キクイモモドキ。キクイモに似ているというネーミングです。
「もどき」とは似せて作ったまがいものという意味ですが、非難を込めた言葉です。
日本の戦後の経済発展は、米国の製品を安くまねて作ったものを輸出したことに始まり、品質管理なども米国の考え方を改良して製品の質の向上を図り輸出を拡大したところが大きいものでした。即ち、米国の製品と管理手法「もどき」を実践する一方、製造現場の改善熱意やチームワークの良さによる経済発展でした。
日本の高度成長期には、マレーシアがルックイースト政策と称して日本の労働倫理や管理を手本「もどき」にし、マレー人、中国系、インド系の人種間の労働問題を乗り越えました。中韓は日本の製鉄・造船・自動車・新幹線・半導体の製造「もどき」で経済発展を遂げました。最近ではマジンガーZやウルトラマンの「もどき」ものまでが中国に散見されるとのこと。いうなれば日本の戦後の経済発展モデルそのものが中韓の経済「もどき」になっているのでしょう。
ということは「もどき」を超える必要のある日本は、中韓の先頭に立って「独創」「創造」に励まなければならないということでしょう。「独創」「創造」には、異なる意見を取り入れる柔軟な思考力が必要ですので、「もどき」を超えるには人材、AIより頭脳、でしょうから官民の組織は、採用・教育・昇進の早急なそして大幅な見直しが不可欠というような気がします。
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