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DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

フランプトン、キコ マルティネスに挑戦へ(色々:06‐10‐14)

2014年06月10日 09時40分59秒 | 世界ボクシング
最近(2014年6月10日ごろ)のニュースです。

1)個人的に非常に期待しているのが英国北アイルランドの カール フランプトン。これまでの戦績は18戦全勝(13KO)。その勝利の中には、元IBF王者スティーブ モリター、元2階級制覇王ウーゴ カサレス(メキシコ)、そして現IBF王者キコ マルティネス(スペイン)からの白星も含まれています。このフランプトンがそのマルティネスへ挑戦するという一戦が9月6日、挑戦者の地元で決行されることが決まりました。マルティネスはご存知の通り2ヶ月前、長谷川 穂積(真正)と激闘を演じた選手です。



2)7月19日に中国のマカオで防衛戦を予定しているWBA/WBOスーパーバンタム級王者のギレルモ リゴンドー(キューバ)。16戦全勝全KOのドミニカ人ジョナサン グスマンとの対戦が噂されていましたが、タイのソッド ゴーキャットジムを迎え撃つようです。66戦(63勝28KO2敗1引き分け)のキャリアを誇るゴーキャットジム。2005年と2006年にダニエル ポンセ デレオン(メキシコ)とWBOスーパーバンタム級王座を争った経験を持つベテランです。

3)ゴーキャットジムに2連勝(1KO)を飾っているデレオンが先日7日、同国人のミゲル ローマンと対戦。スーパーフェザー級のWBC米国シルバー王座を争いますが9回TKO負けを喫しています。試合後デレオンは引退を表明しています。

4)7月26日にWBAミドル級王座の11度目の防衛戦を予定しているゲネディー ゴロフキン(カザフスタン)がこの度、腐敗団体からスーパー王者へと認定されています。この団体、現在暫定王者ディミトリー チュディノフ(露)が存在するにも関わらず、別の選手同士でのレギュラー王座決定戦を画策中だとか。

5)昨年10月、ウラジミール クリチコ(ウクライナ)に歯が立たなかったアレキサンダー ポペドキン(露)が先月末30日、こちらはビタリ クリチコの相手にならなかったマヌエル チャー(独)と対戦。7回KO勝利を収め、再起を果たすと共に、空位だったWBCインターナショナル王座を獲得しています。

6)上記のウラジ、ポベトキンに敗れている元WBA王者のルスラン チャガエフ(ウズベキスタン)が7月6日、現在空位のWBAレギュラー王座決定戦に出場。フリス オケンド(プエルトリコ)を相手にその王座を争います。
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レベコ、いつの間にかV7

2014年06月09日 09時52分46秒 | 世界ボクシング
先週6日金曜日、アルゼンチンで行われた試合結果です。
WBAフライ級戦(レギュラー王座):
王者ファン カルロス レベコ(亜)判定3対0(115-112、115-110、117-109)挑戦者フェリックス アルバラード(ニカラグア)

*昨年、時期は大きく違うも共に日本のリングに登場した経験を持つ両選手。地味ながらもコツコツと防衛回数を重ねているレベコが僅差の判定勝利を収め、いつの間にやら7連続防衛(2KO)に成功しています。

   

挑戦者は6回、11回に減点1をそれぞれ科されています。それがなければ一人のジャッジは僅か1ポイントで王者の防衛を支持、ということになりますね。
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コット、予想外のワンサイド勝利

2014年06月08日 20時33分17秒 | 世界ボクシング
昨夜、米国ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBCミドル級戦:
挑戦者ミゲル コット(プエルトリコ)TKO10回開始 王者セルジオ マルティネス(亜)

*個人(Corleone)の予想としては、コットが1度、もしくは2度ダウンを奪うも、マルティネスのアウトボクシングが冴えて中差判定勝利と予想していました。しかし蓋を開けてみると試合内容、結果とも大きく予想を裏切るものに。

米国東海岸では大人気を誇っているコット。体格で上回るマルティネスに臆することなく立ち向かっていきます。ジャブの打ち合いで始まったこの試合。初回1分過ぎに大きな動きがあります。まずコットの放ったフック気味のジャブでマルティネスがダウン。試合再開後、左フックで2度目、そして右を合わせて立て続けに3度のダウンを奪ったコット。最高な形で試合の主導権を握ります。

   

ダメージを引きずるマルティネスを相手に、自らのペースで試合を推し進めていくプエルトリカン。ワン・ツーのタイミングを変えながらパンチを当てていきます。

この試合、特に目立ったのがコットの左ジャブ。先手、カウンター、左フック気味と種類を使い分け、マルティネスに的を絞らせません。逆にマルティネス(サウスポー)の右ジャブは、足に力が入らないためか、ほとんど当たらず。



体格はもちろんマルティネスが勝っていました。しかし、もちろん両者のスタイルの違いもあるでしょうが、常にプレッシャーをかけていたのは、小柄なコットでした。

9回終盤、リング中央で左ジャブをコツンと当て4度目のダウンを奪ったコット。結局マルティネスはこの回終了時に棄権を申し入れています。

予想外の圧勝で強豪を破ったコット。プエルトリコ史上初の4階級制覇達成を果たしたことになります。



コットの今後ですが、マニー パッキャオ(比)との再戦は、両者とも参謀がフレディー ローチ氏ということでナシ。フロイド メイウェザー(米)との第2戦も、テレビ局が違うために実現しないと見ます。

予想外の完敗を喫したマルティネス。自身の怪我が多いだけに、このまま引退ではないでしょうか。

ちなみに9回終了時までの採点は、3人のジャッジ揃って90対77で勝者を支持していました。
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今週末の試合予定

2014年06月07日 10時46分53秒 | 世界ボクシング
2014年6月第1週末の試合予定です。

7日 土曜日
後楽園ホール
日本ライトフライ級戦:
王者木村 悠(帝拳)対 挑戦者知念 勇樹(琉球)

ドイツ
WBAライトヘビー級戦(レギュラー王座):
王者ユルゲン ブレーマー(独)対 挑戦者ロベルト ボロンティ(亜)

英国
IBFバンタム級戦:
王者スチュワート ホール 対 挑戦者ポール バトラー(共に英)

米国ニューヨーク州
WBCミドル級戦:
王者セルジオ マルティネス(亜)対 挑戦者ミゲル コット(プエルトリコ)




9日 月曜日
後楽園ホール
日本スーパーフェザー級戦:
王者内藤 律樹(E&Jカシアス)対 挑戦者玉越 強平(千里馬神戸)

日本ミニマム級戦:
王者大平 剛(花形)対 挑戦者岩橋 裕馬(森岡)
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ドネア、苦しい勝利

2014年06月06日 07時40分07秒 | 世界ボクシング
先週末5月31日、中国・マカオで行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦:
挑戦者ノニト ドネア(比)負傷判定5回1秒(3対0:49-46x3)王者シンピウェ ベチェカ(南ア)

*解せない試合結果です。初回に左目じりを負傷し、出血し始めたドネア。試合終了時までに3回のドクター・チェックが入っています。3回目、最後のチェックは4回終了間際に行われました。レフリーはそこで試合を止めるべきだったでしょう。



試合は見ての通り、5回開始直後に終了。これは見方によってはドネアを勝たせる為に試合終了を延ばした、と取られても仕方がない処置のように思います。(実際にそんな事は無かったと思いますが)

採点ですが、私(Corleone)は最初の3回をべチェカに。王者がダウンを喫した4回は10対8でドネアとしました。

体格で劣り、パンチもほとんど当たらず。逆に軽打ではありますが南アフリカ人のパンチを結構貰っていたドネア。3戦続けてこのような試合を行えば、全盛期は去ったと見られて当然。逆にべチェカは敗れながらも評価を上げたのではないでしょうか?



ご存知の通りべチェカは7年前に来日し、当時のWBCバンタム級王者長谷川 穂積に挑戦。判定負けを喫しています。それだけにバンタム級時代の長谷川がさらに評価されるべき、だと思います。
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ダルチニアン、体重の壁にぶち当たる

2014年06月05日 11時38分24秒 | 世界ボクシング
先週末5月31日中国・マカオで行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦2:
王者ニコラス ウォータース(ジャマイカ)TKO5回2分22秒 挑戦者ビック ダルチニアン(豪)

*今回のような試合を「ミスマッチ」と言うのでしょう。

リングに上がれば両者の体格差は一目瞭然。2階級ほど違う感じを受けました。ダルチニアンのパンチが生きたのは、3階級下のスーパーフライ級までの話。ウィータースは24戦全勝20KOが示す通りの体力、パンチ力の持ち主。それに加え、スピードでもジャマイカ人が上回っていました。

増量のためか動きに切れのない豪州人。持ち前の変則的な動きも通じず、回を追うごとに追い詰められていくことに。

2回に奪われた最初のダウンは、攻めて行ったところにチョコンと右パンチを合わせられたもの。このダウンからのダメージは無し。しかし5回、同じ状況から貰った左フックからのダウンは効きました。結局、同じパンチで3度目のダウンを奪われ試合終了。新鋭王者の踏み台という不名誉な役に終わってしまいました。



いい所なく敗れたダルチニアン。現役続行なら階級を落とすのが必然的行為でしょう。2度目の防衛を果たしたウォータース。ビックネームに快勝した事により、フェザー級シーンで面白い存在になっていくでしょう。
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マクドネル、WBAへの鞍替えに成功

2014年06月04日 18時05分55秒 | 世界ボクシング
先週末5月31日、「フロッチ対グローブスII」の前座で行われた試合結果です。
WBAバンタム級王座決定戦(レギュラー王座):
ジェームス マクドネル(英)TKO10回2分 タブディンデーン ナ ラチャワット(タイ)

*ちょうど1年前にIBF王座を獲得するも、指名挑戦者との防衛戦を拒んだために戦わずして王座を剥奪されているマクドネル。その後2度、8回戦のリングに登場し白星を2つ(1KO)重ねています。

今回マクドネルが対戦したのは、WBAのアジア下部組織であるPABA王座戦に30戦ほどの出場経験を持つタブディンデーン。そんなアジアの雄をほぼ一方的な試合内容で終盤にストップし、2度目の王座を獲得することに成功しています。

   

ちなみに現在IBF王座を保持している同胞スチュワート ホールとは2011年9月に対戦し、すでに中差の判定で勝利を収めているマクドネル。今後はどのような進路を歩んで行くのでしょうか?
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右一発!フロッチ、ライバルを撃退

2014年06月03日 07時58分13秒 | 世界ボクシング
先週末5月31日、英国で行われた試合結果です。
IBF/WBAスーパーミドル級戦:
王者カール フロッチ TKO8回2分43秒 挑戦者ジョージ グローブス(共に英)

*昨年11月に激闘を演じた英国の新旧対決。その時はフロッチが勝利を収めるも、早すぎるレフェリーストップに対し抗議が集中。その為に今回の再戦が決行されています。

純粋なパンチのスピードで上回るグローブス。今回も前回と同様に主導権を握っていきます。

2回、レスリング行為で優位に立ったフロッチ。その辺りから王者が徐々にペースを奪っていきました。3回、4回と回を重ねる毎に主導権を引き寄せていくフロッチ。グローブスはプレッシャーをかけてくる王者にパンチを出さされている印象が残ってしまいます。しかし面白い事に、ペースは王者、ポイントは挑戦者という展開が続いていくことになりました。

競った内容で迎えた8回終盤、フロッチが豪快なワン・ツーの右でグローブスをなぎ倒します。挑戦者は立ち上がろうとしましたがレフェリーは継続を認めず。フロッチが一発で両者の因縁にケリをつけました。

   

明白な形で再戦に勝利したフロッチ。ラスベガスでフリオ セサール チャべス(メキシコ)との対戦、またはこのまま引退するのでは、という情報が流れています。
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チュディノフ、ニールセンを退ける

2014年06月02日 23時48分17秒 | 世界ボクシング
昨日1日、ロシアで行われた試合結果です。
WBAミドル級戦(暫定王座):
王者ディミトリー チュディノフ(露)判定3対0(116-112、117-111、115-113)挑戦者パトリック ニールセン(デンマーク)

*昨年師走末、知らぬ間に暫定王座を獲得していたチュディノフ。世界王者とはいえ、世界的にはほぼ無名の選手です。そのチュディノフが昨日デンマークの実力者ニールセンを判定で破り初防衛に成功しています。

   

ちなみに現在のWBA正規王者はあのゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)。一戦毎に評価が急上昇しているあの選手です。
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ソリマン、ドイツで王座奪取に成功

2014年06月01日 12時48分00秒 | 世界ボクシング
昨夜、ドイツで行われた試合結果です。
IBFミドル級戦:
挑戦者サム ソリマン(豪)判定3対0(118-110x2、117-111)王者フェリックス シュトルム(独)

*昨年2月に対戦している両選手。その時は2回にダウンを喫したソリマンですが、シュトルムの反撃をしのぎきり逆転勝利。僅差の判定ながらも勝利を収め、IBFミドル級王座への挑戦権を手にしています。しかしその試合後のドーピングに引っかかったソリマン。そのためにその試合は無効試合に。

実力拮抗者同士による再戦。今回も競った内容が予想されていたのですが、挑戦者が予想外のワンサイド勝利を収め判定勝利。40歳のソリマンが3度目の世界挑戦にてようやく世界王座の座を射止めています。


これまでに数多くのアジア地区王座を獲得してきたソリマン。彼の戦績を見て驚いたのですが、自身初の王座獲得は何とプロ2戦目。その戦いで、その時点でのプロ・キャリアでソリマンを大きく上回っていた同国人のピーター キンセラを12回KOで下し、豪州国内クルーザー級(!!)王座を獲得しています。その後下はミドル級、上はライトヘビー級までを戦い渡り今回の世界戦勝利までたどり着いています。



ソリマンがこれまでに獲得してきた王座は下記の順ようになります。

豪州クルーザー級
豪州スーパーミドル級
豪州ミドル級
英連邦ミドル級
IBF環太平洋ミドル級(2度+暫定1度)
OPBFミドル級
IBO環太平洋ミドル級
IBF豪州ミドル級
WBFミドル級
PABA暫定ミドル級



戦績を44勝18KO11敗に伸ばした叩き上げの選手ソリマン。初防衛戦実行前に、まずは今回の試合後のドーピングを無事クリアする事を期待しましょう。
コメント (3)
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