1月22日に行われたWリーグ、富士通×シャンソン戦
ここ3週間連続で中継されたWリーグ、先週の試合は録画忘れ、今日の中継は未見。新聞やネットなどの情報はシャットアウト(悲しいことに、バスケットに関しては情報希薄状態なので、気を付ける必要がないかも)しているので、この試合を観終わった時点での情報しかありません。
ゲームは、序盤からシャンソンの激しいディフェンスに手を焼いたものの、徐々に地力を発揮して第3クォーターで逆転した富士通がこのまま順当に勝ち切るかと思われたが、第4クォーターでミスが相次ぎシャンソンの追い上げにあってしまい、辛くも1点差で富士通の辛勝となった。
「今シーズン、1点差ゲームはすべて負けていたので、この試合で1点差を勝つという経験が出来たことは良かった」と岡里ヘッドコーチは語っていたが、顔は引きつっていた。内心はもっと楽に勝てるはずだったという思いがあったのだろう。
ゲームとしてはオフェンスでのミスが目立った凡戦だった。しかし、これは両チームのディフェンスが良かったということの裏返しかもしれない。特に、ゲームを通してシャンソンの足を止めないディフェンスは素晴らしかったと思う。両チームとも、ディフェンスに全力を注いだためオフェンスに余力がなくミスが増え、ディフェンスを破ることができなかったようにも思えた。あと、若干、シャンソン寄りのジャッジが多かったように感じた。
この試合の結果、富士通の決勝トーナメント進出が決定し、これで4チームのトーナメント進出チームが決まり、シャンソンの3シーズン連続でリーグ戦での敗退が決まった。かつてはリーグの盟主とも言えるほどの強さを誇ったシャンソンだが、ここ数年は凋落ぶりが目立つ。好選手の引退や移籍し、新戦力はあまり機能していないのが原因であるが、その戦力以上に成績が振るわないように思う。
その一つの要因として、ポイントガードの不在が挙げられる。
現在、スターティングメンバーや出場時間を見る限り、主要ポイントガードは林選手だと思われる。しかし、残念ながらポイントガードとしては、ほとんど機能していない。
まず、彼女のパスは、パスと言うより「渡す」に近い。ボールを運んで、他の選手に渡して、自分は走り回って、スクリーンを利用してフリーでパスを貰ってシュート、或いは、アシストパスをするというパターンがほとんどである。
しかし、スクリーンプレーがほとんど機能せず、フリーになることは少なく、パスが帰ってくることは半分程度。パスを貰っても、不十分な態勢で、パスを送るのがやっとという状態。時間と体力を浪費しているだけで、シュートクロックはほとんど残っておらず、制限時間ギリギリでボールを持った選手が、切羽詰まったシュートを打つことが多い。
そもそも、彼女がスクリーンを利用してボールを貰う時の態勢が、シュートを打つことが前提のものではなく、貰ってからどうしようか考えるというぐらいのものにしか思えない。
パターン2として、彼女がボールを渡した後、外郭で待機して、ロングシュートを放つというもの。しかし、フリーで貰えることはほとんどない。これは私の主観だが、彼女が完全にフリーになっていても、パスが来ないことが多いような気がする。
スクリーンが機能しないことと併せて考えると、もしかしたら、チームで浮いているんじゃないかと勘ぐってしまう。それはともかく、彼女のプレーに原因があるのか、チーム(コーチ)の戦術(指示)が中途半端なのか?
この二つのパターンを見ると、彼女のプレーはポイントガードというよりはシューティングガードのように思える。しかし、その割にはシュートは上手くない。
あと、彼女のプレーの欠点としては、ほとんどドリブルをしないこと。立ち止まって、或いは、やや下がり気味にドリブルを突いて、パスを回す。時には、両手でのオーバーパスでの鋭いアシストパスを通すが、身長がないのでなかなか難しいプレーになってしまう。
ドリブルをしない、特に、カットインプレーがないので、ディフェンスも的が絞りやすい。カットインシュートまでいかなくても、せめてゴールに切れ込むプレーをするべきであろう。
彼女は、ゲームを通して良く動くが、あまり機能していなく、オフェンスは極端に言えば、4対5で挑んでいるに近い。
チームの不振は彼女だけの責任とは言えないが、彼女をポイントガードとして使うなら、その辺りを修正すべきだと思った。それはこの試合だけでなく、昨シーズンからシャンソンの試合が中継されたすべて(4試合ぐらい)に感じたことである。
ここ3週間連続で中継されたWリーグ、先週の試合は録画忘れ、今日の中継は未見。新聞やネットなどの情報はシャットアウト(悲しいことに、バスケットに関しては情報希薄状態なので、気を付ける必要がないかも)しているので、この試合を観終わった時点での情報しかありません。
ゲームは、序盤からシャンソンの激しいディフェンスに手を焼いたものの、徐々に地力を発揮して第3クォーターで逆転した富士通がこのまま順当に勝ち切るかと思われたが、第4クォーターでミスが相次ぎシャンソンの追い上げにあってしまい、辛くも1点差で富士通の辛勝となった。
「今シーズン、1点差ゲームはすべて負けていたので、この試合で1点差を勝つという経験が出来たことは良かった」と岡里ヘッドコーチは語っていたが、顔は引きつっていた。内心はもっと楽に勝てるはずだったという思いがあったのだろう。
ゲームとしてはオフェンスでのミスが目立った凡戦だった。しかし、これは両チームのディフェンスが良かったということの裏返しかもしれない。特に、ゲームを通してシャンソンの足を止めないディフェンスは素晴らしかったと思う。両チームとも、ディフェンスに全力を注いだためオフェンスに余力がなくミスが増え、ディフェンスを破ることができなかったようにも思えた。あと、若干、シャンソン寄りのジャッジが多かったように感じた。
この試合の結果、富士通の決勝トーナメント進出が決定し、これで4チームのトーナメント進出チームが決まり、シャンソンの3シーズン連続でリーグ戦での敗退が決まった。かつてはリーグの盟主とも言えるほどの強さを誇ったシャンソンだが、ここ数年は凋落ぶりが目立つ。好選手の引退や移籍し、新戦力はあまり機能していないのが原因であるが、その戦力以上に成績が振るわないように思う。
その一つの要因として、ポイントガードの不在が挙げられる。
現在、スターティングメンバーや出場時間を見る限り、主要ポイントガードは林選手だと思われる。しかし、残念ながらポイントガードとしては、ほとんど機能していない。
まず、彼女のパスは、パスと言うより「渡す」に近い。ボールを運んで、他の選手に渡して、自分は走り回って、スクリーンを利用してフリーでパスを貰ってシュート、或いは、アシストパスをするというパターンがほとんどである。
しかし、スクリーンプレーがほとんど機能せず、フリーになることは少なく、パスが帰ってくることは半分程度。パスを貰っても、不十分な態勢で、パスを送るのがやっとという状態。時間と体力を浪費しているだけで、シュートクロックはほとんど残っておらず、制限時間ギリギリでボールを持った選手が、切羽詰まったシュートを打つことが多い。
そもそも、彼女がスクリーンを利用してボールを貰う時の態勢が、シュートを打つことが前提のものではなく、貰ってからどうしようか考えるというぐらいのものにしか思えない。
パターン2として、彼女がボールを渡した後、外郭で待機して、ロングシュートを放つというもの。しかし、フリーで貰えることはほとんどない。これは私の主観だが、彼女が完全にフリーになっていても、パスが来ないことが多いような気がする。
スクリーンが機能しないことと併せて考えると、もしかしたら、チームで浮いているんじゃないかと勘ぐってしまう。それはともかく、彼女のプレーに原因があるのか、チーム(コーチ)の戦術(指示)が中途半端なのか?
この二つのパターンを見ると、彼女のプレーはポイントガードというよりはシューティングガードのように思える。しかし、その割にはシュートは上手くない。
あと、彼女のプレーの欠点としては、ほとんどドリブルをしないこと。立ち止まって、或いは、やや下がり気味にドリブルを突いて、パスを回す。時には、両手でのオーバーパスでの鋭いアシストパスを通すが、身長がないのでなかなか難しいプレーになってしまう。
ドリブルをしない、特に、カットインプレーがないので、ディフェンスも的が絞りやすい。カットインシュートまでいかなくても、せめてゴールに切れ込むプレーをするべきであろう。
彼女は、ゲームを通して良く動くが、あまり機能していなく、オフェンスは極端に言えば、4対5で挑んでいるに近い。
チームの不振は彼女だけの責任とは言えないが、彼女をポイントガードとして使うなら、その辺りを修正すべきだと思った。それはこの試合だけでなく、昨シーズンからシャンソンの試合が中継されたすべて(4試合ぐらい)に感じたことである。