京料理 道楽のブログ

道楽の新着情報や、日常のちょっとした一言を書き込んでいきます。

《おうどん》

2011-12-15 | Weblog
ぼくが好んでいただくおうどんの一つに「氷見糸うどん」があります。

このおうどんは、江戸時代より加賀藩御用うどんとされた、手打、手延、手縒りによる製法の半乾麺です。

モッチリ、チュルンとした独特の食感は、堅すぎず、やらか過ぎず絶妙で、手作り感あふれるおうどんです。

ざるがおすすめですけど、今の時頃はきざんだおあげさんを入れて餡掛けにします。

葱とおろし生姜をのせて七味をふっていただくと、身体の芯からあったまってきて、まさに至福の味わいです。

《京料理展示大会》

2011-12-13 | Weblog
本日と明日の二日間、岡崎のみやこメッセで、京料理展示大会が開催されます。

様々な料理の展示、式包丁、料理講習会、京の舞、マグロ解体ショー…などのイベントやお茶席、お食事席、京野菜や食品、器や料理に関する様々な商品の販売…。

本日、午前の部で料理講習を担当致しました。
拙い講習を観に、ぎょうさんの方々にお集まりいただき、ほんとうに有り難く、心より厚く御礼申し上げます。

小店の展示の方でも、いろいろとおたずねがあり、御興味をもっていただいたようで、嬉しく思います。

午後から入口で、チケットもぎをしておりましたが、大変盛況で良かったです。

《展示料理》

2011-12-11 | Weblog
明後日(13日)より二日間、岡崎のみやこメッセにて京料理展示大会が開催されます。

先ほど展示料理の内容を考えて、奉書紙に綴りました。

今年は、ぼくが筆をふるった輪島塗和歌隅切盆に、八寸を盛ります。和歌は、藤原俊成・定家・家隆の名歌を揮毫したものです。

初日の午前中は、料理講習も致しますので、ぜひともお運びくださいませ。

《朝イチ》

2011-12-09 | Weblog
NHKの全国放送「朝イチ」という番組のトップニュースで、おせち【福瓢重】が取り上げられました。

企画をされました京福電鉄の副社長が、この度の主旨を御説明され、ぼくが盛り付けてる映像が流れました。

もちろん会社名やお問い合わせ先の告知はございませんでしたが、朝から全国各地より、途切れる間がないくらいお電話を頂戴致しました。

皆様、善意に溢れておられ、実にご丁寧で上品におたずねくださいました。

数量に限りがあり、受付をしていただきました京福電鉄より、放映後30分で完売となった旨の報告がございました。

御希望賜りましたすべての方々の善意をお届けすることが叶いませず、ぼく自身も誠に残念に思い、ここにお詫び申し上げます。

この度、ぼくはおせち料理のプロデュースを担当させていただきましたが、被災地に購入者と同じおせち料理を、購入者が綴ったレターを添えてお届けする という企画運営をされました京福電鉄の方々、現地までお届けいただきますNPO法人の方々、御賛同賜りました実に沢山の方々の善意に対し、心より敬服致し、深く感謝申し上げます。

《クラブワールドカップ》

2011-12-08 | Weblog
TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップが本日開幕となります。

欧州王者スペイン・バルセロナの世界最高プレーヤー、メッシ選手や南米王者ブラジル・サントスの驚異的な19歳、ネイマール選手をはじめ、世界トップ選手達のプレーが日本で観られるのは、夢のようで、ものすごく楽しみです。

《大雪(たいせつ)》

2011-12-07 | Weblog
本日は二十四節気の大雪です。
文字通り山の峰は雪に覆われ、間もなく冬将軍の訪れを感じる頃です。

鰤、ぐじ、真鱈、鮟鱇、河豚、ずわい蟹、牡蛎、赤貝、帆立貝…魚介類は身がしまって大変美味しい季節です。

《シリーズ〓》

2011-12-06 | Weblog
昨夕、ジャガー京都へ行きましたところ、ジャガーのシリーズⅡに出会いました。

それはそれは、入念に手を入れてあり、スゴく綺麗な車体で美しい内装にビックリ。オーナーの方には頭が下がる思いです。

周りに一種異様な雰囲気を漂わせながら、そのスマートなフォルムには気品が満ち溢れてます。

シリーズⅡは、ぼくが以前シリーズⅢのソブリンに乗ってた頃より、ものすごく憧れておりましたクルマです。

古き良き時代の実にカッコのええクルマで、今あらためて目の当たりにしますと、その輝きは一層増しておりました。

《料理教室》

2011-12-06 | Weblog
昨日は、師走前編の料理教室でした。

御献立は、「だいこだき」「鰤照焼」「里芋と棒鱈」「煮玉子」「鰤大根」「白菜漬」「蟹飯」。

鰤照焼は昨年はフライパンでの焼き方をやりましたが、今回は串を打ってタレをかけながら焼き上げる料理屋の料理法でした。鰤大根はだいこだきとは全く違った味わいですがどちらも美味しいとのことでした。半熟の煮玉子も簡単でしっかり味がついてすこぶるご好評。里芋棒鱈や白菜漬や蟹飯も大変お喜びいただき幸いに存じます。

今回は参加者数も少なく、ゆったりとした講習で、一品一品丁寧に詳しく御説明でき、床の御掛物や花についてもお話致しました。

《福瓢重(ふくひょうがさね)》

2011-12-06 | Weblog
本日の京都新聞朝刊にて、〔京のおせち「仮設」に福を〕と題して大きく取り上げられてました。

この福瓢重は、京福電鉄の企画で、ぼくが御献立をプロデュースしたものです。

古より伝えられてきた縁起物には、様々な願いが込められております。
新玉の年を迎えるにあたり、たんと福を呼び込んでいただき、少しでも元気を出していただけたらなぁと願っております。

《大根焚》

2011-12-04 | Weblog
南座にまねきが上がると、今年も残すところあと僅か。気ぜわしいなってきます。

さて、もうすぐ千本釈迦堂と了徳寺の大根焚です。七・八日は上七軒の千本釈迦堂、九・十日が鳴滝の了徳寺。千本釈迦堂は丸大根、了徳寺は長大根をつかわはります。

この行事のときは、ものすごい人出で大賑わいとなって、大きな釜の前には長蛇の列。

諸病退散を願ってアツアツの大根をフウフウしもっていただくのは、昔ながらの慣わしです。