書道家Syuunの忘れ物

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書道展に追われ、潮時を忘れると命に関わる??

2012-09-24 01:11:57 | 読み解けば‥‥
書道展に追われ、潮時を忘れると命に関わる??



●9月の彼岸、書道展という行事は既に始動している。
2012年9月23日は、社中の役員と当番審査員の先生などを交えて幹部会を研究会の内に開催した。
これは、当面11月中旬に搬入を迎える群馬県書道展に対するもので、続いての前橋市民展、書道芸術院展と来年2月までの展覧会に対してである。
従い、この群馬県展の出品者を、最終的に10月中旬に掌握して書団(社中)の代表として出品しなければならない。
こんな感じて、群馬県書道展という国内の地方展では最大級の書道展の出品予定状況の調査、連絡、社中に出品要項配布の作業に追われたのである。

群馬県展が国内の地方展最大級というのは、以前述べたように公募約2,000点、委員(審査)、委嘱作家(無鑑査)、会友が約700点程度であるからである。(点数概算)
従って、群馬県内では中央展(日展、毎日、読売‥‥その傘下の書芸、日書美、‥)というところの審査会員や会員、役員であっても何ら群馬県書道展では影響を持たない。
群馬県展の審査会員になるためには、長年公募から出品して階段を上がらなければなれないという厳しさは中央展と同じ。
そういうことで群馬県書道展までで良いと言う人も多いし、中央展に出品する人にとっては大きな負担になっている。

ここで地方展がなければ9月から半年お休み、中央展がなければ3月から半年お休みである。ところが小生Syuunの様に全部の書展に出品していると、お休みというのは、大方3月~4月上旬と8月下旬から9月上旬になる。
地方の主要な書家は皆同じようだから、その空いているときは社中展になったり、東京で展覧会を開催するときは中央展の展覧会行事に開催時期に合わせると言うのが通常になっている。

●それでかっては群馬県書道展の事業部に7年ほど在籍して、ワープロ文書からパソコンのWord、一太郎、Excelへの移行を行って、ほとんどの書類作りを行っていたことがあった。
その負担増は、本業稼ぎも縮小しなければならなかった。その一方で、景気が悪化していた頃だったから早くに事業縮小、撤退ということで多少先行撤退となった。
そして、それは今から思えば、若かった頃だから大いに負担にはなったが何とかやりおおせた感がある。
だから今あんなことをやっていたら、身体が持たないのではないかという気がしている。
それで、その時に一緒に仕事をしていて最近までも役職に就いていた一回り以上も違う先生は今では病気療養中らしい。

ものごとというのは、常に潮時というものがあるのは言い尽くされたことだが、この潮時というのは中々本人には自覚できない。
●彼岸のエントリーで、米長邦雄著「運を育てる」と言う本の「勝利の女神・幸運の女神」。米長氏は、この「女神」が非常に小さな声で「ご託宣-お告げ」を言うのを聞くと書いていなかったかも知れない。
このご託宣というのは、不思議なことに他人の口を通しての「お告げ」だったり、フト感じる何かだったりというもので、人間の忘れてしまった動物的感性というものかも知れない。
この動物的感性というのは、芸術に精通すればするほど磨かれるようであり、髪の毛を伸ばすと音楽に興味が出たりと面白いものであると最近気づいている。

しかし、人間歳を取るとその「神様のお告げが聞こえなくなって」妙なことを言い出す人物もいる。
特に自分が教祖だと思っている人物ほど自分の足下が見えていない。

産経新聞に「ほんとうに言いたかったことは」と【坂本龍一 いま、僕が思うこと】で坂本龍一氏が「脱原発」についての弁解ともつかぬ事を書いている。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120923/ent12092318000010-n1.htm
この文章の最後に
「日本人全員が覚悟しなければなりません。原発がなければ経済が成り立たないのではなく、原発があるから経済が成り立たないのです。

 最後に、美しい日本の国土、さらには地球環境を汚し、人類の未来である子供たちの命を危険にさらす原子力発電は、許容することはできません。」

ここで「原発があるから経済が成り立たないのです。」とはどう言う根拠によっているのかは分からない。多分、虫眼鏡で見る根拠として思えない妙な根拠である。
これは本来日本人が好む「【正論】東京大学教授・松井孝典 『納得する』仕組みをどう作るか」2007年2月の埒外なのかも知れない。
http://pub.ne.jp/Indianinkworld/?entry_id=530782

脱原発の先頭に立った坂本氏は、「米ニューヨーク州在住」で日本に住んでいない--早い話、日本の土地風土とも経済とも関係がなく、当然電気の枯渇とも原発とも影響がない。

簡単に言えば、国籍、外見は日本人だが、中身は日本人の心を失った無国籍人と言うことらしい。
なぜなら「地球環境を汚し、人類の未来である子供たちの命を危険にさらす原子力発電」と何と地球市民になっているからである。

その地球市民の坂本氏が、地震津波で事故を起こした福島原発ではなく原発そのもののの事故によるソ連のチェルノブイリや米国のスリーマイル島の事故に言及して「脱原発」と言ったという話は、寡聞にして聞かない。
そして、当然「脱原発」コンサートツアーというのも聞いたことがないし、原発の単独事故を多発している韓国原発についての話しも聞いたことがない。

いろいろとあのルーピーこと「ハト氏」のような地球市民----

坂本龍一氏もやはり歳をとったのか、その音楽からにじみ出る無国籍性となにか「根無し草」の茫洋とした本性が出たと言う気がしてならない。


消えてしまうと困るので取りあえずの拓本



【坂本龍一 いま、僕が思うこと】
ほんとうに言いたかったことは

2012.9.23 18:00 (1/3ページ)
今夏は演奏活動などで約2カ月国内に滞在した坂本龍一さん。23日からヨーロッパツアーが始まる

今夏は演奏活動などで約2カ月国内に滞在した坂本龍一さん。23日からヨーロッパツアーが始まる



 ぼくがなぜ「たかが電気」と言ったか。「たかが」という単語にひっかかって、感情的に反応している人が多かったようですが、ぼくは人間の生命、健 康、生活と対比させて、電気を「たかが」と言ったのです。つまり命と電気と、どちらが大切か、と問うたのです。そう聞かれて、ほとんどの方は「命」と答え るのではないでしょうか。人間の命に比べれば電気などは「たかが」といっていいでしょう。そもそも命がなければ電気も必要ないのですから。

  人は水がなければ生きていけません。その意味で水はわれわれにとって必須のものです。一方電気は、それ自体というよりも、われわれはその利便性、つまりそ こから得られる動力、熱、光などを生活のなかにいかしているに過ぎません。もちろんぼくもそのような電気の利便性の恩恵にあずかっていますし、それを否定 したことはありません。

 しかしそのような利便性のために、なぜ16万人もの方が依然避難し、故郷、家、職を失い、家族がばらばらになったうえ、これから長い間、健康被害におびえながら暮らしていかなければいけないのでしょうか?

  これほどの災厄を起こしてまで原子力による発電が必要でしょうか。他にたくさんの発電の方法があるのに、わざわざリスクをかかえた発電方法を選ばなくては ならないのでしょうか。火力や水力、また再生可能エネルギーなどと同列の発電方法の一つとして考えるのには無理があると思うのはぼくだけでしょうか。


原発はエネルギー問題という言い方がなされますが、常々ぼくは違和感を覚えていました。というのは、日本国の最終エネルギー消費のなかの電力の占め る割合は24%(2010年度、資源エネルギー庁)、大震災前の原子力による発電はそのなかの25.9%ですから、原発は全体の6%に過ぎないからです。

 電力不足という脅し文句で再稼働された大飯原発ですが、再稼働がなくても電力は足りるということは事前にも言われていたことですが、夏が終わった今証明されてしまいました。

  ともかく、真のエネルギー問題は6%の原子力発電の問題ではなく、94%の方なのです。節電をさらに効率的に進めるのは当然として、まだまだ膨大に捨てら れている熱利用も進めなければなりません。地域の気候・風土に合った各種の再生可能エネルギーを組み合わせ、それをスマートグリッド(次世代送電網)によ り融通し合う構想は既に常識だと思いますが、さらに電気だけでなく各種エネルギーを効率的に組み合わせ、それをネットワークを通じて融通し合う仕組みこそ 待望されます。

 そして産地が限られている石油依存から脱却し、日本近隣からも算出されるため、経済的でしかもセキュリティー上のリスクも少ない天然ガスや、低コスト化が待たれる燃料電池の普及は大きな追い風になります。

現在の経済や生活水準を維持しながら、日本を、さらには地球共同体をどう低炭素社会にもっていくか、これこそが真の課題のはずです。

  大震災前でさえたかだか6%しか供給を担っていなかった原発のために、人類史上最悪の事故を起こしてしまい、その事故処理、補償、除染、さらには廃炉とい うハードルなど大きなマイナスを作り上げてしまいました。これはどうしても放り出すことのできない課題です。その総コストはどれだけのものになるのでしょ う。これが日本の経済に突き刺さった大きな「棘」だということは、政治や経済に関わる者だけでなく、日本人全員が覚悟しなければなりません。原発がなけれ ば経済が成り立たないのではなく、原発があるから経済が成り立たないのです。

 最後に、美しい日本の国土、さらには地球環境を汚し、人類の未来である子供たちの命を危険にさらす原子力発電は、許容することはできません。(おわり)

        

5カ国20公演ツアー開始

 坂本龍一さんは今秋冬、ヨーロッパ&アジアツアーを計5カ国20公演行う。

  ヨーロッパツアー「alva noto+ryuichi sakamoto ”s”tour 2012」はミュージシャンのアルバ・ノトさんと23日のイ タリア・ローマ公演を皮切りに、ドイツ、スウェーデンの3カ国で9公演実施する。日本・韓国ツアー「Ryuichi Sakamoto Trio  Tour 2012 Japan&Korea」はジャケス・モレレンバウムさん(チェロ)、ジュディ・カンさん(バイオリン)と12月1日の滋賀県・野洲 文化ホールから始まる。

さかもと・りゅういち

 1952年東京生まれ。東京芸 大大学院修了。78年、YMOに参加。88年、映画「ラストエンペラー」で米アカデミー賞作曲賞など受賞。2006年、エイベックスグループとレーベル 「commmons」を共同で設立した。09年、仏政府から芸術文化勲章「オフィシエ」受勲。環境・平和問題にも言及。米ニューヨーク州在住。



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