書道家Syuunの忘れ物

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ACの消費自粛啓発キャンペーンの「上から目線」

2011-04-03 22:41:43 | 読み解けば‥‥

ACの消費自粛啓発キャンペーンの「上から目線」

悪夢の3月が過ぎ4月というのに、何かやり残した様なことばかりである。それは大震災以後の混乱や計画停電で生活のリズムが崩れたからでと~単純に言ってしまっては、罹災された人たちに失礼に当たる。
いつでもどこでも聞かれることは、日本中の国民は何時でも心配して心を痛めていると言うことは間違いない。
「書」と言うことに限っては、そんなバタバタした中で地方紙に展覧会の写真や記事が掲載されると、そうだったのかと改めて思ったりする。先週の土曜日は多胡碑の関係で席上揮毫があったはずだった。しかし、その日はガソリンを入れに行くのに半日かかったし、詳しい子細は多胡碑記念館のWebサイトにも載っていなかったくらいなものである。
今度の週末は「女流展」だったかと、同じく新聞を見て気がついた。
その他、4月には3-4カ所での展覧会の案内が来ていて「何としよう」と言う感じなのである。近年大震災の時の五月蝿いAC広告が震災用に変更された。
「ACジャパン震災臨時キャンペーン新作」と言うものだが、これが押しつけがましい。
それだけでなく、正常な消費の自粛を促すと言う意味不明なものもある。
「無駄な消費を止めよう」と言うものである。
今、スーパーに行っても以前はなかったお米もカップラーメンもカセットコンロも有り余る様に存在する。そして震災直後に消えてしまったそんな品物には誰も見向きもしない。
但し、「水」だけはほとんどない。
それは、一時期東京の水道水が飲めないということがあったから、それなりの備蓄を図っている人達がいるというのは間違いない。そして、そういう行動に走らせるというのは国民のせいではなく政府の責任であろう。
この大震災の問題というのは外国の報道でも批判された、ことの重大性が認識された途端に責任者が雲隠れしてしまったことである。
雲隠れした東電社長が元々身体が弱かったと報道され、過労で倒れた、入院したと言うのだが、それでそのまま社長に復帰すると言うのだから昔の海軍の提督の様である。
そういう信頼性がない政府、東電だから国民は疑心暗鬼になって信用しないのも諾(むべ)なるかなである。
しかし、「無駄なものを買うのは止めよう」(正確には、==必要がないのに買うのはやめよう==)というキャンペーンは、耐久消費財も買うのを止めさせて消費経済を止め、一斉に巣ごもりさせるのかと思わせるものがある。
第一、こういうキャンペーンをするというのは国民を信用していないというACの国民に対する「疑心暗鬼」を裏打ちするものである。
こういうキャンペーンというのは、家訓だとか、社訓を毎日朗読させるろくでもない会社によく似ていると思われてならない。
なぜなら、そういう社訓を毎日読み聞かせなければならない会社というのは、そういうことが出来ない人たちの集まりであると言うことである。
そんな社訓を朗読しなくてもその事がやれているのなら本来、社訓など要らないはずであるから明白だろう。
その感覚で言えば、ACの「ACジャパン震災臨時キャンペーン」の啓発無駄編。
「電話やメールの自粛」「消費の自粛」‥‥‥などは、そういうことが今の国民は出来ていないという認識だろう。
それは、国民はバカで、愚かであると高みから見下ろしていることを示している。
正直言って、ACの啓発キャンペーンで言われるほど国民はバカではない。