英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルス その118「『緊急事態宣言を出しても、人流はあまり減らないので効果はない』という街角インタビューの意見について」

2021-09-09 16:39:53 | 時事
街角インタビューで「緊急事態宣言を出しても、人流はあまり減らないので効果はない」という意見を、よく耳にする。

 答えているあなたもその一因だよという突っ込みはさておき、
緊急事態宣言の意義(目的)として
 《飲食店やイベントなどで、時短や観客数制限などの要請を出すための法的手続き》があるが、この他に、《感染の防止に必要な協力要請(マスク着用、咳エチケット、手洗い、うがいなどの実施)》《外出の自粛の協力要請》など、国民に感染予防を促す目的もある
 つまり、端的に言えば、「緊急事態宣言を出しても、人流はあまり減らない」というのは、ひとりひとりの感染防止への意識が低いことの表れといえる。

 まあ、これは、菅総理をはじめ行政の発信力が低さに起因していると言えよう
例えば、以下のように呼び掛けてはどうだろうか?
「感染力がより強くなった変異種・デルタ株による感染が拡大している状況である。人流が増えると感染リスク(飛沫や物に付着しているウイルス)も増える。そんな中で、人や物と接触する機会が増える外出は、感染する危険が増す。
 また、無症状の感染者の率が低くなく、無症状者から感染してしまうケースもかなりある。また、自身が無症状の感染者で、他人に感染させてしまう可能性もある。
 そういう危険性を踏まえて、外出は減らすようお願いする」

   ↑
 もっと、説得力のある表現はあると思う

 説得力を増すため、分析して感染者の無症状者の率を示す。
 《世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルス感染者のうち4割ほどが無症状の感染者からうつされている》という情報も提示するのも効果的。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナウイルス その117「『めざまし8』での古市憲寿氏の主張……根拠なしに、なぜ、言い切れる?」

2021-09-09 09:02:33 | 時事
『めざまし8』で、“行動制限の緩和”が議論されていた。

 その中で、古市憲寿氏
《我慢していても、感染拡大が押さえられないこと》が分かったので、行動制限を緩和……」云々を主張していた。


 フランスの事例など、いくつかの事実を挙げて言っていたが、それらから《我慢していても、感染拡大が押さえられないこと》という結論をだすのは、論理の飛躍がある。
 現在、ようやく新規感染が減少傾向になってきているが、それが、緊急事態宣言などの行動制限に因るものなのか、ワクチン接種の効果なのかは分からない(両方の効果だと考えるのが妥当だろう)。
 因みに、わが県の感染者は、県外との往来者由来の感染の率が非常に高かった。
 
 緊急事態宣言を出しても、以前に比べ、人流の抑制などの行動制限効果が低くなっているのは事実だが、では、宣言を出さなかったら、どういう状況になっていたか……悲惨な状況になっていたと考えられるが、古市氏はそう思わないのだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする