訪日外国人数は 年々増えてきており、観光庁(訪日者数の8割強が観光客)は、今年は19百万人に上ると予想しているようです。
ただ 観光客数の世界のベスト 7は、フランスの 84百万人、米国の 75百万、スペインの 65百万、中国 55百万、イタリア 50百万、トルコ 40百万、ドイツ 33百万人で、日本は 22位(2014年ベース)とのこと。また、先進国 GDPに占める観光業の比率は 9%なのに対し日本は 2%。目指すは 19、20百万人の観光客といってもまだまだです。
2015年 10月までの統計によると、訪日者数の国別は、中国 26%、韓国 20%、台湾 19%、香港 7.5%、米国 5%、タイ 4%、豪州 2%で、伸び率の多い順は、中国、香港、ベトナム、フィリピン、韓国、シンガポール、台湾の順だそうです。
日本観光目的は、飲食 77%、ショッピング 58%、観光 50%、シティ-ウォーク 43%で、タイ人は日本の四季の体験を、欧米諸国の方は日本文化の体験が多く、何となく日本人として誇らしいが、中・韓・香港人は もっぱら飲食とショッピングだという。
観光客の多くが、そしてその数が伸びているのが近隣国から方々で、目的が 和食や日本酒にショッピングとなれば、円の為替レート次第ではその数は急変しそうです?
中・韓・香港人は なぜ 観光に興味を示さないのか?
彼らの反日本政策や教育が関わって 日本の文化には拒否反応があるのでしょうが、それ以外に、江戸時代の旅が、鎖国や関所・通行手形など交通規制諸政策のせいで、多くは講などを通じてなされる団体、参拝旅行がメインだった故といわれている。それは観光地側は、団体客、特定時期での対応で事足りたとして、恒久的な観光地としての設備投資や文化財の保護などをないがしろに、出し物や 今でいうゆるキャラなどの その場限りの看板もので 済ませていたからだといわれている。貧弱な観光地での対応も、中・韓からの旅行客人には、薄く 感じられるのでしょう。
国連の調査では 世界の観光客数は 11億人(2013年)から 30億人(2030年)になるそうです。日のいずる国は東の端で 交通の便で、地理的には不利だが、LCC もますます発展するだろうし、観光資産の整備次第では 為替の変動いかんよらない、観光客を伸ばせるでしょう。政府の目標値以上で…