先日 米FRB議長イエレンさんが議会で オピオイド系の鎮痛剤の乱用が 労働市場をむしばんでいる 特に歴史的な低失業率の中で 働き盛りの就業を阻んでいて 問題だと いっていた。
オピオイドとは 聞いたことがなかったので調べてみると、ケシの実から採れるアヘンに反応してくっ付く 我々の体内 脳、脊髄、神経にあるもので、このオピオイドに相性のいい アヘンの化合物を オピオイドになじむ鎮痛剤、神経剤といい 略して オピオイドというらしい。要は、ヘロイン、モルヒネ、フェンタニルなどの麻薬性鎮痛薬の総称で、長期に使うと中毒になるもののよう。
米国では 7000万人が慢性痛を持っていて 1990年ごろから この慢性痛にオピオイドが広く処方されるようになり、結果として 2015年で 270万人が乱用者となってしまったらしい。 乱用者には失業者に多く(就業者の2倍)労働就業率の障壁となっている という。
日本の場合は 労組や労働基準法などが機能していて 無理な肉体労働は 背部痛や腰痛は 米国ほど酷くなく 多くない環境にあることと、米国ほど ペイン・クリニックが進んでないことと、薬事法で オピオイド系鎮痛剤の使用が厳しく制限されていることなどで、オピオイド中毒問題はあまり大きくなるとは思いませんが、中韓台露からの麻薬の密輸は 観光などの人の交流で 今後ますます増え その分中毒患者も増えるでしょう。
アルコールやニコチンの依存症になったか なりかけた経験者は 中毒症になり易いという。これ以上 日本の労働人口が 働き盛りの人たちが 減ってしまったら、アメリカどころの問題ではなくなります。気を付けましょう。
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