英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

気象庁さん、暖冬って言ってたよね

2010-01-06 17:58:30 | 気象
 「新年早々、いちゃもんかよ」 
 という気もしますが、「旬のネタで、機を逃すのも冴えない」ということで、ご了承ください。

 この冬は、昨年12月15日ごろから寒気が南下して、寒い日が続いています。福井では12月18日から5日間ほど、31日の大晦日に20cmぐらい降りその後雪模様の日が続き、そして今日(6日)に10cm~20cm降りここ数日雪模様の日が続くと予想されています。
 確か、長期予報(季節予報)で、「暖冬」と言っていたはず。とても暖冬とは思えません。で、12月20日ごろに疑問に思い、気象庁のホームページをのぞいてみると、「12月は平年より寒いが、1月2月は平年より暖かい」という趣旨の予報が出ていたと記憶しています。
 12月については、当初から低めの予報だったのか、変更されたのか、わかりません。

 雪の降り方は、風向き等、ちょっとした条件で変動しますし、太平洋側では尺度にならない要素です。
 で、気温(1日の平均気温)について検証してみます。
 確かに12月の前半は非常に暖かかったです。寒気がほとんど南下せず、14日までは1日の平均気温は8~9℃で推移し、最高気温もほぼ毎日10℃をこえ13~15℃辺りまで上がる日が多かったです。
 ところが、寒気が南下し始めた15日からは1日の平均気温は、
4.5℃ 4.2 2.3 1.6 1.2 1.8 1.4 2.1 4.0 3.0 3.5 5.4 3.6 4.1 3.3 5.3 1.5
 1月に入って、 2.7 2.4 1.6 3.7 3.3
 と推移しています。
 また、最高気温は
7.8℃ 5.7 4.0 3.8 3.9 3.8 4.7 3.6 7.2 7.3 10.2 9.8 7.7 7.2 6.4 10.3 4.6
 1月に入って  4.5 5.0 3.7 9.1 9.7
 と推移しています。

 1日の平均気温は12月下旬約5℃→1月上旬3.5℃、最高気温は8℃→6.5℃と推移するするので、クリスマス前後と30日がやや暖かかったですが、寒い日が続いたと言えます。
 全国的にも同様な傾向だと推測できますが、気象庁のホームページに便利なデータがありました。



 これは最近30日間(12月7日~1月5日)の1日の平均気温の平年値との比較です。暖色が暖かかった、寒色が寒かったことを示します。
 日本海側と西日本がやや寒く、関東から東海道、関西にかけてと北海道が暖かかったことを示しています。これは、(12月6日まではデータに含みませんが)12月前半が暖かかったため、こういうデータ(それほど寒くなかった)が出ています。

 なので、ここ20日間に絞ってみます。



 関東地方と北海道がやや暖かかったようですが、全国的に低音傾向だったことが顕著になっています。


 さて、今後の季節予報も出ていたので、それについても書き記しておきます。



 これは1月2日~2月1日までの気温の傾向を予報したものです(平年より平均気温が低くなる確率が高ければ寒色、高くなる確率が高いと暖色)。
 これを見ますと、北海道は平年に比べてやや高めですが、南西に行くほど寒い傾向が強いようで、全国的には「平年より寒い」と見ていいようです。
 確か、1月は「やや暖かい」だったはず……


 次は3ヶ月予報です。



 1~3月の予報ですが、これは逆に暖冬傾向を示しています。しかも、西日本ほどその傾向が強いです。
 週間予報では寒気は今日がピークですが、低温傾向はしばらく少なくとも13日目では続くようです。今後、盛り返して春にはこの冬は「暖冬だった」と振り返ることになるのでしょうか?
 それとも、1月末ぐらいに予報の変更をすることになるのでしょうか?
コメント (4)
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