映画「砂漠の女王」は、原題「The Story of Ruth」で旧約聖書の「ルツ記」の映画化である。
この主人公ルツ(友愛の意味)とは、後のイスラエル建国のダビデ王の祖となった人物とされている。
この「ルツ記」は旧約聖書の中で美しい物語として知られているという。
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この映画では旧約聖書そのままでは映画にならないので、ルツがモアブの神「ケモシュ」の神官・巫女になっている。
この高位の巫女であったことが物語りの筋になっていて、後半から「ルツ記」に近くなってくると言う筋書き。
従って、後半の旧約聖書の筋に近くなって行くと「落ち穂拾い」という事柄が出てくる。今頃になって「ミレー」の絵がどういう意味なのか知る始末である。
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さて、このルツ役には、エラナ・イーデンという女優さんが抜擢されている。他に出演作があるかと思ったら分からなかったから多分これだけかも知れない。
制作者側のサミュエル・G・エンゲル、ヘンリー・コスターなどは、世界中から女優を探したと話している。
それは、旧約聖書で「ボアズ」という大農園主に見初められるということになっているし、聖書に登場する人物にふさわしいそういうイメージの女性を探したらしい。
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この映画紹介によるとエラナ・イーデンという女優さんは、「ハビマ劇団」出身であるという。
この映画は「ペアレンツマガジンアワード」を受賞をした。このときの映像が収録されていて、素顔のエラナ・イーデンが顔を見せているとき、最初アラブ・ペルシャ系の様に見えたものの、最後に見た感じでは間違いなくユダヤ系であった。
イスラエルの国立「ハビマ劇団」出身であることから、ユダヤ人であることは間違いないことなのであった。
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実際の映画というのは、紀元前13世紀はこんなものかと思わせることもあったが、見終わってしまえば単純な恋愛映画である。
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Webで「砂漠の女王」を検索すると、紀元前3世紀のローマ帝国と覇を争ったパルミラの女王(ゼノビア)の話がで出来てしまうので、実はそっちの話かと思ったのである。
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