トヨタ×デンソーは、デンソーがディフェンスをマンツーマンからゾーンに切り替えたことがゲームの流れを変えたと言える。かなり、マンツーマンディフェンスに苦しんでいたトヨタだったが、ゾーンに替えられて「楽になった」という感じが強かったと思う。
トヨタの勝因は、何と言っても矢野の活躍である。得点はもちろん、高田に対してしつこいディフェンスで押さえていた。
デンソーの高田も良い選手で、矢野のマークにあいながらも得点を上げるのは流石である。デンソーとしては、高田のマークがきつくなった時、それを補い、得点出来る選手がいなかったこと(途中出場の大沼が頑張っていたが)。
あるいは、ポイントガードの小畑がもっと相手ディフェンスをかきまわすプレーをしてくれれば、高田ももっと楽にプレーができたはず。
とにかく、もう一人、ポイントゲッターがいるか、久手堅タイプの選手がいるか、強力な3ポイントシューターがいるか……あと一枚駒が必要だと感じた。
あと、トヨタは池田が本調子でないのが気になるところである。
JX×富士通は、富士通に充分、勝機があった。
JXの苦戦の因は、けが人が多いこと。具志堅の離脱はもちろんだが、第1戦は故障上がりの大神が精彩を欠いたこと、諏訪も出場1分弱。田中もファールトラブルで出場21分、得点0。ほとんど間宮ひとりに頼ったオフェンスでは、苦しすぎる。
第2戦も第3クォーター途中、37-28とリードし、その後も点を取られたら入れ返し、富士通ペースでゲームを進め、間宮が4つ目のファールを犯したところでは、JXに暗雲が立ち込めた。
しかし、そこから大神、吉田が奮起し、第3クォーター終了時には、43-42と1点差まで追い上げたのは流石で、これが大きかった。
第4クォーターに入り、田中のミドルシュートで逆転。一旦逆転したのが大きく、山本に3ポイントシュートを許すも、大神、田中、吉田が決め、勝負の流れを引き寄せまた。
富士通は、終盤失速、名木が孤軍奮闘する状態になってしまった。三谷、篠原が不調で、控えの木村が頑張ったが、ゲーム中盤から攻撃が停滞気味になってしまった。
この因は、立川選手には申し訳ないが、彼女を中盤から起用し続けたことにあると思う。
彼女は大神に対するディフェンスと、持ち前のスピードで攻撃のテンポを変えるというのが役割だと考えられるが、アシスト能力は低く、カットインなどの局面を打開する能力も乏しく、ロングシュートも確実性が低い。
短時間の起用ならともかく、長時間、彼女を起用することはオフェンスの停滞を招いてしまう。残念ながら、一番の敗因だと思った。
諏訪は腰が痛そうだったし、間宮のファールトラブルもあり、JXは綱渡りの勝利であった。
第3戦は、とにかく、両チームのゴール(ボールではない)に向かう気持ちの差が出た。ジャッジの偏りがあったかどうかはわからないが、フリースローによる得点がJXの23点に対し、富士通は3点と大差がついた。
その分、3ポイントシュートがJXが1-6に対し、富士通が12-32と、3点対36点とこちらも大差だが、確実さでは劣る。
とは言え、これだけ3ポイントを決められると、精神的には痛いと思うが、JXはへこたれなかった。
ゲーム終盤、人が変わったように立川選手が燃えて、ゴールしていたのはちょっと驚いた。
ただ、これだけ決められてしまったのは、ファイナルへの課題ですね。私が思うに、田中選手のディフェンスに問題があるように思う。とにかく、マークしていた選手をすぐフリーにしてしまう。相手チームのスクリーンなどオフェンスシステムによるものでなく、単純にボールだけに目がいき、マークが甘くなることが多かったようだ。
彼女のオフェンス能力は凄い。彼女がデビューしてきた時は、矢野選手の跡継ぎだと思った。故障が痛かったが、彼女の復活は嬉しい。
個人的には、吉田選手が好きである。ルーズボールやリバウンドなど、ボールへの第1歩のスピードが違う。それから、プレー中の視野も広い。
ファイナルですが、キーポイントの選手は、JXは諏訪選手、トヨタは池田選手のような気がします。
トヨタの勝因は、何と言っても矢野の活躍である。得点はもちろん、高田に対してしつこいディフェンスで押さえていた。
デンソーの高田も良い選手で、矢野のマークにあいながらも得点を上げるのは流石である。デンソーとしては、高田のマークがきつくなった時、それを補い、得点出来る選手がいなかったこと(途中出場の大沼が頑張っていたが)。
あるいは、ポイントガードの小畑がもっと相手ディフェンスをかきまわすプレーをしてくれれば、高田ももっと楽にプレーができたはず。
とにかく、もう一人、ポイントゲッターがいるか、久手堅タイプの選手がいるか、強力な3ポイントシューターがいるか……あと一枚駒が必要だと感じた。
あと、トヨタは池田が本調子でないのが気になるところである。
JX×富士通は、富士通に充分、勝機があった。
JXの苦戦の因は、けが人が多いこと。具志堅の離脱はもちろんだが、第1戦は故障上がりの大神が精彩を欠いたこと、諏訪も出場1分弱。田中もファールトラブルで出場21分、得点0。ほとんど間宮ひとりに頼ったオフェンスでは、苦しすぎる。
第2戦も第3クォーター途中、37-28とリードし、その後も点を取られたら入れ返し、富士通ペースでゲームを進め、間宮が4つ目のファールを犯したところでは、JXに暗雲が立ち込めた。
しかし、そこから大神、吉田が奮起し、第3クォーター終了時には、43-42と1点差まで追い上げたのは流石で、これが大きかった。
第4クォーターに入り、田中のミドルシュートで逆転。一旦逆転したのが大きく、山本に3ポイントシュートを許すも、大神、田中、吉田が決め、勝負の流れを引き寄せまた。
富士通は、終盤失速、名木が孤軍奮闘する状態になってしまった。三谷、篠原が不調で、控えの木村が頑張ったが、ゲーム中盤から攻撃が停滞気味になってしまった。
この因は、立川選手には申し訳ないが、彼女を中盤から起用し続けたことにあると思う。
彼女は大神に対するディフェンスと、持ち前のスピードで攻撃のテンポを変えるというのが役割だと考えられるが、アシスト能力は低く、カットインなどの局面を打開する能力も乏しく、ロングシュートも確実性が低い。
短時間の起用ならともかく、長時間、彼女を起用することはオフェンスの停滞を招いてしまう。残念ながら、一番の敗因だと思った。
諏訪は腰が痛そうだったし、間宮のファールトラブルもあり、JXは綱渡りの勝利であった。
第3戦は、とにかく、両チームのゴール(ボールではない)に向かう気持ちの差が出た。ジャッジの偏りがあったかどうかはわからないが、フリースローによる得点がJXの23点に対し、富士通は3点と大差がついた。
その分、3ポイントシュートがJXが1-6に対し、富士通が12-32と、3点対36点とこちらも大差だが、確実さでは劣る。
とは言え、これだけ3ポイントを決められると、精神的には痛いと思うが、JXはへこたれなかった。
ゲーム終盤、人が変わったように立川選手が燃えて、ゴールしていたのはちょっと驚いた。
ただ、これだけ決められてしまったのは、ファイナルへの課題ですね。私が思うに、田中選手のディフェンスに問題があるように思う。とにかく、マークしていた選手をすぐフリーにしてしまう。相手チームのスクリーンなどオフェンスシステムによるものでなく、単純にボールだけに目がいき、マークが甘くなることが多かったようだ。
彼女のオフェンス能力は凄い。彼女がデビューしてきた時は、矢野選手の跡継ぎだと思った。故障が痛かったが、彼女の復活は嬉しい。
個人的には、吉田選手が好きである。ルーズボールやリバウンドなど、ボールへの第1歩のスピードが違う。それから、プレー中の視野も広い。
ファイナルですが、キーポイントの選手は、JXは諏訪選手、トヨタは池田選手のような気がします。