にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

夏カゼの流行にご注意を

2018-08-01 13:54:28 | 病気のはなし
今年も夏カゼ(ヘルパンギーナ、手足口病)の流行が全国的に始まり、県内でも津軽地区で増え始めているようです。
下北地区ではまだチラホラ出ている程度ですが、夏休みになって人の移動が大きく(数も距離も)なるので、安心はできません。
ヘルパンギーナは、突然の高熱と口蓋垂(のどちんこ)周囲の口内炎が特徴的な症状で、痛みのために水分すら摂り難くなることがあります。
手足口病は、手のひら・足の裏の水疱と口内炎が特徴ですが、発疹が全身に出たり(水痘と見分けがつきにくい場合も)、爪が剥げたりなどの皮膚症状が強いケースや、発熱を伴う場合もあります。
いずれもエンテロウイルスという腸管で増えるウイルスが原因なので、薬はほとんど無効で、涼しいところでノンビリ体を休め、本人が嫌がらないものを見つけてこまめに水分摂取をすることが大事です。
合併症としては、暑さと水分摂取不足で脱水になったり、ウイルス性髄膜炎が起きたりすることが考えられるので、グッタリ感を認めるような場合には医療機関を受診してください。
周囲への感染力は症状がある間が最も強いのですが、症状がみられなくなっても口からは1-2週間、便からは3-4週間ウイルスの排出が続くため、感染防止のために保育園等を休園しても効果的ではないので、発熱がなく、飲食がほぼ普通通りにできる状態になれば登園可能です。
ただし保育園等での集団生活は、本人にとっては病気を押して頑張る側面もあるので、単に熱がなくて食べられるというだけで判断せずに、一日頑張らせるのが難しそうな時は病後児保育(むつ市ならば「おひさまルーム」)等を利用することも考えましょう。
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