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「ソルビット(ソルビトール)」と「ソルビン酸」の違い☆

2011年05月07日 08時50分27秒 | 漬物あれこれ
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

今日5月7日(土)も朝から綺麗に晴れ上がって、本当に暖かい朝とになっています。

昨日5月6日(金)は、最高気温も20度を超え暖かな1日と思ったら、24節季のひとつ「立夏」でした。

暦の上では、もう夏なんですね。

連休の中休みで、子供たちも久しぶりの学校に、はしゃぎながら出かけていく姿があちこちで見られました。


鳥海山も綺麗に見えていました



4月から5月にかけて、漬物の梨屋 齋藤真は、所属するいろいろな団体の総会があり出席致しますが、ある総会の懇親会の席で、添加物についての話題が出ました。

それは、「ソルビット(ソルビトール)」と「ソルビン酸」の違いです。

「ソルビット(ソルビトール)」は、甘味料や保湿剤、品質改良剤として使われる糖アルコールの仲間です。

バラ科の植物やリンゴ、動物の体内でも生成されることが判っています。

「ソルビット(ソルビトール)」は、便秘薬などとしても利用され、大量に摂取した場合に下痢などを引き起こすことがありますが、比較的安全な添加物です。

一方、「ソルビン酸」は、合成保存料です。

カビ、酵母、好気性の菌などいろいろな菌の繁殖を抑えて、食中毒の防止を目的に幅広い食品に使われています。

「ソルビン酸」には、微生物の代謝を阻害する働きがあり、それにより食中毒を抑えている一方、腸内細菌に影響を及ぼすことで間接的に人体に作用する可能性があるとされています。

そのため、食品ごとの添加量は、食品添加物公定書によりこと細かく制限されています。

この2つの添加物は、発音が似ていることから勘違いされる方が多いようですが、全然違うものですので、これを機会に覚えて頂くと良いと思います。



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