強烈な張り手が大きな要因。張り手をプラス評価するのは如何なものか?

琴ノ若(関脇) 5勝1敗
 どっしりした相撲で、相手の攻め手にも慌てず対応。前への圧力もあり、安定感は随一。優勝、大関昇進も十分考えられる。

阿武咲(西14) 5勝1敗
 土俵際の詰めが甘く、よく逆転負けを食らっていた阿武咲だが、今場所はよく足が出ている。もともと上位で活躍できる力士で、今場所は楽しみ。

大の里(西15) 5勝1敗
 アマチュア横綱2連覇。5月場所(夏場所)では、幕下10枚目格付出で6勝1敗。翌7月場所(名古屋場所)で東幕下3枚目で4勝3敗で、十両昇進。9月場所(秋場所)で12勝3敗、さらに11月場所(九州場所)でも12勝3敗(優勝決定戦で琴勝峰に敗れる)で入幕を果たす。
 体も大きく前へ出る相撲。今後、上位との相撲が楽しみ。

豊昇龍(大関) 4勝2敗
 4連勝と快調だったが、ここにきて連敗。連勝中も危ない相撲を持ち前の反射神経で逆転という内容。
 場所前に、腰に続いて膝も故障。その割に、動けている。今後、優勝争いのカギを握りそう。

大栄翔(関脇) 4勝2敗
 大関昇進の一番手と言う状態から、先を越されっぱなし。
 押し込むが、躱されたり、バタッと手を突くことが多い。
 押すこと(突くこと)に集中し過ぎて、足が伴わない。足を前に出す、身体全体で押すことを心がけるべきだろう。

明生(西9) 4勝2敗
 下から突き上げる押しが素晴らしい。連敗後4連勝と上り調子。

貴景勝(大関) 2勝2敗2休
 首の故障が悪化し、休場。

高安(小結) 2勝2敗2休
 場所前は絶好調で期待されたが、2日目取組前に腰痛を発症。2日目の敗戦後、休場届。
 意外と早く回復し、6日目から再出場。
 一番優勝してほしい力士。

正代(西4) 3勝3敗
 大関時代は覇気のない相撲を取り続けた。大関陥落後の方が相撲内容は良い。
 もともと地力は十分にあるので、ツボにはまった時は大関以上の強さを発揮する。
 今場所も、正代の交通事故ごとくの災害に遭う成績上位力士が出そうだ。

錦木(西5) 3勝3敗
 前に出る圧力は角界一。
 この力士の圧力に屈してしまう被害者も出てくるかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする