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島旅 2013 その3 長島@岡山県

2013年03月19日 | 旅行

島旅シリーズ続きます。 

今年も瀬戸内国際芸術祭が香川の島嶼部で開催されますねー。

小生楽しみでとりあえず公式攻略本を買ってみました。

 

今年は西讃の島でも作品を展示する予定でだいぶ行動範囲が増えてしまいますね。。

明日 3月20日からの開催です!!

 

中島の待合室にて

脱退前のメンバーやね。

やっぱまゆりんよねー と思いながら見るオサン。。

今年の小生のテーマは「島キュン」かなと

 

 

と、昨年のネタなのですが岡山の長島に行って参りました。

長島と言えばハンセン病療養所があることで有名なのですが

小生念願の訪問となりました。

 

 

その前にふらっと邑久の竹久夢二の生家へ。。

美人画で有名な夢二。  大正ロマンあふれる画家ですよね。

夢二美術館は岡山市内の後楽園の近くにあるので興味がある方は

両方訪れたらいいかもしれません。

 

生家

 

 

 

夢二美術館分館も兼ねていて、夢二に関する多くの史料が飾られておりました。

夢二の作品まとめ

 

夢二が描く女性はほんと儚いですよね。 

当時の女性はこんな上品な方が多かったのでせうか?(これ以上は小生語らず

 

 

 

 

夢二は非常に繊細、悪く言へば神経質なのかなと

思ひながら、見てゐました。。

 

その後はさらに海沿いを東へ。

学生時代よくドライブをした道でもあります。

 

 

ついに長島へ。

大学生時代(1995年頃)にこの長島にハンセン病療養所があるのを知らずに 

立ち入ろうとして詰所で用もなく立ち入ることが出来ないことを知ります。

まだらい予防法が廃止されてなかった時分の話。。。

 

その後大学図書館でハンセン病に関する本、論文、手記を読みあさり

ハンセン病の病態や、入所されてた方の想像を絶する苦労を知ることとなります。

 

一度は訪れてみたいと思ってはいたのですが岡山を離れてはや10数年

やっとの訪問となりました。

 

邑久長島大橋

1988年に開通し、人間回復の橋と言われています。

 

ハンセン病(ライ病):らい菌による感染症であり、抗生物質の登場で

現在は日本国内ではほぼ撲滅できています。

国の隔離計画によって数多くの国立療養所が建てられ、山中や孤島に

患者さんが隔離されることとなりました。

現在は13の国立療養所、1つの私立療養所があり、瀬戸内海には

3つの療養所が存在しています。

 

岡山の長島には二つの療養所があり、一つは邑久光明園、もう一つは長島愛生園。

後は香川にある大島青松園ですね。

 

邑久光明園

 

療養所は病院(診療棟、病棟、医局)と入所施設、商店がまとまって点在していました。

 

資料館は残念ながら閉館されておりました。

 

さらに島の奥へ

 

 

 

愛生園が見えてきました。

 

愛生園の方がはるかに規模が大きく、住居施設が4つに分けられておりました。

 

歴史館

ここでスタッフの方にハンセン病の歴史、施設に関する説明してもらいました。

 

 

 

 

館内のステンドグラス

 

後は島内を散策することに。

島内の方は優しいお年寄りが多く、小生が訪れても

何一つ嫌な顔をせずに挨拶をして頂きました。

 

 

高校跡

 

ハンセン病に感染してしまうと強制的に療養所に入所させられ、家族は

周りの住民からひどい差別を受けたそうです。遺伝病と考えられてた

時代もあり、出産も出来ず、偽名を使った入所者の方もいたそうです。

 

またらい予防法が廃止された後になっても、地元に帰りたくても

未だ身体や経済的問題から帰れない方が数多くおられたのも事実です。

 

 

施設内の教会

 

国が「らい予防法」を制定したのが1953年、廃止は1996年

違憲と国が認めたのは2001年

数多くの患者さんが苦しみ、今もなお全国に3000人もの入所者の方が

おられるということです。

 

いろいろと考えさせられる長島訪問でした。。

 

 

 


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