DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ジョイス、また一歩世界に前進(ヘビー級)

2021年08月03日 05時40分44秒 | 世界ボクシング

先月24日、英国で行われた試合結果です。
ヘビー級12回戦:
ジョー ジョイス(英)TKO6回49秒 カルロス タカム(カメルーン/仏)

*昨年11月に、同国人のライバルであるダニエル デュボアに初黒星を与え、世界王座挑戦に向け大前進したジョイス。一時は、オレクサンデル ウシク(ウクライナ)とWBO暫定王座を争うという話もありました。しかしウシクの3団体統一王者アンソニー ジョシュア(英)への挑戦が決定したため、経験豊富のタカムとの一戦が組まれる事になりました。

高いガードと、左ジャブを丁寧に突くいつも通りのボクシングを展開したジョイス。しかし前半戦は、番狂わせを目論むタカムの善戦が目立ちました。体格差を活かしながら、落ち着いたボクシングを展開するジョイスですが、タカムが時折好打をヒットし試合を盛り上がて行きます。

しかし回が重なるごとに、両者の実力差が試合に現れ始めます。右パンチをボディーに持っていくなど、見た目によらず器用さも披露するジョイス。徐々に、徐々にとライバルにダメージを与えていきます。迎えた6回、その強打でライバルをグラつかせたジョイスは連打をまとめ一気にレフィリーストップを呼び込むことに。タカムは「ストップが早すぎる」と抗議しましたが、結果は覆されることなくジョイスに白星を献上。今回も善戦マンで終わってしまいました。

全勝記録を13(12KO)に伸ばしたジョイス。また一歩、世界挑戦に向け前進しています。なおこの一戦には、ジョイスの保持するWBCシルバー、WBOインターナショナル、そして英連邦の3つの王座が争われました。

 

2021年8月3日現在の、ヘビー級王者たちの顔ぶれを確認しておきましょう。

WBA(スーパー):アンソニー ジョシュア(英/防衛回数1)
WBA(レギュラー):トレーバー ブライアン(米/0)
WBA(暫定):ダニエル デュボア(英/0)
WBC:タイソン フューリー(英/0)
WBC(暫定):ディリアン ホワイト(英/0)
IBF:アンソニー ジョシュア(英/1)
WBO:アンソニー ジョシュア(英/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:デムシー マッキーン(豪/0)
日本:上田 龍(石神井スポーツ/0)

*ジョシュアはWBOの指名挑戦者ウシクとの防衛戦を9月25日に行います。その2週間後にフューリーは、前WBC王者ディオンティー ワイルダー(米)と3度目の対戦を予定。WBC暫定王者のホワイトには、9月中に米国で防衛戦を行うという話があるようです。しかしジョイスに敗れているデュボアが暫定ながらも世界王座に居座っているとは。不思議なものです。

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