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さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

キャッシュレス社会へ…

2018-02-21 12:06:37 | 抜き書き


<現金を使わない「キャッシュレス」が最も進んだ国と言われるスウェーデン。・・・・スウェーデンの現金流通量は、対 GDP比で 1.4%(2016年)。アメリカの 7.8%、ユーロ圏の 10.7%、さらに日本の 19.9%と比べると、その差は歴然です。ストックホルム市の中心部を歩いてみると、早速、家電量販店の入り口に「現金は受け取りません」の文字。パン屋には「ノーキャッシュ(現金おことわり)」の表示。このパン屋が現金の受け取りをやめたのは、およそ1年前。店員の男性に聞くと「安全面の理由が第一。強盗などが入っても大丈夫ですし、現金は数えなくてはならない」と話していました。商業ビルのトイレにも驚かされました。欧米では有料の公衆トイレが多いのですが、このトイレにはカードの読み取り端末が置かれているだけ。現金を受け取る人も回収する箱も要らないので効率的ではありますが、もし、手元に現金しかなかったら…。街なかを歩く人たちに財布を見せてもらうと、実際、多くの人が現金を持っていません。ある男性の財布とスマホにあったのは、自国通貨の「クローナ」ではなく「ユーロ」だけ。旅先で必要になることはあっても、ふだんの暮らしに現金は一切不要というわけです。ほかの人たちも「現金は下ろすのが面倒」「現金しか使えない店は、ほとんどないから困らない」と話していました。>2018年 2月 21日 NHK news web 山田裕規記より抜粋

注)スウェーデンは EU 加盟国ですが、ユーロではなくスウェーデン・クローナが流通しています( 1クローナは約 13.3円)。 2003年 9月に EU 通貨ユーロ参加の是非について国民投票が行われましたが否決されました。


<スウェーデンのキャッシュレス化:  現在スウェーデンは電子決済による取引の普及が著しく、完全キャッシュレス化に向かっており、世界一キャッシュレス化が進んでいる国として知られている。2012年にサービスを開始したスマートホンアプリ(Swish)による決済は、2015 年 12月の取引件数が 1000万回を超え 2017年時点ではスウェーデン国民の半数以上が利用していると言われる。

・鉄道やバスなど交通機関の券売機はカード専用で現金が使えない
・一般的な店での少額の買い物(飲食店や屋台のような店なども含む)でも、電子決済専用で現金が使えないことが一般化している
・教会でのお布施集めや子供の小遣いさえも電子マネーで支払う
・スウェーデンにある銀行店舗の半数以上が現金を取り扱わず、ATM の撤去も進んでいる
・現在の学生など若い世代では、全て電子取引で一切現金を使ったことがないまま育った人が大半
このように、市場はデビットカードやクレジットカード、電子マネーといった電子商取引が流通を支配する中、現金の地位は既に低下しており、現金そのものの廃止まで議論されるほどである。2016年現在、スウェーデンで発生した取引の 98%までが現金を用いない電子決済による取引で、現金の流通は観光客や年配の世代など僅少となっている。その要因として、現金決済には上限額が法律で決められていることや、現金取扱いのコスト削減、犯罪対策などが挙げられる。 逆にキャッシュレス化で不便な思いをした人々のキャッシュレス化反対運動も存在している。キャッシュレス化によって銀行強盗や路上強盗が減った代わりに詐欺が倍増していること、金融業界へのサイバー攻撃による利用者の不利益を挙げ、急速なキャッシュレス化に反対と 主張している。また、銀行に現金サービスの提供を義務付ける法案の議会提出も検討されている。 その他、デンマーク、ノルウェー、アイスランド、フィンランドといった北欧諸国で同様にキャッシュレス化が著しい傾向にある。>ウィキペディア スウェーデン・クローナより抜粋・編集


日本もそのうちジワジワと(日本は 現金を持ち歩いても安全だし、小規模のお店は家族経営が多く また現金の取り扱いの方が eデータ読み取り機器や手数料などの 経費は掛からないので ジワジワでしょう)キャッシュレスは進むでしょう。

私ごとですが、電車は回数券を買った方がスイカよりお得と スイカはあまり使いませんでしたが、スイカの残金が1000円を切ると自動振り込みされるものを持ってからは 全てスイカとなりました。人間 不精に出来ているのでしょう。ネットショッピングも始めのうちは カード決済は危ないと コンビニ決済や代金引換を使いましたが、口座を 残金をあまりおかないカード決済口座と 貯蓄口座とを分けてからは 全てカード決済としました。カード決済はその都度のメールで確認さえすれば、簡単だから…

スーパーも 現金決済が主で/カード決済にもたもたするところから、カード決済専用レジのあるスーパーへ今切り替え中です。レジ係りを選ばなくてもいい/煩わしさからの解放です…

次は カード決済からスマホ決済かなー
キャッシュレスの決済では すぐに気が大きくなる方なので 使いすぎに注意してます。アルツハイマーにはなれません…
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選挙介入…

2018-02-18 10:50:40 | 抜き書き


<モラー米特別検察官は 16日、2016 年の大統領選挙でトランプ陣営が有利になるよう、ソーシャルメディア上で偽アカウントを運用するなど、組織ぐるみで広範囲に及ぶ選挙干渉を働いたとして、ロシアの個人 13 人および企業3社を訴追したと発表した。この捜査でロシアの個人や企業が刑事訴追されるのはこれが初めて。 起訴状によればロシアの組織、インターネット・リサーチ・エージェンシーならびに被告らは、2014 年に米選挙干渉の活動を開始。被告らは偽のアカウントを使ったソーシャルメディアで情報を流したほか、政治集会を開催、トランプ陣営とつながりのある「事情を知らない複数の個人」と接触したという。目的はトランプ氏の当選を後押しするだけでなく、ヒラリー・クリントン氏の評判を落とし、同時にバーニー・サンダース議員の支持が集まるようにすることだった。モラー特別検察官の事務所は、被告の中で身柄を拘束されている人はいないと説明した。ホワイトハウスによれば、トランプ大統領はすでに訴追について説明を受けている。>米ブルームバーグ社 David Voreacos 記の 2018年 2月 17日の記事 「モラー特別捜査官、ロシア人 13人起訴-トランプ陣営支援で選挙干渉」 から

なぜこの記事がすごいかって?

ロシアは ロシアの政策を批判するクリントン氏を排除するため クリントン氏と同党のバーニー・サンダース氏をも支援していた とあったことです。サンダース氏といえば 格差拡大反対/未規制的な資本自由主義反対 を 乏しい選挙資金で 草の根運動を繰り広げ、圧倒的に有利とされていた民主党大統領候補であったクリントン氏に 肉薄した選挙戦を繰り広げた方でした。肉薄したのは ロシアのおかげ?そうだとしたらロシアの米大統領選への影響力は絶大なものであった ということ。

そして ロシアは 大(資源)資本家と秘密警察と公安局官僚の天国。格差拡大と官僚保護下の大資本家国で、実質サンダース氏の政策とは真反対です。サンダース氏と真反対の政策をとるトランプ氏をも支援したとなれば、ロシアは政策ではなく 好き嫌いで 外交をとるということでしょう。これも驚きです。

トランプ大統領は 当件を記者に問われ「関連性はない」と短く 大統領選でのロシアとの関係を否定した とのこと。

ロシアのラブロフ外務大臣は 「バカなことを言っている」とコメントしたという。

モラー特別検察官は ロシアの関与の証明から、次は ロシアとトランプ選挙陣営との関係の証明へ と入っていくのでしょうか?

どうなるか 見ものです。

また 今年 11月の米中間選挙にも ロシアは干渉する準備をしている とFBIは調査しているようです。

ロシアは自国での選挙は秘密/公安警察が完全支配しているので暇?他国の選挙に介入 英仏の選挙にも介入の疑い有り しているのでしょうか? 見つからずに成功していて 米国に本格的介入した?

日本の選挙は大丈夫?
今秋には自民党大会で総裁選挙があります。親プーチン 親露の安倍首相は再選されるのでしょうか?河野さんや 小泉さんが勢力を拡大してきたら 分かりません(よ)

専制国家のような選挙制度を採っておらず、(米英仏は)民主的な選挙を行っていますので、これが壊されれば 大問題です。 露の手口は 興味津々です(ね)

米でのロシアによる選挙関与の裁判が、英仏での捜査が 進み ロシアの選挙介手口がよりはっきりすることを期待しましょう。

ロシア人は 法より力を信じる国民とは 現地で聞きましたが、国外では裏工作ですか? 親露とは何か を考えさせられるニュースでした。

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幼少期教育は重要・・・

2018-02-05 11:57:06 | 抜き書き


<2月 1日、ノーベル経済学賞受賞者のジェームズ・ヘックマン米シカゴ大学教授は、今後日本が優先的に取り組むべき政策分野として、教育改革、労働・競争政策、人口高齢化対策の3つを挙げる。中でも教育改革については、質の高い幼少期教育の提供が重要だと指摘。人的資本の基盤を拡大することは、人口問題への対策としても有効だと説く。

同氏の見解は以下の通り。
≪スキル形成と創造性重視の教育≫日本は若い世代への教育を改善することで、人的資本の基盤を拡大すべきだ。そのためには、社会的流動性の促進を目的として、質の高い教育を幼少期の早い段階から始める必要がある。教育の主要目標として、受験にはあまり重きを置かないことだ。人生の成功にとって重要なスキルやクリエイティビティを評価すべきだ。 学生が創造的であると同時に確かな情報に基づく議論で権威に挑戦できるように、教育する。権威への白紙委任や丸暗記の学習は減らす。そして学校や人生において、第 2、第 3 のチャンスを与えるべきだ。 人間は、家族や学校、周辺環境によって形成し得る多様なスキルを有している。能力は、遺伝的特徴によって不変なわけではない。賢い介入によって発展させることが可能なのだ。 多くの若者にとって見習い制度や職場内研修が重要な機会となること、そして大学が万人のためにあるわけではないことも認識すべきである。

≪柔軟な労働市場と産業の新陳代謝≫第 2 に、日本は雇用や産業参入に関する規制を減らすべきだ。変化に適応できる、より柔軟な労働市場、製品市場を創造しなければならない。 職場のルールや企業参入規制(の見直し)を通じ、変化に適応しやすくする。働く人の移動を容易にする一方で、生産性の低い企業が退出し、生産性の高い企業が取って代わることを許容すべきだ。

≪ 2 種類の人口高齢化対策≫第 3 に、日本の人口は高齢化が進んでおり、フレッシュな人材が必要だ。ゲストワーカー(海外からの一時的労働者)の受け入れプログラムを通じたものでもよいから、移民にもっと門戸を開くべきである。 しかし、移住者を日本社会に同化させ、エンクレーブ(居留地)形成を避けることによって、日本の伝統的な価値観は守るべきだ。 そして、人口を有効な大きさまで押し上げるためのもう1つの道は、最初に述べたように、包括的なスキル形成を目指す(教育)政策を通じて、人々のスキルを強化することである。>ロイター通信社2018年2月1日付特集 ジェームズ・ヘックマン シカゴ大学教授/ノーベル経済学賞受賞者(編集:麻生祐司) による 日本に必要な 3つの対策より

ヘックマン教授のいうことは 国会での与野党の教育や働き方改革に関する議論ややり取りよりもエッセンスがあるように感じましたので転記しました。


‘質の高い教育を幼少期から始める必要がある’ ‘学校や人生において第二第三のチャンスを与えるべきだ’‘能力は遺伝的特徴によって不変なわけではない’ などは以前から言われてきたことですが、改めて言われると 新鮮に聞こえます。

特に 質の高い教育を幼少期から は 我が家の 5 歳の孫娘の色々な方面への関心の高さをみるにつけ 気になりました。

ただ 移民に関しては、日本人は概して 中長期的には 全てに寛容ですので、日本は 他国 米国の肌の色による差別下での移民、ドイツの監視社会下での移民、英国の階級社会下での移民、フランスの仏語専科社会下での移民、オランダや北欧での専用居住地区化で受け入れる移民 などのようにはなりませんので、治安文化生活などの面から 大量に移民を受け入れることはできないでしょう(ね)

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昔が浮かんでくる一節でした

2018-01-25 11:00:50 | 抜き書き


<「さあさあ、こっちへ」と、ブーター。愛想のよさにだまされてはいけない。ブーターは、このお愛想で給料をもらっているのだ。かつては経済学部の教授で、学者としては三流だったが、同僚の受けはよく――アカデミックな環境では重要な才能だ――早々と学科長の椅子をものにした。教授としての才能の不足を経営手腕で補っているのである。やがて学科長から学部長へ、そして現在の副総長へと、とんとん拍子のスピード昇進。卒業生をはじめ様々な資金源から金を集める手腕はたいしたもので、副総長の椅子が長年安泰なのもそれゆえだ。本名はリンだが、当人はそれを嫌っている。アメフトのキッカーを意味するブーターという仇名がついたのは、学生時代にやんちゃが過ぎたからだと男の友人たちはよく話しているらしいが、私の知っているのはもう少し違う話だ。彼の旧い友人から、ブーターなる異名の傑作な由来を聞いたことがある。ブーターは学生たちの飲み会でよく酔っ払い、過度のアルコールがもたらす副作用に悩まされていたらしい。つまり、クリーニング店とタクシーの運転手が忌み嫌うあれだ。大学では、この困った行為を“蹴飛ばしもの ブーティング”と称していたのである。>ジャン・バーク渋谷比佐子訳「過去を呼び戻した」121~122頁より

愛想のいい人間と 仇名の話です。二つとも昔の話が すぐ出てくるので、そうだった そうだった とこのページで 読書は止まってしまいます。


愛想のいい 調子ものといえば 植木等のスーダラ節と 映画ニッポン無責任時代の主人公 平均(たいら ひとし)が浮かびますが、日本でも欧州でも 会社を訪問すると 大概この手の方が出てこられた。「よくいらっしゃいました」(松下幸之助スタイルの歓待あいさつだけですね)の後は 気候や 交通や OB の話が続き、ビジネスの本題になると 担当者は不在 で カタログや資料を残すのみの訪問に終わる 終わらせる 方です。 同僚のみならず上司に愛想のいい方もいましたね。転属を繰り返す方で 保身のため身に着けた 愛想の良さで サラリーマン生活を泳ぎ切る方です。こういう方が昇進すると ブーターのように財務の才があればまだ救われますが そんな会社は 大丈夫?と つい思ってしまうものです。ただ どんな会社にも 似たような方は いらっしゃいますよね。何人も思い浮かぶのは 部長や役員の人気投票で昇進が決まる制度/社風があるからでしょう(ね)

仇名といえば 仇名を武器に知名度を広げる方は 日本より欧米に多いような感じです。学閥/門閥/閨閥/出身地閥などより技能や知識で 近い仲間を作る傾向があるからでしょう。仲間同士は大概に仇名(ニックネーム)で呼び合います。ニックネームは 大概は その方の陽の印象に付ける呼び名で、負の呼び名は付けません。ブーターも残ったのは 陽の説明が通ったからなのでしょう。日本も 人手不足で 職場に 外国の方 転職の方は増えるでしょうから 閥による仲間意識は薄れるでしょうから 仇名はニックネームとなり 社外にも広がるようになるでしょう。そうなってほしいものです。

これから社会に出られる方、サインの練習も必要ですが ‘栄ちゃん’ は考えものですが 付けられても好いニックネームを考えておくことは必要かも知れません。 PR 時代ですから。
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魔術とは…

2018-01-22 09:39:50 | 抜き書き


<「魔術というのは各国様ざまな名称で知られていて、それぞれ独自の形態を持っていますが、根底にあるのは、大地と大地が生み出すものを尊ぶ精神です。破壊的なものではありません。自然界との調和というのが根本理念です。悪魔主義は、これとはまったく別。とにかく、悪魔を崇拝するんですからね。悪魔の存在を信じなければならない。古代の異教信仰のようなものではなくて、キリスト教の曲解、つまり邪道なんです」「でも、二つをごっちゃにして考える人もいるでしょうね?」彼女はため息をついた。「まあね、いないとは言えません。どんな力でも、いったん力を持つと、それを悪用しようとする人たちはいますからね。でも、魔術は邪悪な化身や悪魔とは無関係です。魔術と悪魔主義を結びつける人たちは、キリスト教を濫用したように魔術を濫用するつもりだと思いますね。そういう人は魔女の名に値しません」>ジャン・バーク渋谷比佐子訳「危険な匂い」120頁より

<ゾエはわたしの様子に変化が生じたのを感じ取ったらしい。「ねえ、わたしからあなたにあげたいものがあると言ったでしょ」ポケットから石を二つ取り出す。「気がねしないで、これを受け取ってほしいのよ」一つは濃緑色の細長い石で、幅は鉛筆の直径ほど、長さは二インチに少し足りないぐらいだろうか。もう一つは直径が十セント銅貨ぐらい、薄紫の透明な丸い石だ。「翡翠と紫水晶よ」ゾエが言い、わたしはそれを受け取った。「あなたがよく眠れないでいるらしいとジェイコブから聞いてね。紫水晶は昔から不眠症を治すと考えられてきたのよ。痛みや緊張をやわらげるばかりではなく、予言的な夢を見させてくれる力もあるの。翡翠は健康と長寿、判断力を与えてくれると古代から信じられてきたし、これを持っていると悪夢を見ないで済むとも言われているわ。この二つの石をあなたに持っていてもらいたいのよ」>ジャン・バーク渋谷比佐子訳「危険な匂い」376~377頁より

魔術とは ‘大地と大地が生み出すものを尊ぶ精神です’ とジャン・バーグ氏が書いているのが よく分かりませんでした。ジャン・バーグ氏の小説スタイルは、映画やTVドラマのシナリオのようにきめ細かな描写の連続ですので、よく分からないところは 飛ばし辛かったのかもしれません。

魔術とは ウィキペディアのよると <現実世界にはまだ解明されていない法則があると信じて、その法則を利用して現実を変えるため、あるいは神託を得るために、特定の行動を行なうことである>でした。

この二つを合体すると 大地には まだまだたくさん解明されていない法則(?)があるということでしょうか?そしてこれを是認せよということ? 呪術や宗教が信じられているから これもありということでしょうか? 

ちょっと抵抗ありましたが、

ゾエが、石をアイリーン(わたし)にあげる描写で、まあ魔術もありかなー と思いました…

昔米国にいたときは みんな いい大人たちも ウサギのあしを 幸運ものといってキーホルダーに付けていました。私も友人にもらってポケットに入れてました。手触りが良く気持ちもよくなったこと覚えてます。今はまた 初詣の時にお守りや破魔矢を授かりますよね。これって 知らず知らずに 魔術を信じているのかも。

ままならぬことが続くと 生得のストレス対応で 祈る気持ちと魔ものを祓う 記号やシンボル的なものに頼る ことは起こるのでしょう。

今ポケットに持っているもの?
五円玉とチューインガムです。

まぁ 世の中 すべて裁判や法律や科学的な因果関係で説明されたら、人間は 想像力も創造力も消滅し ロボットになってしまいますので 魔術は これからも ‘あり’ でしょう。
そしてこの意味で ジャン・バーグ氏は 魔術とは ‘大地と大地が生み出すものを尊ぶ精神です’ としたのでしょう(か)

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フェイクニュース大賞…

2018-01-19 10:47:26 | 抜き書き



昨日の夕方 NHK の Webニュースに 米大統領が発表した ‘フェイク(嘘)ニュース大賞 ベスト11 ’ が出ていました。なるほど と おもしろかったので そのうちの ベスト 5 を転記します。トランプ大統領の言い分や反論も それぞれのニュースに書き込まれています…

<【ニューヨーク・タイムズに(賞を授与する)】おととしの大統領選挙でトランプ大統領が勝利した際、ノーベル経済学賞を受賞した経済学者のポール・クルーグマン教授が「これで経済は決して回復しない」とした見解を掲載した報道。大統領就任以来、アメリカ経済は200万人近い雇用を創出し、8兆ドル以上の富を獲得している。黒人やヒスパニック系の市民は歴史上で過去最低の失業率を享受している。
【ABCテレビに】先月、いわゆるロシア疑惑をめぐり、トランプ大統領がフリン前大統領補佐官にロシア側と接触するように指示したと報じた内容について、接触を指示した時期に誤りがあったとして担当した記者が停職処分になったことと、これによって株価が急落したことについて。
【CNNテレビに】大統領選挙の期間中、内部告発サイト、ウィキリークスからハッキングされた資料を、当時のトランプ候補と長男のジュニア氏が入手したという報道。
【雑誌「タイム」に】トランプ大統領が大統領の執務室からキング牧師の胸像を撤去したという報道。
【ワシントン・ポストに】フロリダ州で開かれたトランプ大統領の集会にほとんど人が集まっていなかったとするツイッターの写真を載せたこと。大勢の人が会場の外でこれから入ろうとするところで、中に入れない人もいるほどだった。不誠実な記者が、人がいっぱいになる前の写真を掲載した。>

これらはトランプ大統領自身が選んだというから 主要マスメディアには 大統領はいつも注目しているということでしょう。この発表で メディアは 宣戦布告された とし 真実は報道し続けると強調し 更なる反大統領報道に踏み込むのか あるいは これからは慎重に報道しようと反省するのか の各メディアの出方には注目です。多分に みな現場取材担当記者の志向が入っている記事ですので これからも 大統領批判(的)記事が出続けるでしょう。

大統領側も これを見越した上での 人気取り対応で ベスト11などを 年初に発表したのでしょう。それほど人気 = 支持率を 中間選挙の年ということで 気にし始めた ということでしょう。

確かに トランプ大統領の経済への効果はマイナスではなくプラスのようですので、クルーグマン教授の見解は 今のところ外れですが これも記事を読めば 教授の予想記事ということが 分かるもの。予想は外れたと トランプさんは自慢はできるでしょうが フェイクとは 言い過ぎでしょう。また 確認が十分でない記事は 取材元を信頼しきっての失敗や 日時の取り違い等で 時々あるもの。ただ大統領関連の記事に関しては 慎重になるのが普通ですので、 敢えて 不確実なものでもいい というメディアの 記者の 意思があったとすれば これは米国の分断現象の一つで 憂うべき事態でしょう(ね)


大国といわれるところは 欧米の先進国と日本を除いて、どこも政府がマスメディアを都合のいいようにコントロールしています。コントロールをせずともマスメディアが 政府のご機嫌をとって 異見を持つメディアを潰すところもあります。マスメディアは 巨大化する国家組織に そして国内で 物言えぬ 物言わぬ 人たちの意見を表明する場として大切な役割を果たしています。米国マスメディア対 トランプ政権の戦いは ゴルディロックスほどに 落ち着くといいですね。今回のフェイクニュース大賞でマスメディアが 親トランプさんになるとは思いませんが、もしそうなったら、米国は世界No1 ゆえ、米国フォローする国は多く、大変です。また メディアが その主義主張・支持政党・編集方針などを明示している場合には メディアを 為政者から擁護することは 自由で公平な社会のため 必要でしょう。そんなことを考えさせられた 記事でした。
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苦しくなります

2018-01-12 19:07:52 | 抜き書き


神戸新聞のネットニュースに「 10 円玉握り 『おなかすいた』 コンビニで 5 歳女児保護 傷害容疑で実母ら逮捕」なる記事が出ていました。

記事をそのまま転記すると、
< 次女(5)の腕をストーブに押しつけるなどしたとして、兵庫県警伊丹署は 12日、傷害の疑いで、伊丹市の無職の女(26)と、女と同居する会社員の母(47)を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。 逮捕容疑は 1月10日ごろ、女が自宅で次女の左腕をストーブに 2度押しつけてやけどを負わせたほか、同 9日ごろ次女の祖母にあたる女の母が、顔に包丁を当てるなどしてけがを負わせた疑い。 同署によると、11日夜、自宅近くのコンビニエンスストアに次女が 10 円硬貨を握りしめて訪れ、「おなかがすいた」と店員に言ったことから、不審に思った店員が 110 番した。次女は素足のまま靴を履いており、つま先が紫色になっていたという。 容疑者宅は7人家族で長女(6)、三女(4)も一緒に暮らしている。> 1月 12日付神戸新聞 NEXTより

この記事で 子供たちが味わっている怖れや 生き延びる頼りは親/祖母 家族ではなくコンビニ? が浮かんできて 涙が出てきました。

この2,3日 85歳が家族の制止を振り切って車を運転し通学中の女高生 2人に突っ込んで彼女らを重体にさせた件、91歳が無免許で1歳児を轢いて頭の骨を折った事故を起こした件など、社会的な責任感は 高齢になると希薄になるのでは?と自戒もしていた矢先だけに、希薄化は大人の全世代にわたっているかのようなこの記事に 唖然としました。

先立つものがなくても 小さな社会で身を寄せ合って生きてきたのが日本人、姥捨て山もやむなし とした共生を旨としてきた日本人でしょうに…

好きにしたいなら 一人で自傷行為にいけ! 周りに犠牲者を出すな! でしょうに…

怒りから 苦しさに広がる記事でした。
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変わり者・・・

2018-01-07 10:27:11 | 抜き書き


<「トレントという男は、輝かしい才能を持つ人間にありがちなあらゆる問題を背負わされていたと言えるだろう。彼は対話をしない。説き聞かせる。普通の成人はそういうことを愉快に思わないものだ。彼は問題を解決するのが大好きで、熱狂的に取り組む。それはそれですばらしいことだが、いったん問題の解答を見出すや、一分一秒でも早く実行しなければ気がすまない。きみの職場のような官僚社会に対しては、非常に手厳しいところがあった。ちょっとでも気になるところがあれば、舌鋒鋭く批判する。そういう具合だから、なかなか友人は得られない」>ジャン・バーク渋谷比佐子訳「汚れた翼」下184頁より

これは警察委員会の同僚が、殺されたトレントの人となりを刑事に説明しているところの一節です。


ここの人物描写で思い浮かんだのは、スティーブ・ジョブズと 青色発光ダイオードの中村修二さんと バック・ツゥ・ザ・フューチャーのドク・ブラウンでした。特にジョブスさんです。

問題に 広く果敢に挑戦する、解答が見え始めると 組織に脇目もくれず まっしぐらに答えに突き進んでゆく、こういう人間はときどき見かけますが、成功すれば 神様扱いだが、成功をみないと 変質者扱いで 見下されます。ジョブズさんですら一時 会社から追い出されました。

大組織の中で働いていると ‘変わり者’は 上司に理解者(ただ信念をもった理解者じゃないと 更に上の上司にやり込められると 簡単に‘変わり者’の支援をやめてしまう方が多い ← これ経験していますよね)がいないと 務まらない者たちです。欧米と比べると 日本での ‘変わり者’ の生存率は低いでしょう。

発展途上国に、中韓台湾に、 安い労働力から 最後は先端産業を持って行かれた 日本としては、これからの産業・企業の発展の鍵は、ものや考え方を 創り出す 変わり者の 組織内での生存率を上げることにも あるような気がします。

一時 ゆとり教育で創造性豊かな若者を育てようとしたことがありましたが、創造力豊かで情熱的 妥協を許さない者(結構周りにおられますよね)は どんな教育環境でも出るもの のような気がするので、 働く諸環境問題で 解決も可能なのでは?

また 好きこそ物の上手なれ… 好きなことを見つけるお手伝い教育が 成績も A の数の問題ではなく A が一つでも A の深度で A の数と同等の成績とする教育が 必要なのでしょう   と思った 一節でした…
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今年は何かが起きそう?

2018-01-04 11:07:07 | 抜き書き


<国際情勢を分析しているアメリカの調査会社「ユーラシア・グループ」は2日、「ことしの10大リスク」を発表し、最大のリスクとして中国をあげ、アメリカの指導力の低下によって、中国が幅広い分野で影響力を強め、国際社会との摩擦が増えることになりかねないと指摘しました。 これにより 中国は世界的に 貿易や技術開発をはじめ、幅広い分野で影響力を強めることになり、各国が中国の貿易ルールへの適応を迫られたり、南シナ海や北朝鮮の問題などをめぐって日本を含めた国際社会との摩擦が増えることになりかねない と分析しています。 またこれに次ぐリスクとしては「予期しない事態」と表現し、「一つの間違いが重大な国際紛争を引き起こしかねないケースが余りにも多い」として、サイバー攻撃や北朝鮮情勢、シリア情勢などをあげました。このうち北朝鮮情勢については、北朝鮮やアメリカなどとの間で信頼や調整のないまま軍事的な緊張が高まることで偶発的な紛争に発展するおそれありとしています。 ユーラシア・グループのイアン・ブレマー社長は「ことしは、リーマンショックなみの大きな予期せぬ危機が起こりうる1年になるかもしれない」と警告しています。 因みに アメリカの調査会社「ユーラシア・グループ」が発表した今年の10大リスクは、1「中国は真空を好む」2「不測の事態」3「地球規模のテクノロジー冷戦」4「メキシコ」5「米・イラン関係」6「各種機関の衰退」7「新たな保護主義」8「英国」9「南アジアのアイデンティティ政治」10「アフリカの安全保障」と挙げました。> 1月4日付 NHK news web 「米国調査会社『ことしの最大リスクは中国』」より 一部省略


2018 年は ユーラシア・グループではありませんが、中国/中華圏の拡大の年となりそうな感じです。まぁ 日本と中国とは緊張関係を高めるでしょう…

予想される最悪は、

・中国の台湾への侵略ジャブ後に(米国の反応を見て) 尖閣諸島への侵犯が本格化すること
・南沙諸島の領海権を主張し始め、日本の中東・欧州への海路が阻まれること

・韓国文政権(政権基盤は反日ですので)の親中政策による 中韓タッグによる世界的な反日運動
・北朝鮮の暴走で中国の北朝鮮への関与が認められ、中韓北一体化を狙う反日が始まること

・米国第一政策に基づく日米経済摩擦につけこまれ 一帯一路/AIIB(中国欧州間の物流/軍事拠点の開設)事業への参画を強要されること
・自民総裁選で安倍さんが敗れると 文政権同様に 日本への政治的な圧力が増すでしょう

上記は 仮想上の想定ですので夢想的ですが、これまでの世界の流れからすると、この逆はないと思われるので、これらの傾向は ありということでしょう。

今まで日本には縁遠かった移民流入問題や 不安・不況が 一気に吹き出す年ともなりかねません。

安倍政権は 今年は 中韓との緊張緩和を図りたいとしていますが、相手にその気がない/日本組し易し と扱われるなら、プラン B も必要でしょう…

米露の関係も悪化に向かいそうなので、日露関係も改善はないでしょう…

今年の株価は 年中あたりから 要注意ということでしょう(か)

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学びの貧困について…

2017-11-22 19:33:05 | 抜き書き


<もし、あなたが読み書きや計算を学べないまま大人になったとしたら、そんなことを考えたことはありますか?「教育を受ける権利」は憲法ですべての国民に保障されています。しかし、いま、小中学校にすら通えず、義務教育からこぼれ落ちてしまった若者たちがいることが、NHKの調査で明らかになりました。「平方メートルやミリリットルの意味がわからない」。「30%オフや2割引の計算ができない」。「漢字が読めず薬の飲み方がわからない」。学べないまま大人になり、生活にも支障をきたす状態。それを私たちは「学びの貧困」と呼び、その実態を取材しました。・・・・・NHKは、全国約800か所の生活困窮者の自立支援相談窓口の担当者にアンケートを実施しました。(回答率40.7%)「義務教育を十分に受けられなかった」という若者は597人。そのうち、読み書きに困難を抱える人は78人、計算が難しいという人は69人にのぼりました。・・・・・学校へ通えなくなった背景についても尋ねました。「いじめ」や「本人の障害」がそれぞれ101件あった一方で、「親の病気」が71件、「親の無理解」「虐待」がそれぞれ67件、「貧困」が51件と、保護者の仕事や病気、貧困などの家庭環境が“学びの貧困”につながる実態が浮かび上がってきました。私たちが取材した若者たちの多くが、社会から一歩ひいて身を潜めるように暮らしていました。そして、問題の深刻さは読み書きや計算ができないから日常生活で困るといった物理的ことだけでなく、学歴がないために就職もできず、いわば社会人としてのスタートラインにすら立てないような状態で人生を切りひらく意欲がそがれてしまっていることにあると感じました。・・・・・> 2017・11・21付NHK NEWS WEB “学びの貧困”に苦しむ若者たち より抜粋

今朝 ネットサーフィンしていると 学びの貧困 というタイトルが気になりました。
記事を読んでゆくと 無責任な親もいるものだ と思いました。

どんなに貧しくても 病に倒れても 仕事を色々掛け持ちして忙しくても わが子のことを考えれば 役所に あるいは学校の先生に 相談に行く時間は取れるだろうにと…

今の学校や役所は昔とは違うはず。何かアイディがあるはずです…

ただ 親の無理解には 学校の先生方の努力も必要でしょう…


学びの貧困では 二つほど思い浮かびます。

一つは 山田洋二監督の 夜間中学「学校」のイノさん(役;故田中邦衛)です。くそー 何で世の中は不公平なんだ 一生とは 泣き笑いの悲劇なんだ と思ったりした映画でした。どうにもならないこともあるんだということでした。

もう一つは わたしこと 小学校卒業のころに海外から帰国し、 学びの貧困 に直面したことです。授業後の掃除が終わってから 先生に 特別に 熱心に 日本語の個人授業をしてもらいました。学校の先生方には お世話になりました。尊敬する人は? と昔の履歴書には 書く欄がありまして、先生 と書いたものでした。

今は 尊敬する人に 先生 と書く方はいらっしゃるのだろうか?

先生方頼み 先生 頑張ってください とするほかないような問題だと思いました。
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