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DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

フラナガン、幸運な王座奪取に成功(WBOライト級)

2015年07月21日 01時32分56秒 | 世界ボクシング
今月11日、英国で行われた試合結果です。
WBOライト級王座決定戦:
テリー フラナガン(英)TKO2回終了 ホセ セペダ(米)

*5月1日に当初空位だった同王座がレイムンド ベルトラン(メキシコ)と 粟生 隆寛(帝拳)で争われますが、その試合に圧勝したベルトランが前日計量に失敗するという失態を演じています。その結果、今回の王座決定戦が行われています。

サウスポー同士の対戦となったこの一番。小柄なセペダ(173センチ)が右ジャブをビシバシと放ち試合をコントロールして行きます。

2回中盤までは明らかに米国人が支配していたこの一戦。予想外のアクシデントがセペダを襲います。



ちょうどこの回の中頃、左肩を脱臼するという事故に見舞われたセペダ。左腕を回す素振りを何度か見せていましたが、まさかそれが怪我によるものだとは予想を出来ませんでした。

2回終了時までは明らかに翻弄されていたフラナガン。この試合ストップには本人も驚いていた様子。レフェリーから試合終了/勝利を勧告された時は「信じられない」といった表情をしていました。



まさに「棚から牡丹餅」の結果を手にした英国人。177センチと体格的有利はありますがそれはあくまで身長の数字。体重は元々スーパーフェザー級上がりの選手。技術的にもそれほど優れておらず、出具の棒という印象です。粟生が挑戦すればチャンスがあるのではないでしょうか。
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サーマン、コラーゾに辛勝(WBAウェルター級:レギュラー王座)

2015年07月20日 02時12分30秒 | 世界ボクシング
今月11日、米国・フロリダ州で行われた試合結果です。
WBAウェルター級(レギュラー王座):
王者キース サーマン TKO7回終了 挑戦者ルイス コラーゾ(共に米)

*この試合は「勢いに乗る現役王者が元王者にストップし圧勝」、だと映像を観るまでは思い込んでいました。しかし実際に試合を見るとどうしてどうして。サーマン側からすれば大苦戦と思われてもしょうがない試合内容でした。

一戦ごとに評価を高めていたサーマン。中々の好スタートを切ります。しかしサウスポーのコラーゾも中々の立ち上がり。3回からは右ジャブを駆使しながら積極的に前に出ます。

4回、攻勢をとるコラーゾの前進が続きます。続く5回、挑戦者の左ボディーが効いた王者は逃げのアウトボクシングに転じます。コラーゾの非力な攻勢を明らかに持て余していたサーマン。挑戦者が自身の怪我のためにギブアップしたのが不幸中の大幸いだったでしょう。正式の採点はわかりませんが、かなり競っていたのではないでしょうか。ちなみに私(Corleone)は67対66の僅か1ポイント差でサーマンとしています。

フロイド メイウェザー(米)やマニー パッキャオ(比)の後継者候補の筆頭に挙げられるサーマンですが、どうでしょうかね。コラーゾは確かに変則的なスタイルを持つそれなりの実力者ではあります。しかしそれでもこの程度の相手に苦戦するとは。2年前にディエゴ チャべス(亜)をKOし、暫定王座を戴冠した頃は「いい選手が出てきたな」と思いましたが、最近は当時の勢いが失われているようです。個人的にはあまり将来性のある選手のようには思えません。
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戦い続けるジェームス トニー(色々:07‐19‐15)

2015年07月19日 02時33分43秒 | 世界ボクシング
最近(2015年7月19日ごろ)のニュースです。

1)最近ここで頻繁に話題に上るロイ ジョーンズ(米)。もう20年以上も前になりますが、当時無敵を誇っていたジョーンズのライバルと目されていたのがジェームス トニー(米)です。

両者は1994年11月にIBFスーパーミドル級王者トニーに、1階級下のIBF王者ジョーンズが挑戦するという形で対戦。大差判定でジョーンズが勝利を収め、2階級制覇を達成しています。

その後四半世紀近くたった今でも現役生活を送っている両選手。敬意を表したいですね。2013年11月以来リングから遠ざかっているトニーですが、来月8日、米国ミズーリー州のリングに登場を予定しています。その試合でトニーはチャールズ エリス(米)という選手とヘビー級10回戦で対戦するようです。

2)昨年4月にバーナード ホプキンス(米)の老獪さの前に屈し、WBAライトヘビー級王座から転落したベイビュート シュメノフ(カザフスタン)。今週土曜日25日、クルーザー級ランカーであるBJ フローレス(米)と対戦します。その試合にはシュメノフにとり同級転向後僅か2戦目であるにも関わらず、WBAクルーザー級の暫定王座が争われるそうです。

3)1969年からプロ・ボクシングが禁止されていたスウェーデン。2006年から再びプロが解禁となっています。同国で9月19日にIBFライトヘビー級インターコンチネンタル戦が行われる予定ですが、スウェーデンで12回戦が実施されるのは1968年以来となります。

4)WBOフェザー級王者ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)と、WBA・WBOスーパーバンタム級王者ギレルモ リゴンドー(キューバ)が対戦する可能性があるようです。この一戦が実現する場合、契約ウェートはスーパーバンタム級とフェザー級の中間である124ポンドで行われるとの事。

5)そのリゴンドーのWBOの後釜争いとして今週土曜日25日に行われるファン カルロス サンチェス対セサール フアレス(メキシコ)。この一戦はWBOの暫定王座戦として行われるのでは?という憶測がありましたが、どうやら同団体のインターナショナル王座が争われる模様です。

6)9月12日に次戦を予定しているフロイド メイウェザー(米)。その試合の対戦相手が、WBAウェルター級の暫定王者アンドレ ベルト(米)になる公算が強いようです。
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今週末の試合予定

2015年07月18日 01時24分24秒 | 世界ボクシング
2015年7月第3週末の試合予定です。

18日 土曜日
中国・マカオ
IBFスーパーライト級王座決定戦:
セサール クエンカ(亜)対 ヤン イク(中国)

スーパーバンタム級強10回戦:
ノニト ドネア(比)対 アンソニー セトル(仏)

*両選手ともスーパーバンタム級リミットを1ポンド上回る123ポンドで前日計量を終えています。

ドイツ
WBOスーパーミドル級戦:
王者アーサー アブラハム 対 挑戦者ロバート ステイグレッツ(共に独)

*両者による第4戦。

WBAスーパーミドル級王座決定戦(暫定王座):
ビンセント フェイゲンブツ(独)対 マウリシオ レイノソ(ペルー)

英国
WBAスーパーバンタム級戦(レギュラー王座):
王者スコット キッグ(英)対 挑戦者・前IBF王者キコ マルティネス(スペイン)

WBAライト級戦(レギュラー王座):
王者ダルレイ ペレス(コロンビア)対 挑戦者アンソニー クロラ(英)

米国・テキサス州
IBFスーパーバンタム級戦:
王者カール フランプトン(英)対 挑戦者アレハンドロ ゴンザレス(メキシコ)

IBFスーパーフライ級王座決定戦:
マクジョー アローヨ(プエルトリコ)対 アーサー ビジャヌエバ(比)


20日 月曜日
大阪・なみはやドーム
バンタム級4回戦:
辰吉 寿以輝(大阪帝拳)対 岡村 直樹(エディタウンゼント)
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井上拓真が初戴冠(OPBFスーパーフライ級戦)

2015年07月17日 02時04分35秒 | 世界ボクシング
今月6日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーフライ級王座決定戦:
井上 拓真(大橋)判定3対0(115-112、116-111、117-111)マーク ヘラルド(比)

*WBO同級王者尚弥を兄に持つ拓真がプロ5戦目で自身初の王座を獲得しています。

左を有効に使い前半戦を完全に試合した井上。中盤、後半と左構えの比国人にズルズルと付き合ってしまった感がありますが、文句のない判定勝利を収め世界初挑戦に向け前進しています。

兄尚弥は6戦目で世界挑戦、奪取を果たしていますが、拓真もその記録を狙っていくのでしょうか?
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フロッチ、引退を表明

2015年07月16日 02時34分49秒 | 世界ボクシング
3団体でスーパーミドル級の王座を獲得してきたカール フロッチ(英)が現役引退を発表しています。フロッチの終身戦績は32勝(24KO)2敗。

アマチュア時代に活躍し、英国の期待の新人として2002年3月にデビューを果たしたフロッチ。同級で活躍していた先輩王者ジョー カルザゲ(ウェールズ)の後継者(ライバル)として注目を浴びていきました。 

一見ぎこちない選手に映りましたが、体の強さ、確かな技術を持ち備えた選手でした。英国、英連邦王座を順次獲得していき、2008年師走、当時空位だったWBCスーパーミドル級王座を後のWBCライトヘビー級王者ジャン パスカル(カナダ)に競り勝ち獲得。その王座の初防衛戦では、米国東海岸コネチカット州に乗り込み、元統一ミドル級王者ジャーメーン テーラー(米)に逆転勝ちを収め、勝負強い所を見せつけました。

その後行われた同級の「スーパー6」トーナメントに参加。強豪達と拳を交えていく中、敗戦、王座転落、奪回を繰り返しながら実力を誇示していきます。2012年にIBF王座に就いてからは英国内でビック・イベントに参戦。同国内では、国外からは想像できないほどその人気、存在が支持されていたのではないでしょうか。

キャリアの最後は米国で強豪との対戦を模索。しかし結局はその戦いは結局実現されず、一つ、二つと保持していた王座を剥奪されていきます。何となく消化不良気味の現役引退となってしまいましたが、今がちょうどいい潮時だったのではないでしょうか。しかし個人的にはフロッチのスーパーミドル級王座にバーナード ホプキンス(米)が挑戦する試合が実現してほしかったです。



フロッチの獲得した王座(獲得した順):
英国スーパーミドル級:2003年11月28日獲得(防衛回数0)
英連邦スーパー級:2004年3月12日(7)
英国スーパーミドル級(奪回:1度目の王座は防衛戦を行わずそのまま返上):2004年9月24日(4)
WBCスーパーミドル級:2008年12月6日(2)
WBCスーパーミドル級(奪回):2010年11月27日(1)
IBFスーパーミドル級:2012年5月26日(4)
WBAスーパーミドル級(IBFとの統一王座):2013年5月25日(2)

別嬪の奥さんを持つフロッチ。奥方は女優(モデル)だそうです。試合にはいつもリングサイドで観戦し、会場全体に響く声を張り上げご主人を応援していました。
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山中、V9戦の相手はモレノ(WBCバンタム級)

2015年07月15日 00時25分51秒 | 世界ボクシング
9月22日、東京・大田区総合体育館で予定される試合です。
WBCバンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)対 挑戦者/前WBA王者アンセルモ モレノ(パナマ)

*対戦カードとしては現在のバンタム級としては最上級クラス。しかし試合内容は、あまり期待できないと予想。両者にとり、お互いに噛み合わないスタイルの持ち主のような感じがします。

   
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チャガエフ、速攻勝利(WBAヘビー級:レギュラー王座)

2015年07月14日 03時10分36秒 | 世界ボクシング
先週末11日土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
WBAヘビー級(レギュラー王座):
王者ルスラン チャガエフ(ウズベキスタン)KO初回2分57秒 挑戦者フランシスコ ピアネタ(伊)

*結果から判断すると、世界ヘビー級タイトルマッチとしてはお粗末な一戦となってしまいました。

サウスポー同士の一戦。小柄なテクニシャンであるチャガエフが積極的に攻めて行きます。初回のちょうど半分の時点でウズベキスタン人の左クロスが炸裂。腹回りがだぶついているイタリア人からダウンを奪います。その後も同じような展開が続き、初回終了間際、再び左でダウンを追加したチャガエフ。カウント内にピアネタは立ち上がることは出来ませんでした。

ミスマッチと言われてしょうがなかったこの一戦。何はともあれチャガエフは、ちょうど1年前に獲得した王座の初防衛に成功しています。

チャガエフ(ピアネタも)、ウラジミール クリチコ(ウクライナ)には完敗を喫しているのですが、技術の高いそれなりの実力者です。しかし如何せん、世界ヘビー級王者となると迫力がなさ過ぎる感があります。

WBAはチャガエフに対し2つの指名試合を要求。まずは120日以内に、昨年チャガエフが大苦戦したフレス オケンド(プエルトリコ)の再戦を行うよう指示。その試合の勝者は、その試合から120日以内に豪州の巨漢ルーカス ブラウンとの防衛戦が義務づけられています。指名戦を要求するのは結構なのですが、要求するからには無用な暫定王座を設置することだけは止めてもらいたいものですね。
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ロイ ジョーンズ、9月の対戦相手が決定(色々:07‐13‐15)

2015年07月13日 02時22分31秒 | 世界ボクシング
最近(2015年7月13日ごろ)のニュースです。

1)最近話題が集中しているロイ ジョーンズ(米)の試合予定。8月29日に大西洋にシント マールテン(Sint Maarten)で行われるダニー サンティアゴ(米)戦は正式に決行される様子。その2週間後に噂される英国・リバプールでの試合ですが、実現へ向け具体的な予定が立ちつつあるようです。

9月12日のロイの対戦相手はトニー モーラン(英)。15勝(5KO)6敗の戦績の持ち主で現在42歳。これまでに12回戦に2度、10回戦に1度出場した経験を持ち、それぞれの試合で英国・英連邦クルーザー級、WBF、英国中部同級王座戦に出場しています。その3戦すべてに敗れており、2007年2月から、今年5月までの8年間のブランクがあります。

なおこの試合には、マルタ(MBC)クルーザー級という王座が争われるようです。私(Corleone)は初めて聞く王座です。

2)来月29日、シェーン モズレー(米)親子が米国・カリフォルニア州の同じリングに上がります。偉大な親父さんは2008年9月に対戦し、KO勝利を収めているリカルド マヨルガ(ニカラグア)を相手に2013年11月以来の実戦のリングに立ちます。

2世はこの日、4回戦に出場予定。ジュニアはその前に今月25日、ラスベガスでダニエル ヘンリー(米)を相手にプロ6戦目のリングに登場を予定しています。

3)先月末、ティモシー ブラッドリー(米)とWBOウェルター級暫定王座を争ったジェシー バルガス(米)。その試合前までバスガスはWBAスーパーライト級王座を保持ていました。驚く事にWBAはバルガスに対し、WBO戦への出場するための試合承認料を要求していたとか。しかもその料金はWBOの承認料の倍以上!!バルガス陣営はWBAに対し激怒?呆れた?様子で、ブラッドリー戦の前にWBA王座を返上した様子です。

この情報はBoxing Masterさんのところに記載されていました。

4)王座返上といえば亀海 喜寛(帝拳)がこれまで保持していたOPBF(東洋太平洋)ウェルター級王座を返上しています。

5)WBCスーパーフライ級王者カルロス クアドラス(メキシコ/帝拳)が8月15日、メキシコ国内でディクソン フローレス(ニカラグア)を相手に4度目の防衛戦を行います。

6)その1週間後の22日、WBCスーパーミドル級王者バドゥ ジャック(スウェーデン)が米国ネバダ州ので初防衛戦を予定。カール フロッチ(英)と激戦を繰り広げたジョージ グローブス(英)を迎え撃ちます。
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ニエテス、ロドリゲスを退ける(WBOライトフライ級)

2015年07月12日 01時53分28秒 | 世界ボクシング
現地時間の先ほど、(11日)比国で行われた試合結果です。
WBOライトフライ級戦:
王者ドニー ニエテス(比)判定3対0(118-110、119-109、115-113)挑戦者フランシスコ ロドリゲス(メキシコ)

*地味ながらも安定度抜群のニエテス。そのニエテスが今回迎えたのが指名挑戦者で、昨年8月に高山 勝成(仲里)を僅差の判定でしぞけ、2団体(IBF/WBO)ミニマム級王座の統一に成功しているロドリゲス。

注目を集めた軽量級での試合ですが、特に前半戦は王者のワンサイド・マッチだった様子。一人のジャッジが僅か2ポイント差(ラウンドにすると1ラウンドのみ)で比国人の勝利としていますが、残りの2人のジャッジは大差で王者の防衛を支持。この試合に関しては、王者の快勝というのが妥当のようです。

2007年9月に同団体のミニマム級王座を獲得して以来、世界王座の座に居座るニエテス。今回の勝利で2階級目の王座の7連続防衛に成功。まだまだ防衛回数を伸ばしていきそうな気配です。
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