書道家Syuunの忘れ物

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Pentax K-01で撮る・第63回群馬県書道展覧会と日展・佐々木宏遠先生ミニ解説会

2012-12-04 11:30:15 | 動画で見る書展・風景
Pentax K-01で撮る・第63回群馬県書道展覧会と日展・佐々木宏遠先生ミニ解説会


カメラメーカー: PENTAX
カメラモデル: PENTAX K-01
撮影日時: 2012-12-02
焦点距離: 16mm (35mm 換算焦点距離: 24mm)
絞り値: f/5.0
露出時間: 0.017 秒 (1/60)
ISO 感度: 100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 3.6 (Windows)


第63回群馬県書道展覧会が平成24年12月2日から18日まで、三期に分かれて群馬県立近代美術館で開催されている。
その開幕式は、2日の9時30分から群馬県立近代美術館の会場で行われた。



Syuunは、今年前日の陳列にも参加して県展事業部長の新井祥碩先生が9時半から開幕式を行いますと聞いていた。しかし、一説には9時半にオープン(観覧時間)でそのオープン前に開幕式をするという話もあって、9時前に行ってみた。
会場に着いてみれば、9時に入り口の扉が開けられて9時半まで合間があった。



県展事業部長の新井祥碩先生が開幕式で述べられたように、群馬県書道展覧会は県展というレベルでは全国一の規模を誇る。





しかし、今年の出品状況(搬入)は図録によると搬入総合計2,334点とある。
公募は、1,790点で入選1,612点となっている。Syuunが事業部に在籍した3年前は公募が2,000点を超えていたから随分の減少である。
実は、減少しているのは公募だけではなく無鑑査の「委嘱作家」、審査会員の「委員」も同様に減少している。










展覧会といえば、国立新美術館で今開催されている「日展」をわざわざ平日に見に行ってきた。日展を見るのを平日にするというのは平日だと「写真」が自由に撮れることと、「ミニ解説会」などに参加できるからである。
今回の参加の担当講師は、佐々木宏遠先生(日展依嘱、読売書法会常任理事・審査員、日本書芸院常務理事)
佐々木宏遠先生は、京都の人で専門は「かな」である。


日展・佐々木宏遠先生・作

解説の内容は、かな書道の成り立ちから料紙、紙質から作風の違い。種々細々としたこともあった。
そこで佐々木先生は、こういう

★佐々木先生のお言葉を動画から部分起こしてみたので参考にされたい。


●作品の見方
「作者の思いが認められるか、見る方の--好き嫌いで見て貰いたい」

「よく分からない抽象絵画を見て、美しい、綺麗とみるより、『凄い、迫力がある』ということが多い」

「書の見方もそれで良い。」

「書は読むものではない。読むことは2番手、3番手である。」

「『気』とは、『気持ち』、作品の中に気を表現する、『気をいれる』」

「読んでくださいという人は、誰もいない。」

「その時の『気』を『どのように表現するかの作者、『表現者の心』の思いがある。


後日、時間が許せば動画そのもののダイジェスト版を掲載する。


このことは、以前「あきつ会」の大川清子先生もある解説会で説明したことで、書作品を見て「読む」ということは必要ないと述べられた記憶がある。

考えてみれば、書道展のポスターに中野北冥先生の書かれた近代詩文がある。
「青い海 函館の-----」と誰でも読める様に書かれているが、ほとんど読んだことはない。
だからここでキャプションに「あおいうみ---」と読む説明を入れたり、作品の意図を書くというのは邪道であろう。
書は芸術であると言われている。

しかし、書が芸術であるのなら「作品説明」を入れる必要はない。
ピカソの絵を見てピカソが「絵についての意気込みやら、説明を書いた」ということはあり得ない。
なぜなら芸術の典型という絵では、単に作者の気や思い入れを見て感じ取るはずだからである。
ここで不必要な「キャプション」を入れるというのは、書は教養であって芸術ではないと作者が自ら証明しているようなものだろう。




カメラメーカー: PENTAX
カメラモデル: PENTAX K-01
撮影日時: 2012-12-02
焦点距離: 16mm (35mm 換算焦点距離: 24mm)
絞り値: f/7.1
露出時間: 0.0050 秒 (1/200)
ISO 感度: 100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 3.6 (Windows)




県展の写真は、Pentax smcDA16~45mmF4EDALというPentax *istDが発売された時のレンズを使った。
広角になるとレンズ先端が伸びるという古い設計のレンズ。Pentax k-01と久々、組み合わせてみたらなかなかの写りだった。
Pentax k-01だと、よいレンズと悪いレンズの見極めが液晶画面である程度出来てしまうというのは大変便利でもある。

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