京料理 道楽のブログ

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《冬至》

2011-12-22 | Weblog
12月22日は、一年で最も昼間の短い日、冬至です。
‘太陰太陽暦’の旧暦では、冬至は暦元と言って暦造りの根拠となり、最も重視される日でした。今の太陽暦においては、春分が重視されてます。

前回の料理教室で詳しくやりましたが、京都では、冬至のおかぼというて、南京を食べると‘中風除け’となり、無病息災でいられると言われてます。
また、「ん」が二つつくもんを七種食べると出世するとも伝えられてます。昔から『運・鈍・根』というて、ひたむきに一途に〔鈍〕、根気ようコツコツと〔根〕頑張ったら、運気が上昇すし〔運〕、物事がうまいこと運ぶとされてます。
七種とは、南京・蓮根・人参・銀杏・金柑・寒天・饂飩(うんどん)です。

冬至に《柚子湯》に入ることも、風邪をひかず、しもやけ予防になり、無病息災の効があるとされてます。
《柚子湯》にゆーっくりとつかると、その香りで疲れがとれて、心が落ち着き癒やされ、ポカポカと体が芯からあったまってきます。
銭湯の湯船には、いっぱいの柚子が浮かべてありますので、本日は柚子湯めあての人たちで、銭湯は大いに賑わいます。