書道家Syuunの忘れ物

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「砂漠の女王」(The Story of Ruth)1960年を見る

2011-04-11 19:33:14 | 映画、書評など
「砂漠の女王」(The Story of Ruth)1960年を見る

映画「砂漠の女王」は、原題「The Story of Ruth」で旧約聖書の「ルツ記」の映画化である。
この主人公ルツ(友愛の意味)とは、後のイスラエル建国のダビデ王の祖となった人物とされている。
この「ルツ記」は旧約聖書の中で美しい物語として知られているという。


この映画では旧約聖書そのままでは映画にならないので、ルツがモアブの神「ケモシュ」の神官・巫女になっている。
この高位の巫女であったことが物語りの筋になっていて、後半から「ルツ記」に近くなってくると言う筋書き。
従って、後半の旧約聖書の筋に近くなって行くと「落ち穂拾い」という事柄が出てくる。今頃になって「ミレー」の絵がどういう意味なのか知る始末である。

さて、このルツ役には、エラナ・イーデンという女優さんが抜擢されている。他に出演作があるかと思ったら分からなかったから多分これだけかも知れない。
制作者側のサミュエル・G・エンゲル、ヘンリー・コスターなどは、世界中から女優を探したと話している。
それは、旧約聖書で「ボアズ」という大農園主に見初められるということになっているし、聖書に登場する人物にふさわしいそういうイメージの女性を探したらしい。

この映画紹介によるとエラナ・イーデンという女優さんは、「ハビマ劇団」出身であるという。
この映画は「ペアレンツマガジンアワード」を受賞をした。このときの映像が収録されていて、素顔のエラナ・イーデンが顔を見せているとき、最初アラブ・ペルシャ系の様に見えたものの、最後に見た感じでは間違いなくユダヤ系であった。
イスラエルの国立「ハビマ劇団」出身であることから、ユダヤ人であることは間違いないことなのであった。

実際の映画というのは、紀元前13世紀はこんなものかと思わせることもあったが、見終わってしまえば単純な恋愛映画である。

Webで「砂漠の女王」を検索すると、紀元前3世紀のローマ帝国と覇を争ったパルミラの女王(ゼノビア)の話がで出来てしまうので、実はそっちの話かと思ったのである。
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書道展三昧の一日・翠書道会展・2011えと現代書展 他

2011-04-11 00:19:30 | 動画で見る書展・風景

書道展三昧の一日・翠書道会展・2011えと現代書展 他

4月の第二日曜日、この日は東日本大震災がなければ相馬が原の自衛隊の桜祭りだった。自衛隊駐屯地の廻りは桜ばかりで、桜を見ると言うのも良いのだが、実際は自衛隊のお祭りなのである。だから子どもの頃は、戦車に乗ったり中に入ったりと言うことをした事もある。しかし、多少遠いし、「行くぞ」という心構えがないと中々行けないと言うので、気力のなくなった今ではほとんど覗いた事も無い。

それにしても、今年の桜は大分遅い。例年だと小学校の入学式には桜が残っているかどうかと言うところである。
うちの子の入学式の時は、何とか桜のあるところまで来て写真を撮った。それも翌日には雨が降って葉桜になった。

書道展というのも3-4-5月は社中展や個展、企画展などが目白押しである。しかし、震災の関係から3月と4月上旬の書道展は全て遠慮させて貰った。
書道展は、1年も前から企画されるもので直前になって中止すると言う特殊なものもあるものの実はどうにもならないことが多い。
それで、3月中旬以降に展覧会の記事が地方紙に掲載されたときは、多少後ろめたい気持ちもあったと共に、よく展覧会を挙行したと思うものである。
しかし、大震災から1か月を経とうとしていて、又「自粛は良くない」と言う風潮で、本日から展覧会の解禁と言うことにした。
いずれにせよ、この日曜日に掛けて3つの書道展があった。
「大井美津江展」(妙義山美術館)
「2011えとの現代書[うさぎ]展II」(ライフアップスクエア アイズ)
「翠書道会展」(前橋市市民文化会館大展示ホール)

‥‥‥と言うことで、朝から昔松井田今安中市になった妙義山の裾野まで行くことにした。
この妙義山美術館、土曜日、平日に行くと1時間20分くらい掛かってしまう。
国道18号というのは、大混雑の幹線道路で本当に嫌になるのである。日曜日だと1時間掛からないとか、50分と言うこともあるのだが今日は1時間10分くらい掛かった。

選挙と花見客が多いのか、長距離のクルマは少ないものの右折車が多いこと。
この妙義山美術館の「大井美津江展」(風のしらべ)は、次回会場風景の動画を公開するので置くとして、午後2時に帰って来て二つの展覧会をはしごした。

「翠書道会展」、会長は福田惠泉先生の社中と言うことなのだが、会長の名前は知っていても「翠書道会展」というのは聞いたことがなかった。
出品者が130人前後もいる大社中展で、どこ系かと思ったら「あきつ会」系(かな)だった。
顧問が柳井和翠先生なので、その系統と言うことである。
こういうかな書道というのも、種々な流派があって中々一通りではないと言うのが難しいところで、この「あきつ会」系でも違う傾向のところもある。
毎日書道展などを見に行けば、もっと多くなるから益々分からないと言うものだろう。

「2011えとの現代書[うさぎ]展II」(ライフアップスクエア アイズ)
毎年行っている「えとの現代書」展。

ことしは、うさぎ年だから「兎」と言うことらしいが、真下先生によると中々兎の解釈が難しくて難儀したという。
作品は、葉書大、色紙大から大作までという点数としてはかなりのもの。但し、作品は会場あちこちにインテリアとして飾られているので一般の書道展というのとは大きく違う。
作家は、真下先生以外余り知っている名前も見つからないので実際のところは良く分からない。

いずれにせよ、朝からスギ花粉一杯の妙義山から前橋市内まで一日中展覧会廻りだったから、帰って来た5時頃には「(涙目で)眼が開かなく」なった。
回復するのに小一時間を要し、夕食後には「砂漠の女王」(ユダヤ建国の祖の物語)を見てしまったから目には良くなかった。
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