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「いか粕漬」の漬け込みを行います☆

2017年03月24日 08時08分55秒 | 山形の漬物
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

3月24日(金)の山形県酒田市は、積もるほどではありませんが雪が舞っています。

この雪がなごり雪となるのでそうか?

今日の天気は、雪時々曇り、最高気温は7度、最低気温は2度、降水確率は50~60%、花粉の飛散量はやや多いとの予報となっています。

漬物の梨屋では、一昨年までは県漁連さんから直接「イカ」を頂いていたのですが、直接販売はできないとのことで、昨年・今年と取引先の卸売業者からの仕入れとなりました。

無いということは、当然価格が高いということなのですが、納品書を見てビックリ、昨年の2倍、一昨年の3倍の値段になっていました。

高いとはいえ、製品の「いか粕漬」が不足しているため、最低限の漬け込みはしないといけません。

とういことで、本日は、今年最初の「いか粕漬」を漬ける作業を行います。


「いか粕漬」の漬け込み(漬物の梨屋本社工場にて)



漬物の梨屋で漬けているイカは、山形県の酒田港に水揚げされた船内冷凍のイカです。

まずは、イカを解凍し、はらわたを取ります。

綺麗に洗浄したあとで、1尾ずつ皮を剥いていきます。

足ももちろん皮を剥きます。

皮を剥いたイカは、もう一度綺麗に洗浄し、蒸かします。

蒸かしたイカは、冷めるのを待って酒粕で漬けていきます。

イカは、均等に漬かるように重ならないように並べて漬けていきます。


漬け込んだ「いか粕漬」漬物の梨屋本社工場にて)



すべて漬け終わったら、最後に酒粕をかけて漬け込み終了です。

上の部分は、乾燥しやすいため、酒粕を多めにかけます。

漬けたイカは、0~2℃くらいの低温庫で3か月程かけてじっくりと漬けます。

すると、歯の悪い年配の方でも美味しく食べることができる、軟らかい「いか粕漬」が出来上がります。



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