書道家Syuunの忘れ物

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リーダーの資質とは、如何に人を有効にと使うか

2011-03-17 22:43:12 | 読み解けば‥‥

リーダーの資質とは、如何に人を有効にと使うか

東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災)は、戦後最大の危機であるというのは誰もが認識するところである。
そして、1995年の阪神淡路大震災が「村山談話」で有名な社会党の村山内閣であり、国土防衛を軽視して自衛隊の緊急活動が活かせなかったことが思われる。
今度の日本の浮沈を掛けた危機的な大震災も、リベラル政権の民主党政権という嫌な予感か当たった様で気持ちが悪い。
この民主党政権も無政府主義に傾倒する「友愛」に始まり、菅政権では「菅談話」と言うべき韓国への謝罪談話が続き、挙げ句の果ては尖閣問題。そして直前は竹島問題だった。こういう左派政権が敵視したのが国民を守るためにある自衛隊であって、村山政権では災害出動でもためらう様に徹底的に毛嫌いし、菅政権では「暴力装置」そして、定員削減であった。ところが、そう言うときにこんな大災害が起きて政治主導を標榜する文民防衛は何も役に立たなかった。
民主党が治安維持と国土防衛に自衛隊を使わないとしているはずなのに、原発の火災には消防庁の消防車では役に立たなかった。結局何から何まで民主党が毛嫌いしている自衛隊を使わなければならなかった。
結果論からいえば、今の民主党や自民党のリベラル派は国民を守るという意志はなかったと言うべきだろう。
しかも、核に対する核アレルギーで核に対する研究すら批判していたり、妨害していたのはこの民主党と自民党のリベラルという人達である。
本来なら、こういう原発事故や核攻撃などに関してどういう対処をしたらよいのかという研究や危機管理に対してもっと進める必要があったのではないかと思う。
もしそうであるなら、放射能に対するそれなりのマニュアルや専門の作業車、ロボットなどがあってもしかるべきだったろう。
しかし、今ではそんなものは無いから政治の不明を恨むしかない。
こんな危機的な状態の中での危機管理はどうなったのかというと、種々妙な事が聞こえてくる。
それは、菅首相が東京電力の首脳を怒鳴り散らした「『一体どうなっているんだ。連絡遅い』首相、東電本社で激怒」とか原発の視察で対処が遅れたとかいろいろな妙な事である。文化放送の「くにまるジャパン」に出演した伊藤惇夫氏は、「坂の上の雲」の満州軍総司令官大山巌の話を持ち出して、「怒鳴ったり、悪態をついたりして批判しないものだ」と言う様なことを話している。(「昼寝ばかりしていたという話で‥‥」)
はっきり言えば、菅総理はリーダーとしては失格であると断言した。
現場の担当者が「ピリピリ」しているところに余計に火に油を注ぐ様なものであるというのは小説「坂の上の雲」に書かれている。
(日露戦争の沙河会戦で、苦戦を経験し総司令部の雰囲気が殺気立ったとき、昼寝から起きて来た大山の「児玉さん、今日もどこかで戦(ゆっさ)がごわすか」の惚けた一言で、部屋の空気がたちまち明るくなり、皆が冷静さを取り戻したという逸話がある。(Wekipedia・元は坂の上の雲))
それでは、思い付くところ指導者、リーダーにはどんな人物がいたのかと考えると古くはナポレオン、二次大戦のドイツのロンメル、映画で有名なパットンとか‥‥‥?
しかし考えてみるとこの3人は軍人で、しかも指揮官先頭として先頭を切って戦った人物であった。しかも不思議なことにほとんど大した負傷もしていないと言う希有な人物でもある。
ナポレンは陸軍士官学校などは消滅してしまったあとの国民軍隊で、一兵卒から見込みのある若者を抜擢して将校とし将軍、帝国貴族にまでした。一から子飼いの軍隊を作り上げたカリスマ創業社長の様なものだから土代(どだい)話しが違いすぎる。
ロンメル元帥はどうかと言えば、第一次大戦に少尉で参戦して敗戦直前は山岳部隊の中隊長(中尉)でありながら事実上大隊を指揮する。
ヒットラーの二次大戦初期は大佐で旅団を指揮どころか軍団を指揮して電撃作戦を展開して、総統お気に入りの防衛武官(少将)に。その後、アフリカのイタリア軍指揮下にドイツ派遣軍指揮官に‥‥その場その場の行き当たりばったりの作戦なので参考にならない。
ではパットン大将(中将)はどうかというと、その上に連合軍最高司令官アイゼンハワーがいる。
こんな風に見てみると、菅政権というのは零細な中小企業でさえ回せない様な有様であることが思い付く。
伊藤惇夫氏でなくとも菅政権というのは、何の役にも立たない政権であることが良く分かる。
現在の右往左往している政策は、正に指揮官不在を示している。
だからその能力に疑問符が付く人物がいたりする民主党だけで充分であるはずがない。
要は、多種多様な対策の追われる現場だけに任せないで、国民の総力の知恵を絞って各方面から人材を登用して対策を練るべきなのではないかと思うものでもある。
何か今の民主党の対応というのは、民主党だけでやったと言う政局の臭いがどこからともなするというのはこれまた嫌な感じなのである。

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