BCM(Body Control Module)



BCM(Body Control Module)
例えばライトやウインカー、パワーウインドーやイモビライザー その他いろいろ
車に乗っていて普通に使うような電子機器の司令塔のような機械です。


今回の故障車両@Z33はある日洗車をしていて普段通りにエンジンをかけようと思ったら、セルだけ回るけどエンジンがかからない・・・
不思議に思いながらも近所の自動車屋さんに入庫するもまあまあハードな改造車であったため、今度は製作元のチューニングショップへ転院。
診断の結果「ECUの書き換え?」を行い、とりあえずは無事に走行はできていると言うのが2か月前の出来事。

ある日突然、今度は駐車場に止めていたらライトが勝手に点灯する・・・  
当然ですがバッテリーも上がってしまい、何とかブースターケーブルでバッテリーをつなぎクランキングしてエンジン始動を試みるが・・・ エンジン不動
原因不明の再発で後味も悪く、しかも今度は夜中にボワンとライトも点灯と何ともかんとも気味も悪いし。。。とホトホト困り果てた様子で相談を受けました。

実際問題、この話に限ったことではありませんが故障修理というのは現車を見てみないと何にも原因が解りませんが、この車両の場合なんせエンジンすら始動できない状況ですからセイフティローダーにて熊本県まで引き取りに行ってきました。
デイトナに持ち帰りバッテリーパックでブーストしイグニッションONにするとライトがボンヤリ点灯。。。 確かに気味が悪い・・・
コンサルトカプラーOBDⅡからの車両診断の結果「イモビライザー」が介入してエンジンがかからないことが判明。 それとBCMエラー
BCMを交換です。   



部品を発注するもメーカー欠品(受注生産) 納期3週間

やっとBCMを入手出来たら、システムがリセットされているため今度はイモビライザー解除の為日産でセキュリティーコードを入力
そして、ようやく完成。 

そして本日
Z33中期のプレミアムミステックマルーンに乗るお父様と愛車の引き取りに来てくれました。
愛車とは約1ヶ月ぶりの対面です。 普通に動いて普通の乗れる
当たり前のことかもしれませんが、その当たり前がなんだか嬉しい。
自分の愛車に手を当て、完治した喜びや久しぶりに愛車に乗れる喜びなど沢山の喜びを感じたことでしょう。
親子仲良く2台のZ33は「プップッ♪」とクラクションで挨拶してくれ「また来るよ!」とデイトナを後に帰っていかれました。

最近はチョクチョクですがBCM本体の故障の話は聞きます。
その度イモビライザーの介入でエンジンが始動できなかったり、キー登録が必要であったり、もう少し古くなって頻繁に故障が起きるようになったらこれは大変です。
Z32時代には「パワートランジスター ユニット」という点火の司令塔がエンジンルームの熱により頻繁に故障していました。 やはりエンジン不動になったり、1.2気筒点火しなくてボッボッ♪と水平対向エンジンのような音になったりもしました。
  
そんなとき頼りになるのは専門店ならではのノウハウであったり総合診断機器を用いてOBDⅡからの情報ををフルに活用できるスキャンツールであったりします。
そのスキャンツールですが、今まで使用しているスキャンツールでもこの程度の修理には十分役立つのですが、最新の機材のほうが引き出せる情報量が多いし、これからはもっともっと困難なトラブルも増えていくのが予想されますので思い切って12月より最新のスキャンツールを導入することに決定しました。
新型は処理速度も速く、何よりも引き出しが多く5倍程度は操作できる項目が増え情報量が豊富です。 例えばスキャンツールからヘットライトを点灯させることもアイドリングUPさせることも可能なんです。
しかも走行中に起きた不具合も分析しやすいように1/100秒単位でシステムコンディションをロギング出来るデータロガーをも搭載しています。
なんかよく解りませんが凄いでしょ!

最高の車には最高のツールと最高の技術で対応しますし、無料代車サービスや遠方引取りサービスもありますので安心してデイトナにお任せくださいね!! 

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