DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ベルトラン、苦しんで王座奪取(WBOライト級)

2018年02月18日 01時20分01秒 | 世界ボクシング
現地時間の半日ほど前(16日・金曜日)、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBOライト級王座決定戦:
レイ ベルトラン(メキシコ)判定3対0(117-111x2、116-112)挑戦者パウルス モーゼス(ナミビア)

*2015年5月に、当時空位だった同王座を粟生 隆寛(帝拳)と争うも、前日計量に失格し、加えて試合後のドーピング検査に引っかかったベルトラン。今回が4度目の世界挑戦となりました。対するモーゼスは2008年5月と、2009年1月に日本のリングに立ち、2度目の日本での試合時に小堀 祐介(角海老宝石)からWBA同級王座を奪取。その年の初防衛戦では、地元のリングで嶋田 雄大(ヨネクラ)を退けています。

ベテラン同士の一戦となった今回の王座決定戦。前半戦は両者が譲らない激しい主導権争いが続きました。6回終了時までの採点も、1対0(57-57x2、58-56)で微妙にメキシカン有利の展開。しかしベルトランが徐々に徐々に差を広げていきゲームセット。1999年7月にデビューした古豪は、44戦目(25勝7敗1引き分け)にして初の世界王座を獲得する事に成功しました。

しかしベルトランの喜びはつかの間かもしれません。苦労人は5月12日に、あのワシル ロマチェンコ(ウクライナ)の挑戦を受けるという話が出ているようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週末の試合予定

2018年02月17日 00時43分16秒 | 世界ボクシング
2018年2月第3週末の試合予定です。

17日 土曜日
比国
OPBF(東洋太平洋)ライトフライ級戦:
王者エドワルド ヘノ 対 挑戦者メルリト サビーリョ(共に比)

英国
WBAスーパーミドル級戦(スーパー王座):
王者ジョージ グローブス 対 挑戦者クリス ユーバンク(共に英)

米国・ネバダ州
WBCスーパーミドル級戦:
王者デビット ベネビデス(米)対 挑戦者ロナルド ガフリル(ルーマニア)

ウェルター級12回戦:
ダニー ガルシア 対 ブランドン リオス(共に米)

米国・テキサス州
ウェルター級12回戦:
デボン アレキサンダー 対 ビクトル オルティス(共に米)

*世界戦は2試合しか行われませんが、ウェルター級の2試合、そしてOPBF戦はそれぞれ好試合が期待できそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベルチェル、代役に快勝(WBCスーパーフェザー級)

2018年02月16日 00時08分08秒 | 世界ボクシング
先週末10日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者ミゲル ベルチェル(メキシコ)TKO3回2分43秒 挑戦者マックスウェル アウク(ガーナ)

*挑戦者が中々決まらず、それが決定したと思えばチャレンジャーが何度も変わる始末(合計3度ぐらい)。最終的に「防衛戦は行われないのでは?」と危惧されましたが、蓋を開けてみればベルチェルの圧勝。ベルチェルが2度目の王座の防衛に成功するとともに、他団体王者たちとの王座統一戦実現に向け意欲を燃やしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

村田がMVP

2018年02月15日 02時04分49秒 | 日本ボクシング
2017年の年間表彰選考会がようやく行われ、各賞受賞が次のように決定しました。たしか数年前までは年末に発表されていましたよね。

最優秀選手:
WBAミドル級第2の王者村田 諒太(帝拳):年間戦績 世界戦1勝(1KO)1敗

技能賞:
WBOスーパーフライ級王者井上 尚弥(大橋):年間戦績 世界戦3勝(3KO)

殊勲賞:
WBA/IBFライトフライ級王者田口 良一(ワタナベ):年間成績 世界戦2勝(1KO)
WBOフライ級王者木村 翔(青木):年間戦績 世界戦2勝(2KO)、無冠戦1勝(1KO)

KO賞:
WBCフライ級王者比嘉 大吾(白井・具志堅):年間戦績 世界戦3勝(3KO)、無冠戦1勝(1KO)

努力:
日本/OPBF(東洋太平洋)/WBOアジア太平洋ヘビー級王者藤本 京太郎(角海老宝石):年間成績 タイトル戦3勝(2KO)

新鋭賞:
WBCライトフライ級王者ケンシロウ(BMB):年間戦績 世界戦3勝(1KO)

優秀賞:
8人かな?

年間最高試合:
WBA/IBFライトフライ級王座統一戦:田口 対 ミラン メリンド(比)
スーパーフェザー級戦:三浦 隆司(帝拳)対 ミゲル ローマン(メキシコ)

*4年連続の指摘というか批判になります、各部門とも選出は1人に厳選すべきです。昨年から設置された優秀賞には8名ですか。昨年は12人もいました。世界王者のケンシロウが新鋭ですか、不思議なものです。

ただ、世界王者がたくさんいる中、ヘビー級で一人で奮戦している藤本が選出されたことには好意が持てます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再起戦、復帰戦などなど(色々:02‐14‐18)

2018年02月14日 00時04分49秒 | 世界ボクシング
最近(2018年2月14日ごろ)のニュースです。

1)負傷、そして減量苦のためにフライ級に転向する田中 恒成(畑中)。3月31日に比国のロニー バルドナドを相手にフライ級初陣戦を行います。

2)こちらも自身の負傷のため、実戦から遠ざかっている元WBCフェザー級、スーパーフェザー級王者の粟生 隆寛(帝拳)。来月1日に、ガマリエル ディアス(メキシコ)を相手に2015年5月以来の試合を行います。

3)昨年5月にまさかの初回TKO負けを喫した元IBFライトフライ級王者の八重樫 東(大橋)。インドネシア出身のフランス ダムール パルーを相手に来月26日、再起戦を行います。これまでにWBAミニマム級、WBCフライ級、IBFライトフライ級の順で世界3階級制覇を達成した八重樫。今後はスーパーフライ級での世界4階級制覇を目指していく方針です。

4)八重樫と同じリングで、OPBF(東洋太平洋)フェザー級王者清水 聡(大橋)も登場。韓国の権 景敏を相手に、昨年10月に獲得した王座の2度目の防衛戦を行います。

5)八重樫、清水の同僚でニックネーム通りの怪物ぶりを発揮している井上 尚弥。5月か6月ごろに次戦を予定しているようで、その試合はバンタム級での転向第一戦目になる可能性が高いそうです。

6)昨年6月に彗星の如く現れ、IBFバンタム級王座を奪取。10月にはWBA王座をも吸収したライアン バーネット(英)が早々とIBF王座を返上。来月末にヨンフレス パレホ(ベネズエラ)を相手にWBAスーパー王座の防衛戦を行うそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉野、速攻防衛に成功(日本スーパーライト級ほか)

2018年02月13日 02時54分22秒 | 日本ボクシング
先週8日・木曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーライト級戦:
王者吉野 修一郎(三迫)TKO初回2分36秒 挑戦者斉藤 正樹(TEAM10COUNT)

*昨年10月、当時空位だった日本王座をベテランのスパイシー松下(セレス)と争い、接戦ながらも終盤にTKO勝利を収め自身6戦目のリングで奪取に成功。今回の初防衛戦は、予想外の短期決戦となりました。

試合開始20秒で先制のダウンを奪った吉野は、その後もクリーンヒットを続け斉藤にダメージを与えていきます。最後はストップを呼び込み、初回終了のゴングを聞く前に防衛に成功しました。


WBOアジア太平洋バンタム級戦:
王者勅使河原 弘晶(輪島スポーツ)判定3対0(115-113x2、116-112)挑戦者ジェーソン カノイ(比)

*吉野と同様に、10月に王座を獲得している勅使河原。ランキング7位で、これまでに7敗を喫している挑戦者だったため、安易な防衛戦が予定されていましたがどうしてどうして。その7敗のほとんどが敵地で喫した判定負けでした。

予想外のタフな試合を強いられた刺史河原。中盤に一時有利な展開に持っていきましたが、結局はカノイの反撃を完全に対処することは出来ず。僅差の判定で初防衛に成功しました。まあ今後を考えれば、いい経験をした、と取るべきでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最終戦を飾る(WBUクルーザー級)

2018年02月12日 02時57分27秒 | 世界ボクシング
先週8日、米国・フロリダ州で行われた試合結果です。
WBUクルーザー級王座決定戦:
ロイ ジョーンズ 判定3対0(98-92x3)スコット シグモン(共に米)

*30年前のソウル五輪のライトウェルター級で不運の銀メダリストに輝いた(?)ロイ ジョーンズ。試合前からこの試合を最後に現役からの引退をすると公言していました。試合の方は中堅選手シグモンに圧勝し、大差判定勝利。自身66度目の白星を加えるとともに、以前保持していたスーパーマイナー団体、2代目(前団体は英国に本部があり、現行の団体はドイツ)のWBUクルーザー級王座を獲得しています。

そのピークが10年前に完全に終わっていたロイ。それでもこの10年間に、それなりの実力者たちと対戦してきたことは驚きですね。何はともあれ、このまま引退を貫き通して貰いたいものです。ちなみにロイ、一ヶ月前に49歳の誕生日を迎えています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンカハス、米国でも勝利(IBFスーパーフライ級ほか)

2018年02月11日 02時10分29秒 | 世界ボクシング
今月3日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
IBFスーパーフライ級戦:
王者ジェルウィン アンカハス(比)TKO10回1分50秒 挑戦者イスラエル ゴンザレス(メキシコ)

*2016年9月に自国のリングで同王座を獲得して以来、中国のマカオ、豪州、英国のリングで防衛を重ねてきたアンカハス。この試合がいよいよ本場・米国でのデビュー戦となりました。

初回にダウンを奪うという好スタートを切った比国人。ゴンザレスの粘りに勝負は後半までもつれ込みますが、最後は10回に2度のダウンを奪いフィニッシュ。アメリカ第一戦目で順調な勝利を収めるとともに、保持する王座の4度目の防衛に成功。世界戦のみを見てみると、王座を獲得した試合以外はすべて規定ラウンド内(KO、またはTKO勝利)で終えています。WBO同級王者井上 尚弥(大橋)との王座統一戦を見てみたいですが、実現の可能性は低い、というのが残念ながら現実のようです。


WBOスーパーミドル級戦:
王者ヒルベルト ラミレス(メキシコ)TKO6回2分31秒 挑戦者ハビブ アハメド(ガーナ)

*上記のアンカハスより5ヵ月早く世界王座を獲得しているラミレス。しかしその安定すぎるボクシングのせいでしょうか、実力は認められながらも中々人気が出ません。

今回の3度目の防衛戦、人気向上を目論んでか、試合開始早々から積極的なボクシングを見せたメキシカン。それが功を奏してか普段より6ラウンド早く試合を終わらせることに成功しました。世界戦はもちろん、実に2014年末以来のTKO勝利を収めたラミレス。今年はどれだけ世間の注目を得ることが出来るでしょうか。注目です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週末の試合予定

2018年02月10日 01時45分31秒 | 世界ボクシング
2018年2月第2週末の試合予定です。

10日 土曜日
メキシコ
WBCスーパーフェザー級戦:
王者ミゲル ベルチェル(メキシコ)対 挑戦者マックスウェル アウク(ガーナ)


16日 金曜日
米国・ネバダ州
WBOライト級王座決定戦:
レイ ベルトラン(メキシコ)対 挑戦者パウルス モーゼス(ナミビア)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

末吉、不満の初防衛(日本スーパーフェザー級)

2018年02月09日 00時08分30秒 | 日本ボクシング
先週末3日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフェザー級戦:
王者末吉 大(帝拳)TKO8回2分25秒 挑戦者大里 拳(大鵬)

*この試合を含め、その全キャリアを後楽園ホールで行ってきた末吉と、今回が同会場初登場となった大里。挑戦者は3回に右ストレートで王者をダウンさせましたが、見せ場はそれのみ。その他は末吉が左ジャブを中心にしたボクシングで大里をコントロール。最後は挑戦者の左目の負傷がひどくなりゲームセット。末吉が昨年10月に獲得した王座の初防衛に成功しました。

ダウン以外の場面では安定したボクシングを見せた王者ですが、やはりダウンを喫したことに不満があるんでしょうね。試合後の自己採点はかなり辛口だったようです。

ちなみにこの試合が今年の日本王座チャンピオン・カーニバルの開幕戦となりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする