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さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

メルボルン12月

2006-12-10 14:18:02 | ポストカード
お元気ですか

異国の見聞と
オーストラリアを訪ね
今 メルボルンに来ていますが
驚きの連続です

空港に着くと
肌を刺すようなす紫外線に先ず驚きました
日除け用の帽子を探しに
マーケットへ行くと
野菜や果物の大きさに驚きです
市の四分の一が公園だそうです
東京とはかなり違います

オーストラリアは
海面が今より200mほど低かった
4万年前に
陸続きであったニューギニヤ等から
原住民 アボリジニが移り住んだのが
始まりといわれています

2万年前に海面が上昇し
オーストラリア大陸は分断され
農耕文化は伝わらず
数千年にわたり
狩猟・採集だけによる生活が続いたという

1770年にタヒチ・ニュージーランドを調査していた
英国人ジェームズ・クックが上陸し
英国王室の領有地と宣言したという
<独り言:先住民には言葉は通じなかったはずなのに誰に領地宣言をしたのでしょう?>

1788年に英国海兵隊と流刑囚総勢770人が上陸し
以後 先住民アボリジニはオーストラリアの不法占拠者となり
白人による歴史が始まった

1851年に金鉱が発見され
40万人だった人口が10年で115万人へと発展

白人による国家建設
白豪主義を掲げ
1914年に第一次世界大戦に参戦し
勝利に貢献したとして国際連盟に加盟
独立国として認められた
歴史を持つ

日本とは
表面の友好的関係とは裏腹に
第二次大戦中に日本軍に
本土を攻撃されたことや
シドニー湾でフェリーを沈められたことが
未だに残っており
また戦後の
企業の著しい経済進出が
白豪主義への挑戦としてとらえられ
必ずしもよくはない

明るく大きなオーストラリア
まだまだ
白人の国のようですね
驚きでした

ではまた
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クレオパトラ9月

2006-09-12 14:08:02 | ポストカード
お元気ですか
今日も大英博物館へ行って来ました
歩き回っていると
あの
パスカルも認めた
クレオパトラの美貌?鼻の高さ?
にぶつかりました
「彼女のどこが男を惑わしたのか?」と
見とれて過ごしました。

通説は
彼女は普通で
言われているほどの美人ではなかった
気品と教養それに話し方と語学に才能があった
ですが
シーザーもアントニオも死の際まで
クレオパトラを愛したことからすると...
そしてまた
石像の様からもなんとなく感じますが...
美や知を超えた
ひたむきさ プラス思考 意志の力が女王に備わっていて
これが武将を惹きつけ続けた
と感じました。

貴兄はどう感じられますか?
ではまた
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パブ9月

2006-09-12 10:56:24 | ポストカード
お元気ですか
ロンドンでは毎日何を食べるかが大問題です
食通ではありませんが
洋食に限らずイタメシから中華料理まで
美味くない
高級中華や和食店でも
「この程度でこの値段?」とがっかりする。

何故?
一説には英国人の味覚が鈍いためとあります
舌の味蕾が少ないとするもので
美味しいものを食べたいという要求レベルが低いとする説です
他には調理方法に因るとする説があります
英国人は下味を付けないとするもので
味付けは調理後か
食事を摂る人が付けるものとし味付けをしないとする説です
知人は調理説は当たらないと言ってましたが
フィッシュ&チップスにかけるソースや塩の量を見ると
調理方法が理由のように思えます。

英国人10人の若者に「何処が一番好きか」と質問すると9人は「パブ」と答えるそうです
若者は16歳で親元から独立するので
パブは世間一般の生活情報の収集場として機能しているのでしょう
また概して議論・話好きですから
知人・友人らと何時間も過ごすも珍しくないのでしょう
パブでは摘みだけでなく軽食も提供しています。

数あるお客に鍛えられているのでしょう
ロンドンでの食事はパブがお奨めです
カレー味のエッグヌードル 
ビーフにフライドチキンも合格でした
でも安全のため
お醤油は持参しましょう
ではまた
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大英博物館9月

2006-09-11 14:31:52 | ポストカード
お元気ですか
今日は
大英博物館の古代エジプトを見てきました
王様や司祭らの権威を現した
石彫りのライオンに豹
また 雄牛は大きかった
ミイラとピラミッドに色々と教わりました。

ピラミッドの中にあったミイラは
大概は今から4、5千年前の人のもので
布でカチカチに巻かれていました
<こんなにガチガチでは映画に出てくるミイラのようには歩けませんね ホッとしました>
亡骸をミイラとして残したのは
司祭の先導も強かったのでしょうが人々が不滅の霊魂を信じ
霊魂はいつかは死体に戻り
生体へと甦ると信じていたからのようです
お墓には死者の書がミイラと一緒に納められていました
死者の書には
死者の心臓が秤にかけられ
正しい人間かどうかが調べられ
正しい人間は極楽へ
悪い人間は地獄へと向うという
死後の世界が描かれています
<霊魂や死後の裁判を信じる世界がまだ残っているとは思えませんが...どうでしょう?>
パンフレットに
ピラミッドを作った労働者は
奴隷ではなく賃金労働者であったこと
この公共事業的なピラミッドの建設によって王国の富が
一般国民に回りまわって
ひいては社会・経済システムを回転させ
エジプトの王制を長く存続させたとありました
ピラミッドとミイラは古代のロマンとして一緒くたに考えていましたが
<公共事業の有意義さという意味でピラミッドは現代に受け継がれているようですので>別々に考えた方が分かりやすいですね。

ちなみに
エジプト王制を滅ぼしたのは
死後の霊魂を司るとされた司祭を頂点とする官僚・特権階級で
彼らの前例主義の政治が社会や自然の変化に対応出来ず
国民から遊離し
自滅したとありました。

エジプト文明は色々なことを伝え教えているのですね
博物館を再認識しました
ではまた
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ロンドン・アイ9月

2006-09-10 15:18:36 | ポストカード
お元気ですか
今日はロンドン・アイからです
以前は人でごった返していたこの大観覧車も
今ではゆっくり静かに全ロンドンを見渡せる
素敵な乗り物となりました。

東京の一極集中/慢性的な交通渋滞等などは
このロンドンを手本にしたのでしょうか?
上空から見る街中の忙しないところは
東京そっくりです...
「今後とも東京は そして日本は
この町 この英国の後を追って行くのだろうか」
ゴンドラの中での思いを綴ります。

ロンドンは
貴族の町とシティーを代表とする商人の町とに別れて発展し
今もって夫々に市長がいることを今回始めて知りました
秋篠宮家親王誕生で日本中は沸き返りましたが 
英王室はグレーター・ロンドンに広大な土地を所有し
経済的に独立していることから
庶民の王室に対する感情は日本とは異なるものがあります
ロンドンには
そしてこの英国には未だに階級社会とそれを守り受け継ぐシステムが働いているのです

資本主義は持てる者と持てない者とをつくりますが
英国の場合は植民地統治が長かったせいでかなりの富が蓄えられ
この富が多くの持てる者を国内に輩出させ
この資産を永続させるシステムを早くから
政治・経済・社会・文化・教育・法律分野に定着させました
階級社会から逃げ出し階層無き国を作ろうと人々を
米国に向かわせたほどに強固なシステムでした
英国庶民にとって政財界・法曹界で活躍することはまれで
たまにあっても一代限りであり
子孫は元の階級からの出直しとなる
教育課程を経て16歳で社会に出て
代々同じ職業人生をおくるのが一般的で
勉強を続けて大学教授や医者になっても大概は
家が買えないほどの給与レベルに終わるようです
ミュージカル マイ・フェア・レディは
下層階級の花売り娘が上流社会に入る出世物語で
ありえない話であるから
英国では庶民にも上流社会にも受けている
支配・上層階級は
墓場から揺りかごまでと下層階級にそれなりの生活保障する一方で
各国からの移民の受け入れで
移民と庶民との間の緊張関係を作り
庶民階級からの階級闘争エネルギーを吸い取っている...
このような社会をマルクスは正したいと考え
夏目漱石は窮屈に感じた。

ロンドンは
多くの人種が世界各国から集まっている
移民のベスト人生パターンはロンドン→NY→スイスと言われるがそれでも移民の子息らはアングロサクソン系を押しのけて
ここロンドンで各界のトップに多々躍り出ている
さまざまな人種で構成される社会は変化に負けない力を持つという
国際社会での英国の強かさの源の一つは確かに移民であろう。

持てる者と持てない者の階層社会にある
安堵感と停滞感
移民社会にある
ボトムアップ活力と治安の悪化
英国はこの微妙なバランスの上に立っている
徹底した自己主張・演説・討論を上層教育の柱にする英国ならではの綱捌きだ。

格差の拡大と移民問題を抱える日本は
英国を手本に出来るだろうか?
日本の発展の可能性とその危うさを
ロンドン上空から
このロンドン・アイから垣間見ました。
ではまた
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ワイキキ・ビーチ7月

2006-07-30 23:15:07 | ポストカード
お元気ですか
久しぶりに砂浜に出かけました 若い人たちは素潜りや波乗りのビーチへ出かけているのでしょうか、あまり見かけず、ワイキキはさながらファミリー専用の海水浴場でした ホテルも直ぐそばにあり、時間を気にせずにのんびり過ごせるビーチでした。

「のんびりするためハワイに来たはずなのに」浜には日本人は殆ど見かけませんでした。「紫外線は体に悪い 皮膚がん・白内障の原因です」が徹底しているのでしょうか。一昔前には「出来るだけ太陽を浴びなさい ビタミンD不足で、くる病になります」「日焼けは健康美」といわれていたのに様変わりです。日本人の「極端に走る傾向」をここでも垣間見たような気がしました サングラスをかけ日焼けクリームを塗れば大丈夫なのに...

帰国後、旅行社のアンケートに、ハワイ旅行参加者には日焼けクリームのギヴ・アウェイがよい、と書いてみよう。
ではまた
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レアヒ展望台7月

2006-07-30 09:15:41 | ポストカード
お元気ですか
今日はダイヤモンド・ヘッドに登りました 駐車場から徒歩40分、海抜230mですから、人によっては散歩道の延長のようなものでしょうが、体重のせいでしょう、特に第二階段の99段はきつかったです レアヒはハワイ語で鮪の頭そうです そういえばダイアモンド・ヘッドは鮪の頭に似てなくもありませんね。 

鮪の頭からの眺望は汗をかいて登った甲斐がありました 雲が手のひらのように街を上から包んで「祝福あれ」といっているようで、「そうなんだ」と何か分かったような、いい気分になりました。

各地で、民族・価値観の違いから諍いが起きていますが...この狭い島々には現地の方のほか白人、アジア日系・比律賓・中国・韓国人、ポリネシア人等など多種・異種の生活風習・文化・価値が近接・混在しているにもかかわらず、上手に、仲良く楽園を作り上げています 「楽園は努力すればなるもの」とレアヒの展望台で聞いたような気がしました。残念ながら今日はガヴァ・ジュースですから 酔ってません 念のため
ではまた
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ハワイ7月

2006-07-29 09:27:56 | ポストカード
お元気ですか
オアフ島にいます ワイキキ・ビーチにダイヤモンド・ヘッドと定番の光景ですが、海と空の青が好きです 吸い寄せられるようで... 暫く見つめていると「グラッ」とするほどです 

この写真も傾いていますね 思ったよりひどい?「病気かな」 近くのコーヒーショップでマリーというブランドのビールを頼んだらカクテル・マルガリータを持ってきた ニコッとしたら お代わりを持ってきた 「酔っていたのかな」

マカダミヤンナッツも好きだ ビールのつまみのベスト3に入る ハワイ名物のこのナッツは英国植物学者のマカダミヤン氏がアフリカから持ち込んだもので自生植物ではないようです 実の生る木は枝が低いので実を拾う作業は大変な重労働 また、オーブンで焼くと75度で1日半掛かるという高価なものです お土産に買って帰ります 大丈夫 一番安いスーパー・WAL MARTで買って行きますから 楽しみにしていてください
ではまた
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ビクトリア7月

2006-07-28 17:38:57 | ポストカード
お元気ですか
滞在しているビクトリア市の中心街の公園で見つけた花壇です カラーフルな取り合わせに惹かれました 好いでしょう。

ビクトリア市はバンクーバー島の南端にあり、人口は35万人程でブリティッシュ・コロンビヤ州の州都です 英国ビクトリア女王に因んでつけた地名からも分かるように 二階建てバスが走り、クリケットが盛んで、アフタヌーン・ティーの習慣が残っている英国色の強い街ですが、降雨量はバンクーバーの半分以下と少なく明るい街です。

中国人、印度人移民も結構、街中のお店屋さんで、見かけます 欧豪州からのみならず他大陸からの移民にも寛容なカナダ このカラーフルさも街を明るくしているように感じました。
ではまた
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ブッチャート・ガーデンズ7月

2006-07-28 09:11:12 | ポストカード
お元気ですか
今日はバンクーバーからフェリーに乗ってバンクーバー島のブッチャート・ガーデンズを見て来ました どこの家庭にでも植えられている草花のガーデンでしたが、どの花も生き生きしていて、見学者に生気を発散していました 貴殿の言う通り、毎年来てもいいところと思いました。

ブッチャート・ガーデンズは、夫のセメント工場の石灰岩採掘跡地に、夫人が「空き地のままではもったいない」と花を植え始めたのがはじまりで、1904年来、年々拡大し、20haもの庭となったものです 見晴らしのよい庭、数多くの品種が植えられている薔薇園、太鼓橋の日本庭園、パティオ風のイタリア庭園などのセクションもあり、見学者を飽きさせない工夫もありましたが、特徴はなんと言っても、花々の彩りが鮮やかで豊かである点と花壇が概して街角の一般家庭で見られるもののようで親近感を感じさせるところですね。

ブッチャート・ガーデンズは、総勢150人程の方で庭を手入れしていますがその3分の2はこの地域のボランティアの方だそうです。「何故こんなに多くのボランティアが集るのだろうか?」 年間100万人近い見学者の莫大な入場料利益の殆どを地域社会の子供たちへの育英活動や社会奉仕活動資金に寄付しているといいます。この寄付に応えるかたちで、ブッチャートガーデンズの手助けに人々が集るのだそうです。ブッチャート・ガーデンズのすばらしいところ、家庭的な雰囲気、気持ちのこもった草花の手入れは運営者とここに働く方々の心が支えていたのですね。お金の流れというより、心の流れに感動した観光でした。

ビクトリア市は、今、至るところで花が咲き乱れています ガーデン・シティという表現の方がぴったりです 本当に素敵なところでした。
ではまた
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