貴方の為に




7月に入ってからSACLAM SILENCER KITのオーダーが重なり、どことなく僕自身の感情も高まっています。
オーナーさんからご依頼頂く瞬間、到着したSACLAM箱を開ける瞬間、取り付ける瞬間、エンジンに火を入れ初めて排気が流れこむ瞬間、その光景を見てオーナーさんの喜ぶ瞬間、そして走り去る瞬間
そのすべてのオーナー、すべてのシーンに独立したドラマがあるようで、これほどSACLAMを手に入れたオーナーさんの納車に立ち会いながらも、今もなおオーナーさん以上に感激する自分がいます。

そう言えば、先日BLOG に書きましたが、僕の専用PCとしてMac Book ProをApple Storeにて購入しました。 
ビジネス・スペシャリスト一瀬氏に初めて触るMacの使い方や説明等を教えて貰う前に『まずは取扱説明書の1ページ目をめくってください メッセージがございます』と言われページをめくりました。
そこには
『あなたに会うために生まれてきました』
と、僕が手にしたMacより暖かなメーセージが書いてありました。 
機械でありながらも機械ではなく、量産品でありながらも量産品ではない。 何か生命の誕生、大切な人との出会いにも似た、それらが特別な存在 特別な時間 特別な出会いであるかのように、心に響くメーセージに感激するのと同時に、販売する側にも、購入する側にも『モノ、時間、出会いの大切さ』を改めて強く感じた、僕にとっては特別な1日の出来事を今回の立会で思い出しました。

事実 近年のSACLAMは必要なときに必要な数しか製作しない少数生産です。
この1本のSACLAM SILENCERも、貴方のオーダーによって、貴方の為に為にこの世に命を宿したのだと そう僕はお話ししました。 

明るく どこまでも明るく




『ヘッドライトが暗いんだよね~』
今も昔も 多分これからも永遠に続くZ33前期オーナーさん共通の悩みです。 

・樹脂レンズがくすんでしまっている。
・樹脂レンズ内側の汚れ
・プロジェクターレンズの大きさ

これらが光量が低い要因なので、修理とあればライトを磨きに出したり、最悪は交換したらいいだけです。
だけど結構な確率で、これ幸い?に小さな目をした“前期ライト”から、大きね目を持つ“バイキセノン後期ライト”に移行するオーナーさんが多いのも事実です。 

今回リフレッシュを行ったZ33オーナーさんも前期ライト⇛後期ライトへの移行です。
明るさついでにHID D2バルブをカルソニック製6000ケルビンへ! ポジショニング球もPIAA 5500ケルビンLEDバルブへチェンジして、今まで不満が多かった『暗さ』は卒業して、今度は『明るさ』を見事手に入れました。
明るいってことは気分も明るくなるわけで、ついでにブルーワイドレンズ1200R搭載のZOOMエンジニアリング モナコミラー ガンメタリックEDも装着してくれ、「一番明るくなっているのはヘッドライト以上にオーナー本人でした」という完璧なまでの車道楽を楽しんでもらうことができました。

オーナーさん この楽しい余韻を感じたまま、今頃はお仕事で鹿児島県の離島 種子島にいるのかな?
せっかく愛車をリフレッシュしたばかりなのに、しばしZに乗れない日が続くかもしれませんが、出張が終わったらいつもの様にZがある楽しい生活を送ってくださいね。
そして また元気一杯にDAYTONAに遊びに来てくださいね!  ありがとうございました。

我々の感覚 前編



先週末のDAYTONAは遠方からのゲストで大変賑わいある1日になりました。
1台のZ34と1台のCKV36 同じVQ37VHRエンジンを搭載するオーナーさん達のお目当てはDAYTONA Sports ECM Pack.Bの施工依頼でした。



朝一番10時に到着したZ34 ver.nismoに乗るオーナーさん。 明け方4時頃出発 約600kmを走ってDAYTONAまで来てくれました。
自宅が峠?の途中にあるらしく、自宅~会社 自宅~遊び どのようなシーンでもVQ37が持つ『モッサリ』したエンジンフィールが好きになれず、今回思い切って来福してくださりnismo ECM⇛DAYTONA Sports ECMへチェンジしてくれました。
Ver.nismoの純正ECMは皆さんご存知のようにTuningEditionです。 EXパーツとの組み合わせで、ノーマルでは336PSのところnismoでは355PSを叩き出すユニットを標準で搭載しています。
これは大変素晴らしいデーターで制御されており、実際にMAPを見ると特に高負荷、高回転粋では燃料を絞り、出力向上に貢献している様子がわかります。 
DAYTONAでは最大出力部も含め、更にTuningを進め『より楽しく」「よりシャープに」、そして「より出力向上」を狙ったTuningデーターを供給しています。

『走りだして直ぐに変化を感じ、車を運転するのがまた1つ楽しくなった』
帰宅直後にオーナーさんよりメールをいただきました。

毎日走る峠道を、いつもと同じように走り いつもと同じようにアクセルをブレーキを踏み、ステアリングをきりこみながら感じるた、いや オーナーだけしか感じることができない確かな感覚の変化です。
車の特性も変化しましたが、それ以上に変化したのはオーナーさんと愛車Ver.nismoとの距離感ではないでしょうか?    
もっともっと愛車を走らせ、もっともっと開花した自分だけのフェアレディZを好きになってくれたらいいなって。 僕はそう思うんですよね。

遠方よりご来店ありがとうございました。

リジットカラー リニューアル




発売以来 SPOONリジットカラーの人気が全く衰えることなく多くのフェアレディZファンに支持され続けています。

つい最近 TELでお問い合わせを頂いたオーナーさんより、もう少し解説をして欲しいと受話器の向こうで言われました。
例えば僕とオーナーさんが対面しているのであれば、絵を書いたりモノや手を使い説明できるのですが、BLOGや電話でしたらどうしても説明の限界はあります。
困ったなと思いながらも、例え話を1つしてみました。

皆さん足元に靴を履いていますね?
 27.0cmとか26.0cmとか その靴って足を傷めない為に履きますので少しだけ余裕を持ったサイズ選びが最も大切ですね。
だけど丁度いいと思っていても、どうしても走ったり、過激な運動をした時なんかはズレは生じてしまう。 そこで中敷きのスポンジや厚めの靴下(リジットカラー)でも入れて、普段は動き易い(アルミなので柔らかい)ながらもクリアランスを最適に調整することができますのでズレは生じにくいという考え方はどうですか?
って言うのがリジットカラーの目的の1つですよと説明してみました。

『とてもわかりやすい』と喜んで頂き装着して頂くことになったわけですが、嬉しいことに最新ロットから品質、価格は据え置きでリジットカラー専用グリースが同梱されるようになりました。
これまでもDAYTONAではリジットカラー装着時には熱、ホコリ、水に強い、対ガジリ性スレッドグリスを塗って装着していましたが、これからはメーカーが選んでくれた最もリジットカラーにふさわしいグリスを塗り組み付けることになります。 今まで同様にDAYTONAでの組み付けにはSNAP-ON社デジタルトルクレンチを用いてメンバーボルトを1本1本締め込んでいきますので、更にリジットカラーへの満足度が高まりそうです。



 

Tuning 遊×調律=満足


この誇らしげな真紅の内装といえば、そうです40thAnniversaryモデルのZ34です。
オーナーさん ずっと『欲しい欲しい』を連呼していたDAYTONA Sports ECMをとうとう手に入れることになりました。
ECMリフラッシュ後にプラっと隣町の自宅に戻り、そしてまたDAYTONAに来てくれましたが
『車がすごく軽くなってます』
どちらかと言えばポーカーフェイスの彼が、喜びイッパイ ものすごく喜んでくれた笑顔が僕にはとても印象的でした。

DAYTONAに来店してくれるフェアレディZオーナーさん達を僕はずっとこの席から見続けています。 
皆さんカスタムの方向性や、その考え方はバラバラでも、実は心奥底ではほぼ同じ方向を見ています。

『走る為だけのTuningを行うのではなく、より遊ぶためのTuningを行いたい』

その為に何をしたらいいのか? それがフェアレディZというよりは自分に対するTuningのテーマの1つになっているようです。

つまりは自分をTuning(遊ぶ)する為に、愛車であるフェアレディZをTuningする。 だからDAYTONAに来るオーナーさんを見ても、とても敏感なセンサーを持つ感性派オーナーさんが多く、
『カタログデーターやメーカーのうんちくではなく、俺の心が満足したいんだ!』
って考え方をしているオーナーさんが多いんですね。
いつの日かのBLOGでも書きましたけど、自分の直感を含む感性が凄く研ぎ澄まされたオーナーさんがDAYTONAに多いのはこの為だと 僕はそう考えています。



DAYTONA Sports ECMの広告ができました。
BLOGと同じで、伝えたいことを書きだすと“作文”みたいになりますから、ある程度短く構成をして送りましたが、それでも「説明が長すぎる」と指摘されました。
どう削っても伝えたいことをこれ以上短くできないのは、僕が製品の「作者」でもあるのと同時に、文章の「作者」でもあり想いが重過ぎるのが一番の原因と思います。
だけど、改めて限りあるスペース(時間)で我々の想いをストレートに伝える という難しさに直面しましたが、残念ですがこれ以上文章を短くすることができません。

広告のプロから見たら不細工な作品かもしれませんが、僕から見ますと「作者」の意思は十分にお伝えできる最低限の内容であると判断して、僕はこの広告の構成にOKサインを出しました。
 

CFRPエプロンパネル for 370Z



ご近所なのでランチ友達?でもあるZ34オーナー小川さん
『Z33に日産オプション設定があったCarbon柄エプロンをZ34にも付けたい!』
と言うオーダーを頂きましたが、残念ながらZ34には日産オプション Carbonエプロンの設定はありません。 

確かにZ33の時はCarbonエプロンを装着しただけでもビシッと引き締まった顔つきに変身しますから、すごく人気が高く僕も気に入っているパーツの1つでした。
Z34はFバンパーの開口部が牙のように見えるのが僕は嫌ですので、たしかに小川さんが言うようにCarbonPartsでも装着してイメージを一新してみたくなりました。

世間で流行っているカーボンフィルムで貼り込んでもいいのでしょうが、今回はCFRPパネルとして『はめ込み装着』できるようなPartsを用意しました。
フィッティングは実に絶妙 緩すぎず、締め過ぎず はめ込んで両面テープで固定するだけ 簡単装着です。
同時に『やまもと』も愛用しているJ-NEXTトランクスポイラーも装着して小技が効いたフェアレディZの完成です。

顔つきが引き締まってイイ感じになりました。 派手なく地味なく 昔で言う『福岡仕様』とでもいいましょうか?
絶妙なバランスで組み上げていく流れが美しいですよね。 はい 



『やまもと』も同じ日にCarbonエプロン装着しました。
 
Carbonエプロンパネルには標準で対UV樹脂を用いて最終仕上げをしていますので簡単には変色も樹脂の割れも生じませんが、今回はUVカットクリアー塗装を追加で施し、さらに艶を引き出すのは勿論ですが、紫外線の影響を最大限に受けにくくすることでCarbonが白ボケしないようにフィニッシュをキメてます。
せっかくのCFRP製品ですから、ずっと綺麗な状態で使ってあげたいという気持ちは誰もが同じと思います。

CFRPエプロンパネル for 370Z ¥31,500

オヤジ ご来店



先日エンジンオイル、ATF交換のご依頼を頂いたZ34オーナーさん。
一緒にSACLAMサイレンサーKIT、フジツボYパイプ、SPOONリジットカラーもオーダー頂いておりましたが、ようやくパーツが揃いましたので取り付け開始です。

ホントここ最近知り合ったばかりのオーナーさんですが、「パパ~ン」って思わず口から出てきそうな親しみやすさ(笑)
その場にいるだけで存在感と言う名のオーラが漂いながらも不思議とホノボノと和むんですよね~ 
“どこ”とは言いませんが、別のオーナーさんの納車に立ち会ってくださって下さったり、そのオーナーさんと一緒に喜んでくれたり。
大柄なオヤジさんの今日まで生き抜いてきた有り余るパワー(魅力)は、そりゃもう強烈ですよ。 はい

DAYTONAを出て即アクセル全開なところもイケるオヤジ特有の乗り方とでもいいましょうか? 
パ~~~ン♬と高周波音を響かせながら走る様も凄く絵になっていて、

『嗚呼 Z乗りのオヤジってカッコイイよな~』

なんて思いながら、僕はカメラのファインダー越しに走り去るオヤジさんの表情を見ていました。

当日夜にはメールも飛んできて

「SACLAMの音響は思っていた通りだったけど、リジカラ あれはイイね。 

おっさんにも体感できる素晴らしいパーツですね。 もっと世に出すべきですよ」

オヤジさんから速攻頂いた絶賛&販売“逆”促進メールです。


「街のスーパーに買出しに行っても、ぜ~んぶハイブリットカーか1BOXばっかりでスポーツカーやら1台も居らん。
ゼットやら俺の1台だけぜ!」
って初めてお会いした日に嬉しそうにZオーナーになったことを話してくれましたが、その喜びのお手伝いを今後も僕達に託してくださいね!

少し涼しくなってくる9月頃 次のステップアップとしてDAYTONA Sports ECMをぜひとも検討ください。

暑い中 お待ちいただきありがとうございました。



明るい未来へ





まずは オメデトウございます。
Z32オーナーさん この秋にご結婚が決まりました! これからは一家の主 いいパパさんになっていただきたいものです。

ある日 1通のメールが届きます
『ご報告があります。 私 結婚することになりました』

という『結婚決まりました』の報告と共に、

『これからは僕も家庭を築きますから何かと自由になりにくいと そう予想されます』

まあ、パターンです。 
残念ですけど仕方がない。いくらカッコイイフェアレディZでもオメデタイ結婚にかないません。

しかし文章は続き

『奴に財布を握られる前に、思う存分 使いたいと思います はい  ご協力をお願いします。』

と、いうことで どさくさにまぎれてレカロシートは2脚、ZONE 86Bディスクパットや、エンドレス製ステンレスメッシュホース、DAYTONA Carbonコンビネーションステアリング等 ほしい物は全部買ってしまえ~
とは流石にいかず、これから結婚ということもあり、当初のプランから半分くらいは削りましたが、それでも念願であったDFV OHLINSだけは決して外すことなく無事手に入れることが出来ました。  いや~ おめでとう!!

彼がどれほどこの日を楽しみにしていたのか 僕はよく知っています。
本当に満足いく状態で乗ってもらいたいから、納車ギリギリまで牛頸ダムを走らせ減衰力や車高等のセットアップを僕自身で行い、納車しました。

彼の今までの人生を 彼のこれからの人生を これからは、1人ではなく2人で歩く人生を
フェアレディと共に 明るい未来へ羽ばたいてほしい  

本当にご結婚おめでとうございます!

DAYTONA リフレッシュメニュー 夏の陣 ATF編



暑い夏に向けATF交換の依頼が急激に増えてきました。

特にZ34は新開発『マチックフルードS』という低粘土オイルを標準採用している為か、1万キロも走行すると真っ黒なATFになっています。 黒い=非常に悪い 訳では無いのでしょうが、やはり熱劣化している表れであることは事実です。
今や336PSを叩き出すフェアレディZですので、その動力を伝えるATFには様々な要求を求められる事でしょう。 
伝達能力の向上、耐熱性、ロングライフ、ギアショックの低減 コスト等  フェアレディZはスポーツカーであるのと同時に一般市販車両ですから、『純正』として見ると様々なバランスをとることは当然のことであると思います。

DAYTONAに来店してくださるオーナーさんも様々なライフスタイルがありますので、その考え方もまちまちです。
だけどフェアレディZを楽しく乗りたい!という想いは皆さん同じですので、その一環としてATF交換の依頼が増えている事と思います。

・走りを楽しむオーナーさんへは、100%化学合成油の耐熱性に優れ、スリップ率も少なく、シフトフィールもダイレクトなスポーツグレードオイル

・一般走行がメインでたまに飛ばす程度のオーナーさんへは、純正オイルをグレードアップしたようなバランスの良いレギュラーグレードオイル

この2種を使用しています。

また、新油への交換率が低い混ぜながら抜く『循環交換』では無く、交換率は90%以上行う事が出来るATクーラーラインを切り離しATFチェンジャーを割り込ませる『圧送交換』をDAYTONAでは採用しています。
 
■DAYTONA リフレッシュ特別メニュー ATF編
・SUNOCO シンセティックATF レギュラーグレード ¥24,150-
・SUNOCO レーシングATF スポーツグレード ¥36,750-
※各10L交換 工賃込 交換時間は30~60分程度 


新製品のご案内



新製品のお知らせです。
Z33,Z34向けエキゾーストPartを展開しているSACLAM社より、高周波コントロール小型サブユニット付きYパイプが7月1日より発売になりました。
エキゾーストマニホールド+Yパイプ+SACLAMサイレンサーKITの3点KITで奏でるSACLAMサウンドは最高のものですが、それに加え社外メタルキャタライザーを装着される(された)場合 排気エネルギーが設計時の想定より大幅に超えるため、アクセルを踏み込んだ時の炸裂音にノイズにも近いザワつきが生じていました。
そこで、本来の高周波サウンドに近づけるために小型サブユニット付きYパイプの登場です。
今回もSACLAM社らしく、決して妥協を許さない誠実な製品作り、そしてコリにコッたYパイプデザインは一見の価値 アリマス


弊社デモカーに社外メタルキャタライザーとSETで装着しております。 ぜひとも同乗ご視聴をお申し込みください。
Z33 VQ35HRにSACLAMフルKITを入れたときのような、一段と野太いジェントルサウンドが楽しめますよ。

SACLAM メタルキャタ対応Yパイプ  ¥147,000-
※Z34フェアレディZ専用



次にDAYTONAより新製品のお知らせです。
DFV OHLINS Ver.DAYTONAのみならず、車高調整式ダンパーに組み込む直巻スプリング(ID66 ID95)用 フリクションレス スプリングシートの販売です。
スプリングは伸び縮む際に、巻き方向とは逆に回転しようとする応力が働きます。 その場合、スプリングの切れ端が支点となり、実際は斜めに伸び縮みをする働きが出ると言われています。 このスプリングシートは、画像のようにスプリングと車高調アジャスターとの間に入れ、両者間の抵抗を低減し、バネ本来の動きを促進しようという優れたPartなのです。
つまりは抵抗なくバネが動くということは、異音対策にも優れているということで、僕はどちらかというと異音対策に効果を上げているポイントに魅力を感じています。
雨上がりに走行し、砂を噛んだ時など「ギギギッ』って軋むような異音がどうにも耳につくのが嫌で嫌で仕方がありませんでしたので、S-GTワークスチームへSPLパーツを納入しているファクトリーへ依頼してデルリン材を用いたスプリングシートを製作しました。
結果もカナリ上々で、きしみ音が相当なまでに低減している事には予想以上の結果で驚いています。
耐久性もダンパーのO/H 毎交換で十分なほどです。 
また7月よりDFV OHLINS Ver.DAYTONAへはスプリングシートは標準装備となります。

DAYTONA Racing フリクションレス スプリングシート ID65 ID95 各1枚 ¥945-
※Z33,Z34は1台分 計6枚(ID65 4枚  ID95 2枚)必要です。

究極の自己満足オーナーさんへ贈る







DAYTONAより770kmほど離れた地より高速をひた走る事9時間
7月3日11時 パールホワイトのZ34Version.nismoが入庫しました。

予めメール、お電話にて滞在スケジュールや、お取り付けになるパーツの仕様等 細かな打ち合わせを行っていましたので、あとはオーナーさんの到着を待つのみの状況でしたが、実際にお会いしてみると・・・ 当たり前ですけど電話越しに『声』は何度も聞いているし、『想い』は全身で感じているし、メールのやり取りでもオーナーさんの雰囲気はなんとなく伝わってきていましたので、実際にお会いしてもなんか初対面ではないような気がすごくするんですよね。
和気藹々と雑談を交えながら再度打ち合わせの確認を行い1泊2日での作業を開始します。

・DFV OHLINS Version.DAYTONA 
・4輪アライメント調整
・仮想1G組み込み
・DAYTONA TRACTION HOOKS
・SPOON リジットカラー前後
・ZOOM モナコミラー シルバーカーボン仕様

作業内容から行ってもタイトスケジュールではありませんが、一度福岡を離れていきますと簡単に行き来出来る距離ではありませんから、作業が慎重になるのは当然ですが一番気をつけたポイントは車高と減衰ポジションの調整でした。
減衰力は20段階調整式です。 通常使用時に10クリック戻し程度で僕が望む減衰力の立ち上がりになるように創っています。
Version.NISMOの場合 オーナーの好みもありますが強めの減衰力で安定することが多く、これは車によっても路面によっても天候によっても気分によっても異なりますが、先にも書きましたように一度僕の手を離れましたら簡単には手を入れにくい距離関係ですから、組立後も通常の2倍、3倍の試走距離で車高とダンパーストローク、減衰力、そしてアライメントの確認を行いました。

今回より採用となったリア正立式ダンパーの感触を確かめながらステアリングを握っていると、ふとZ34向けDFV OHLINS Version.DAYTONAをTESTした日々のことを思い出しました。 当初、Z33向けDFV OHLINS Version.DAYTONAの完成度が高すぎるあまりZ34向けDFV OHLINSはハードルが高くなる一方でした。
市街地で感じが良くても高速に乗ると振られてしまったりその逆があったり。 相当なまでに頭を悩ませた事 なぜか思い出しながら試走点検しました。
今、DFV OHLINS Version.DAYTONAに乗ると当時の苦労話が信じられないほど 素晴らしくいい状態に仕上がっています。 逆に『どうやって、このSETを見つけることができたんだろう?』って自分で乗って鳥肌がたつほどワクワクさせてくれるサスペンションセッティングが完成されています。 

本日、昼過ぎには納車の予定にしていました。
タイトスケジュールではないにしても時間には限りがありますので、午前中に一旦は納車の用意を進めましたが洗車前のVersion.nismoを10分ほど眺めていると『どうしてもフロントを5mm下げたい』と思うようになり、それから車高を下げ 当然ですが4輪アライメントも測定、調整をやり直し。2時間ほど時間はかかりましたが約束の時間には十分間に合います。
車高のダウン量など細かなことは全ておまかせでオーダーいただいていましたので、結果とてもシックリ来た!と僕は自己満足できましたし、アライメントも車高を落としたことでトータル+1.2mmズレが生じましたが再調整で基準値に合わせることができこちらも満足。

予定通り正午過ぎにオーナーさんが来店してくれ、入念な説明と共に無事車両を引渡しできました。
最初に書いたように「以前からお付き合いがあるオーナーさん」って感覚が、僕は今も強く残っていて 帰っていく姿を見ていると寂しさもいっぱい。
もっと話したいしもっと一緒に過ごしたい・・・名残惜しくてたまらない気持ちになりながらも、オーナーさんの笑顔を見ていると無事にお見送り出来た安堵感でいっぱいに。

究極の自己満足を求めにやってきたオーナーさんへ、究極の自己満足で送り出すことができました。