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さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

精神異常者ですか?

2019-08-10 14:03:49 | 抜き書き


<投薬治療も役に立っていた。暴力的な精神病患者をあつかう秘訣は、たまにおかしくなるシナプスをやわらげ、怒りを鎮め、暴力を命じるささやきを黙らせる薬を見つけることである。しかし、暴力を排除したからといって、落ちつきが手にはいるわけではない。精神科医が精神病の陰性症状と呼んでいるものが残されている。無関心、単調なムード、気の抜けた声、にぶい動き、お粗末な思考、ニュアンスやユーモアの欠落した言語。驚きや喜びのない存在。>ジョナサン・ケラーマン著北澤和彦訳「モンスター」P79より

この一節は、主人公が殺人を犯した精神病患者を収容する州立病院を訪ねた時 病棟の静けさを記述した一部です。

この一節が気になったのは、陰性症状(ここでは<無関心、単調なムード、気の抜けた声、にぶい動き、お粗末な思考、ニュアンスやユーモアの欠落した言語。驚きや喜びのない存在。>と説明されています)が 最近の自分の症状にそっくりだからです。

自分はうつ病なのだろうか?うつから暴力(興奮や怒りがシナプス伝達で暴力)に発展する可能性はあるのだろうか?シナプス伝達の前段に、因果律と規範意識のフィルタリングがあるはずですので大丈夫だとは思いますが…

最近 京アニ事件犯青葉を筆頭に 精神的におかしな者の犯罪が多発しています。今年4月の12名の死傷事故を起こした池袋暴走車犯、87歳元官僚も精神異常(アクセルを踏み込んだのにブレーキが効かなかったと言ったり、杖歩行者にもかかわらず事件前には新車の購入を考えていたりは異常でしょう?彼の周辺にも異常者?彼を逮捕しない警察も異常者では?)でしょ?

年金などの将来不安を抱える高齢者の増加、安楽な環境・過保護で育った落ちこぼれ・引きこもり者の増加、転職が上手く運ばない中年の引きこもり、グローバル経済環境下での競争社会に耐えられないストレス患者増、優しすぎる社会が生み出す発達障害者増、人手不足が生み出す不適在不適所の業務などは異常者を生み出す温床となる気がします。

そういえば近くに心療内科や精神科の医院が増えています。将来重罪犯を収容する ケラーマンが描く 精神病病院は増え続けるのでしょうか?
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偉人と遺産・・・

2019-08-03 10:41:44 | 抜き書き


<「ヴィヴァルディは(捨子や孤児たちを収容し、教育する慈善院で)、ほんの数カ月しか教えていませんでした。十代の孤児の女の子たちに手を出し、みだらなオカルト儀式に参加させた という よからぬ噂が流れたのですが、証拠はまったくありません。歴史修正主義者どもの歴史観とやらには、うんざりしているんです。英雄たちをことごとくこき下ろそうとしているみたいじゃないですか。モラルが欠如した現代社会は、歴史上の巨人たちを高みから引きずり下ろすことで、安心しようとしているんでしょうね。そういう非難は、文化的遺産を残してくれた偉大な男たちや女たちよりもむしろ、わたしたち自身の時代に向けられるべきものではないかと思います」>マイケル・ホワイト著横山啓明訳「メディチ家の暗号」P279より

この一節は、ヴェネチアのヴィヴァルディ協会会長が古病理学者に、ヴィヴァルディなる人物を説明する会話の一部ですが、偉人が再評価されるTV番組を最近よくみるので、再評価=こき下ろし は現代の傾向か?、おもしろいなー と思いました。

火のないところには煙は立たぬ はあるだろうし、新たに見つかる文献や文献の新解釈などによって史実は日々変わるといってもよいのでしょうね。また 好き嫌いから 史実にかかわる情報を故意に取捨選択したり・各情報の軽重を変更したりして、史実を変えてしまうこともあるでしょう。情報化社会では誰でもそれが可能ですし…

皆さん 好奇心旺盛でしょうから、一般的には 新しもの好きなので新説はもてはやされる?マスメディアも商売ですから 新説を掻き立てる?政治にかかる歴史になると、為政者に都合の良い解説が相次ぐ?我々は何を元に歴史を読んでいったらよいのだろう?誰がどんな機関が、歴史の本流=史実を明かし続けてくれるのだろう?どんな歴史(新解説)を見るにしても、先ず自分の確たる視点がないと振り回されますよね?確たる視点はどうしたら築けるのだろう? こんなことを考えてしまった一節でした。

この一節は、また 現代のモラルの乱れにも触れていますが、人口増、自由平等の絶対化、表現の自由の行き過ぎ、義務より権利を・そして弱者を重視すぎるマスコミ、プライバシー権の拡張化、医療や生活保護の充実などで、以前は自然に淘汰されていた異常者が社会に増えてきていて、モラル水準は以前より後退しているように感じますので ‘一節の通り’だと思いました。

が、

昔は社会のあちこちに、絶対権力者や大金持ちや聖職者の治外法権的なスペース、閉ざされモラル何でもありのスペースは、結構あったでしょうに… マスメディが皆無だったことも社会の上層部の好き勝手を増長させたりして… 経済も最たる規模ではなかった昔は、性も生きる手段であった方も大勢だったでしょうに… 性のモラル云々は、今と昔とでは同じ基準でははかれないのかも… 

この一節を契機に 改めて四季を聞きましたが、自身のヴィヴァルディには変わりは出ませんでした。

偉業はその人となりとは独立してあるものとしていいのだろうか?
また遅読とはなりました。

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時間を作ってなにをする?

2019-07-28 19:12:13 | 抜き書き


<「エルドンは・・・息子が生まれてから・・・あたしをおいて出ていったわ・・・月に5百ドル・・・郵便為替で毎月送ってくれたの・・・昔は罪の意識を感じているからそうしてくれるんだろうな、と思ったものよ。・・・でもいまは・・・エルドンは(信仰心がなく)何も信じていなかった・・・から・・・たんなる習慣で送ってきたものかもしれないわね、・・・つねに習慣のひとだったのよ ――― いつもいつも、まったくおなじ方法でことにあたっていた、おなじ色のシャツ、おなじ色のズボン、そうすれば大切なことに時間があてられる、といって」>ジョナサン・ケラーマン著北澤和彦訳「マーダー・プラン」P200~201より

上記の一節は、安楽死を請け負っていて、そして殺害された医師の人となりを、彼の妻が語っている一部です。

なぜ抜き書きしたかというと、中学の頃 先生の一人がいつも同じジャケットとズボンをはいていたのを思い出したからです(因みに 後で分かったことでしたが、この先生のジャケットとズボンはすべてオーダーメイドで、何着も持っておられました)。

昔から なぜいつも同じ服装をするのか、なぜ同じ弁当なのか 等々は、何となく 何故? と思ってましたが、まあ 好みと違うか? で割り切ってきました。

しかし上記一節の “大切な時間を作り出すため” もありか? (塵も積もれば山となる)なるほどと思い 抜き書きをしてみました。


でも大切な時間って何なんだろう?
将来を見据えた受験勉強?天職は他にあるということ?社会貢献?

現役時に思ったことの一つに、出来るだけ効率よく働こう がありました。早く働き蜂を卒業して、好きなことをして余生を送りたい でした。
実際は 好きなことと大切な時間はイコールではありませんが、好きなことし始めると、思ったより時間はかからず、単調な生活と社会に置き去りになるおそれを感じ、以前を懐かしむこととなりました。

失敗失敗~

大切な時間をつくりだす 目標を持つ ということが、意欲ある日々を送るには必要な “気持ちだけ” のことかも?

大切な時間とは 日常の変わり映えしない生活の中に折り込まれるもので、家族や友人や仕事仲間などとの社会生活の中で価値が出るもので、 そんなに構えて、絞り出すものでもないような 気がします。

小市民には・・・
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実家

2019-07-21 20:09:46 | 抜き書き


<マリア・クルフティンガーが、新しいタマネギをむいて炒め始める。待っている間、“坊や”は、実家にいた頃は自分の席だったコーナーバンクの短い辺側窓辺の席に腰を下ろして、少ししなびたサラダを食べた。>フォッカー・クルプフルとミハイル・コブル著岡本朋子訳「ミルク殺人と憂鬱な夏」の306頁より

これはドイツの人気警察ミステリーもの。場面展開の早い米国ものと違って、まるで舞台劇を見ているような情景の展開で、中年(確か56,7歳)警部がチーズ工場の不正と殺人事件をじっくり解決するものです。米独の国民性の違いが出ている(のかなぁ?)

この場面を抜き出したのは、主人公の中年警部が実家を訪れた時のこの一節が、現役時代 実家を 訪れた時のことを”また”思い出させてくれたからです。

母親は、突然の訪問にもかかわらず、エビや肉料理を次々と作ってくれました… 食事時間でもないのに… そして 座席は学生時代にいつも座っていたところ… 座布団も昔のものを出してきてくれて… 取ってあったんだぁ 横になっていた父親はわざわざ起きてきて、最近読んだ本や雑誌を抱えてくる… あわただしさの中に温かいものがじわっと湧いてきた記憶です。

もう家も親もありませんが、苦しい時などに この記憶がよみがえります。
家族で盆や正月に実家を訪ねた時よりも、仕事序にちょっと覗いた程度の実家での記憶の方が鮮やかです。

実家って何なんでしょう?
こんな年になっても浮かぶとは。

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皇位継承・・・

2019-05-02 11:52:00 | 抜き書き


昨日ヤフー!ニュースに「改元特番でNHKだけが伝えた“不都合な真実”」という記事が出ていました。
記事は、4月30日20時にNHKで放送された「NHKスペシャル『日本人と象徴』」の中で古川元官房副長官の発言<今のままでは象徴天皇制は存続し続けるかどうかわからない>との警告を基にした上智大水島教授の解説ものでした。
記事は、古川氏の言うように 皇位継承を男系男子とすると天皇制は、悠仁親王以降は至って心細い制度で(早急に)じっくり考える時です との内容でした。

水野氏の解説の中で目を引いた箇所は、
<これまでの125代におよぶ天皇のうち、約半分が「側室」(第2夫人、第3夫人など)の子と見られているという。戦後は「側室」という制度はない。過去400年間では側室の子どもではない天皇は109代の明正天皇、124代の昭和天皇、125代の前天皇(今の上皇陛下)の3人のみで、側室の制度がない現在においては「男系」の伝統の維持は難しい>
そして
<2005年小泉政権で皇室典範に関する有識者会議が発足して、10ヶ月間、委員はいろいろな資料を元にして議論を進め、男女の区別なく「直系の長子(天皇の最初の子ども)を優先する」という最終報告を出し、翌年2006年、政府は「女性天皇」「女系天皇」の容認に舵を切った>
しかし
<けっきょく2006年秋に秋篠宮ご夫妻に長男の悠仁さまが誕生したことで「女性天皇」「女系天皇」は棚上げとなって(その後の)議論が見送られ(てきている)>
の三か所でした。


あまり詳しくはありませんが、
また「女性天皇」「女系天皇」がマスコミではよく取り上げられているようです。

なぜ?

どちらが天皇にふさわしい方か? 悠仁親王さまと愛子内親王さまの比較で、悠仁親王のウェイトが、秋篠宮家の諸問題 (皇嗣たる文仁親王はうつ病気味、文仁親王妃紀子さまは宮内庁職員とのいさかいが多い、眞子内親王は将来に不安を感じる小室家との婚姻関係に執拗にこだわっている、佳子内親王は姉の眞子内親王の味方のうえ、父母とは口もきかない関係で「嫌なおやじ」「うるさい」などと父母のことを周囲に漏らしている模様) で、下がってきていて、相対的に、愛子内親王さまでも良いのではとの声が高くなってきている からのよう。

国民が納得する皇位継承でなければならないので、国民の納得をどのように計数化、見える化 が出来るのかという問題もあるでしょうが、どうすればいいのでしょう(ね)

全くの私見ですが、

愛子さまが天皇になられると、お子様が出来ないとなると、皇位継承権は佳子内親王?これは問題でしょう。佳子さま眞子さま両内親王は、伝えられる言動が本当ならば、皇族にも相応しくないようですので、悠仁親王に天皇陛下になっていただきたいものです。ただ 悠仁内親王の現在の家庭環境は問題ですので、全寮制の中高一貫校へ先ずは転向されるのはどうでしょうね。

要は「女性天皇」「女系天皇」でも、男女平等の時代ですので、良いのですが、眞子内親王、佳子内親王が障害のように感じますので、失礼かもしれんませんが、眞子さま佳子さまが皇族を離れられてから「女性天皇」「女系天皇」を議論しても良いのではないか と思います。
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元号

2019-03-30 13:09:22 | 抜き書き


明後日に新元号が発表されるという。
今朝のニュースでは、英国議会がEU離脱法案を否決とのものよりも大きな扱いでした。議会民主主義の生みの親である議会が機能不全に陥っても、当面、今日明日の我々の生活に影響が出るものではありませんので、興味は新元号ですよね。

ウィキペディアで 元号 を調べましたら、

<特定の年代に付けられる称号で、基本的に年を単位とするが、元号の変更は一年の途中でも行われ、一年未満で改元された元号もある。日本においては年号とも呼ばれることもある。公称としては江戸時代まで「年号」が多く使われ、明治以降は一世一元の制が定着し、「元号」が法的用語となった>

<歴史的には、君主が特定の時代に名前を付ける行為である元号は、君主が空間だけでなく時間まで支配するという考えに基づくもので、政治的支配の正統性を象徴するという観念につながっていました。そのため、時の王朝に対する反乱勢力はしばしば独自の元号(私年号と呼ばれます)を建てたこともあったという。中国では、現在元号的なものに公元がありますが、これは西暦という意味ですので、所謂元号は、1945年に廃止されたままの状態です。台湾では民国という元号が使われていて、2019年は民国108年というそうです>(かなり小生が編集したもので、あしからず)

<元号は漢字2字で表される場合が多く、まれに3字、4字、6字の組み合わせを採ることもあった。最初期には改元の理由にちなんだ具体的な字が選ばれることが多かったが、次第に抽象的な、縁起の良い意味を持つ字の組み合わせを、漢籍古典を典拠にして採用するようになった。日本の場合、採用された字はわずか72字であり、そのうち21字は10回以上用いられている。一番多く使われた文字は「永」で29回、二番目は「天」「元」のそれぞれ27回、4番目は「治」で21回、5番目は「応」で20回である。「平成」の「平」は12回目であり、「成」は元号の漢字として初めて使われた。「昭和」の「昭」は1回「和」は19回、「大正」の「大」は6回「正」は19回、「明治」の「明」は7回使われている>

<元号制定の条件は、『昭和大礼記録(第一冊)』によると、一木喜徳郎宮内大臣は、漢学者で宮内省図書寮の編修官であった吉田増蔵に「左記の五項の範囲内に於て」元号選定にあたるように命じた。 ・元号は本邦はもとより言うを俟たず、シナ、朝鮮、チベット・ビルマ、ベトナム等の年号、その帝王、后妃、人臣のおくり名、名字等及び宮殿、土地の名称等と重複せざるものなるべきこと。 ・元号は、国家の一大理想を表徴するに足るものとなるべきこと。 ・元号は、古典に出拠を有し、その字面は雅馴にして、その意義は深長なるべきこと。 ・元号は、称呼上、音階調和を要すべきこと。 ・元号は、その字面簡単平易なるべきこと。>

らが(元号に関する)注意を引いたところでした。

安倍首相が新元号発表後に談話を出すというから‘安’の入った元号が建てられるのではという憶測があるという(ネット情報です)。
どうでしょう…
まあ今更憶測してもしょうがありませんが、国家の一大理想を表すほどの高貴な言葉ではありませんが、上辺や空虚な風潮を戒めるため‘充実’などはどうだろう(?)
一年一年の大切さが万人に届くような気がするのですが…

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プレッシャーとパニック

2018-12-21 13:11:07 | 抜き書き


<人がパニックに陥ると。その人の思考になにかが起こる。というのも、パニックはずっと持続するわけではない。―――それはときおり砕け、代わりにきわめて理性的な思考が姿を現わす。騒音がぷつりとやみ、沈黙が訪れて、不意に全体像が見えてくる。そしてまた、恐怖がやってくる。思考は短絡的になり、堂々めぐりを繰り返す。頭に浮かぶのは、とにかく逃げたい、追っ手から遠ざかりたい、との思いだけだ。>ラーシュ・ケプレル著ヘレンハルメ美穂訳「契約」上巻P121より

これは 殺人者に追われている作中の人物の心理を描写したものです。

パニックは持続するものではない、騒音がやみ、パニックの問題点と全体像が見えてくる、恐怖を感じるようになり、短絡的な思考が続き、逃げよう・逃げようという気持ちがわき上がってくる、 そうですよね 著者はよくパニックを記述しているなー と思いしました…


これを読んだときに、自分の経験、過去のプレッシャーも色々浮かんできて、あらためて よく逃げ回っていたものだと 恥ずかしく 振り返りました。よく言えば 自己防衛本能が機敏に働いた ということでしょうが、悪く言えば 大概に 冷静な状況分析は出来ていなかった ということでしょう(ね)

皆さんは?
まあ 大小・深浅・遠近等の程度の差はありますが、今や 誰でも 共同生活(密なる情報)社会にあるということでしょう プレッシャー・パニックには常に晒されます(よね)

対処法?
共生社会ですから
何が怖い(パニック)のかを冷静に考え、対処に他者の助けが必要な時には 他人に頼ることを恐れないことでしょう(か)
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KYBは大企業病ですか?

2018-10-18 10:47:16 | 抜き書き
<KYB 事業分野:二輪車、四輪車用ショックアブソーバーおよび油圧ショベルに代表される建設機械用油圧機器の大手企業。航空機用および船舶用油圧機器なども手がける。コンクリートミキサー車の架装でも国内最大(国内シェア約80%)。また、近年環境、防災、福祉関連製品にも注力している。東京駅、東京スカイツリー、関西国際空港、新宿センタービル、さいたまスーパーアリーナ、新国立劇場などの建築物にも係わっている。ショベル用油圧シリンダーおよびショックアブソーバーのグループ総生産本数は世界最大規模。・・・・・

KYB 免震装置の改組不正:免震・制振装置に関して、2018年(平成30年)10月、検査データの改竄が少なくとも15年にわたって全都道府県の施設で行われ、該当の装置が東京都庁・大阪府庁・長野県庁などに使用されていた不祥事が明らかになる。2015年に発覚した東洋ゴム工業の免震改竄不正の規模を超えた。> ウィキベディアにある KYB より一部抜粋

KYB(2015年9月まではカヤバ工業と呼んでいました)は酷く日本の製造品質を落としました。

なぜ?

製造ラインの最終工程である検査で不合格になった製品を、時間をかけて分解・再調整する手番を惜しんで、データを改竄して合格品として 出荷施工させた ためという。


上から下まで 老若男女 組織全体で現場に 何を作っているのか 製品に対する自負というか製造責任が欠如していたのでしょう。 15年間も不正を続けていたということは経営陣 製造や品証にかかわる役員 も不正は承知していたのでしょう(知らなかったら 会社といえない会社でしょうから)。怖ろしい…

カヤバ工業といえば技術に優れた会社で 90年代でしたが 欧州各国で企業買収を結構していて、買収された企業は 普通とは違って カヤバ傘下に入ったと胸を張っていました。中国でも成功して 慢心が企業全体に敷衍してしまったのでしょうか?


今朝ニュースで 「サピエンス全史」の著者で、最近の話題作「ホモ・デウス」を書いたイスラエル人歴史学者のユバル・ノア・ハラリ氏が取り上げられていました。これから数十年後には AI やサイボーグなどが人類の一部の仕事を取って代わり/従って取り残される無用階級が生まれてくる/無用階級にならないように これからは 自分の考え・進路を常に意識する人間にならなければ… とがハラリ氏の言いたいことでは と伝えていました。

そうですね。我々 そして子供たちには ベースに幅広い社会や知識や倫理が必要となる時代に入った ということでしょう(ね)

教育機関で修業できないものならば 大企業病にかかって修業がパーになったりすれば 自分で習得したり 復習しなければならないということでしょう。

KYB の恐ろしい不正事件は ハラリ氏言い分の裏付けだったりして…
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大坂選手 おめでとう~

2018-09-09 10:11:16 | 抜き書き


<8日にニューヨークで行われたテニスの全米オープン女子シングルス決勝。セリーナ・ウィリアムズをストレートで破り、4大大会を初制覇した20歳の大坂なおみ(日清食品)は「ちょっと質問と関係ないことを言わせてください」。コート上で行われた表彰式で、いきなり司会者の質問をさえぎった。 ウィリアムズが、審判に対して抗議を続けるなどし、ポイントやゲームを失った。後味の悪さが残る形で決着がつき、満員のスタジアムは異様な雰囲気に包まれた。その重圧は相当なものだったのだろう。 大坂は「みんなが彼女(セリーナ)を応援していたのは知っています。こんな終わり方ですみません。ただ、試合を見てくださってありがとうございます」と声を詰まらせた。幼い頃に過ごした街・ニューヨークで、あこがれの元世界女王への敬意も忘れなかった。「セリーナと全米決勝で対戦できてうれしい。プレーしてくれてありがとう」と涙ぐんだ。>今朝の朝日新聞デジタルニュースより

すごい 大坂なおみ選手が全米オープンテニスで優勝です。米ニュース社は ママさん選手の初めての優勝 と試合前に 大きく報道していたので 大坂なおみ選手の勝利は番狂わせなのでしょう。
(注)セリーナ・ウイリアムズは 1年ほど前に女児を出産して、今年の 3月に公式試合に復帰。 7月のウィンブルドン選手権では準優勝。全米は 今度こそ ママさんの優勝 と期待していたという。

大坂なおみさんは大阪で生まれましたが、3歳から NYに住んでいて、日米二重国籍を持ち、テニスでは日本国籍を選択している 20歳。でも実際は 会話からも分かりますよね 米国人のよう。

面白いと思ったのは セリーナさんにしても なおみさんにしても 同じ米国育ち(米人)にもかかわらず 激昂型と 冷静型とに分けられそう。色々な要因はあるのでしょうが、DNA も関係しているのでは と思ったことです。

ロシアの選手はドーピングが多いようで、オリンピックや世界陸上では好成績を収めてきましたから 興奮型はスポーツ界で有利なのでしょうが、興奮系でもコントロール型がこれからの主流になるのでは思いました。コントロール型には冷静な DNA も必要? そうなら最近の日本選手の活躍も フロックではなさそうだ。

なおみ選手はドイツ人コーチについてミスを 自滅を 減らす練習を受けていて これが成績向上につながった とのことのようですが、練習も受け入れる土壌がないと成果につながらないでしょう。

大坂選手 そして 日本の選手諸君 これからも期待しています。
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フェイクニュースに感じること…

2018-09-04 10:17:42 | 抜き書き


ニューヨーク・タイムズ紙は反日記事をよく出し、CNN も日本たたきというか没日本(世界地図から日本列島を抹消し列島を日本海溝と称したりしています。2018 年韓国平昌冬季五輪組織委員会がこの地図を自身の HPに掲げて問題になりました)的記事を折に触れて出しますが、ワシントン・ポスト紙までが反日色を出し始めたようです。
米国人に反有色人種を掲げる方はいますが、日本を特に標的にするのは 中韓系の職員やレポーターが多いということでしょう(か)

今朝の産経ネット・ニュースをコピーすると、

<トランプ米大統領が6月の日米首脳会談で安倍晋三首相に対し、日本の通商政策をめぐり「真珠湾攻撃を忘れないぞ」と発言したと米紙ワシントン・ポストが報じた問題で、発言があったのは首脳会談の場ではなく、日時や場所、文脈も全く異なることが3日、分かった。複数の政府高官が明らかにした。
 ワシントン・ポスト紙は8月28日、首相が6月7日にホワイトハウスを訪れた際に、トランプ氏が真珠湾攻撃に触れた後、米国の対日赤字について激しく非難したと伝えていた。ところが実際は、真珠湾への言及があったのは4月18日に、米南部フロリダ州で両首脳がゴルフを開始する場面だったという。
 政府高官によると、トランプ氏は「日本は、米国をたたきのめすこともある強い国じゃないか」と真珠湾攻撃を持ち出してジョークを述べた。日本を脅かしたり不快感を示したりしたわけではなく、むしろ日本を称賛する文脈だった。
 ワシントン・ポスト紙の報道を受け、日本国内では「(日米関係はかつてないほど強固という)首相の訴えの信ぴょう性が揺らぐ」(時事通信)、「対日貿易赤字の削減を目指し圧力を強める狙いがありそうだ」(共同通信)などといった報道が相次いだ。
 また、首相と自民党総裁選を争う石破茂元幹事長は報道を受けて講演で「友情と国益は別だ」とくぎを刺し、国民民主党の玉木雄一郎共同代表はツイッターで「良好に見える安倍トランプ関係だが冷却しているという」とつぶやいていた。>です。

この記事で注目すべきは 記事後半にフェイクニュース(嘘っぱち)が、更なるフェイク発言や報道につながっていることでしょう。

マスメディアは誤報を訂正するにしても 大体が 小さく載せる程ですし、誤報を基にした意見・発言・報道には責任を持ちません。

朝日新聞の慰安婦報道は日韓の将来にわたる外交関係を壊してしまいました。誤報やあやふやな情報源を断定して報道する姿勢は 世界(固定観念までも)を変えてしまう恐れのある怖いものです。

トランプ大統領の業績はなんだったのか と問うことは将来予想されることです。
私は 大統領では初めて ほぼ全報道機関(先月中旬に米300紙が一斉にトランプ大統領に報道の自由を訴えた記事をだしました)を敵に回しても 自分の意見を表明し続けた方として残る大統領 かと思います。米国を 世界のパワーバランスをみながら政策を採る国から 自国第一主義に変えた 大統領として、そして 腫物にもはっきりもの言う大統領として 残ると思います。

ものをはっきり言い合う風潮は 差別を助長するものとして避けるべき とする方はいますが、人間はそんなに弱くはないはずです(よね)

フェイクニュースを報道する意図は? ニュースの売り込み?悪意?意見の押しつけ? 何なんでしょう(ね)
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