DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

江藤、逆転でOPBF王座獲得

2014年06月20日 00時35分07秒 | 世界ボクシング
先日17日火曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)フライ級王座決定戦:
江藤 光喜(白井・具志堅スポーツ)TKO8回2分51秒 アーデン ディアレ(比)

*3回(左右のフック)、7回(打ち合いの中での左フック)にダウンを喫し、7回までの採点でも大差の0対3(63-68x3)で多くリードを許していた江藤。8回に2度のダウンを奪い、最後は連打をまとめレフェリーストップ。大逆転で勝利をおさめるとともに、OPBF王座奪取に成功しています。

記事を見れば凄い試合だったように思えますが、映像を見ると、それほどインパクトのある試合内容には映りませんでした。

10センチ以上の身長差、リーチ差をまったく生かせず、ディアルの打ち合いに付き合ってしまった勝者。丁寧な左ジャブから試合を組み立てる事が出来る能力のある選手なだけに、反省すべき試合展開でしょう。パンチの被弾率も多く、今後世界奪回を目指すには苦しい試合内容。回復力の速さという点は証明したものの、WBO王座に挑戦経験があるとはいえ、このレベルの選手(23勝10KO9敗3引き分け)を相手に大苦戦とは、本人も納得できないでしょう。

   
勝ててよかったものの、大きな課題を残した江藤。前世界暫定王者とはいえ今後が期待できる選手なだけに奮起を期待しましょう。
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和毅の対抗王者誕生

2014年06月19日 16時07分08秒 | 世界ボクシング
先週末14日土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
WBOバンタム級暫定王座決定戦:
アレハンドロ エルナンデス 判定3対0(116-111、114-113、117-110)ダニエル ロサス(共にメキシコ)

*来月12日に正規王者亀田 和毅(日本)が指名挑戦者との防衛戦を控えている現在のWBOバンタム級戦線。それにもかかわらず暫定王座決定戦が決行されました。兎にも角にも新王者となったエルナンデスは昨年9月、後楽園ホールで下田 昭文(帝拳)に大差判定負けを喫した選手です。

WBO、第2のWBAへの道を進むつもりでしょうか?
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高山、WBO王座吸収なるか?

2014年06月18日 10時56分38秒 | 世界ボクシング
8月4日、メキシコで予定される試合です。
ミニマム級王座統一戦:
IBF王者高山 勝成(仲里)対 WBO王者フランシスコ ロドリゲス(メキシコ)

*高山が念願の4団体王座統一に向け動き出します。その最初の標的がWBO王者、20歳のロドリゲス。奇しくも両選手とも軽量級の怪物ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)に敗れた経験を持っています。高山は2009年7月に大差判定負け、ロドリゲスは昨年9月に7回TKO負けを喫しています。

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内藤、大平がそれぞれ防衛に成功

2014年06月17日 02時04分23秒 | 日本ボクシング
先週9日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフェザー級戦:
王者内藤 律樹(E&Jカシアス)判定3対0(99-91x3)挑戦者玉越 強平(千里馬神戸)

*暫定王座を含め、今回が5度目の日本王座挑戦となった玉越。スーパーバンタム級での初挑戦から実に10年経過しています。元WBCユース王者の肩書きを持つ挑戦者ですが、若き王者のスピードについて行けず大差判定負け。50戦(32勝9敗6引き分け)近くのキャリアを誇る玉越。何とか日本王座獲得までたどり着いてほしいですね。




日本ミニマム級戦:
王者大平 剛(花形)判定2対0(95-95、96-94、97-93)挑戦者岩橋 裕馬(森岡)

*今年の1月に空位だった同王座を獲得している大平。指名挑戦者に肉薄されるも最終的には僅差判定勝利。初防衛に成功しています。
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新たな英国人IBFバンタム級王者

2014年06月16日 12時02分07秒 | 世界ボクシング
今月7日、英国で行われた試合結果です。
IBFバンタム級戦:
挑戦者ポール バトラー 判定2対1(115-113、117-111、113-115)王者スチュワート ホール(共に英)

*王座交代劇が激しい現在のIBFバンタム級。昨年末に空位だった同王座を獲得したのがホール。その王座は同国人で、現在WBAレギュラー王座に居座っているジェームス マクドネルが剥奪されたもの。1年の間に英国3選手の間でこの王座がたらい回しにされたことになります。

   

昨年末まではスーパーフライ級で戦っていた新王者。次戦は指名挑戦者のランディ カバジェロ(米)、または一つ下の階級に再降格という話が出ているようです。強豪カバジェロとの対戦回避と予想しますが。
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戦う王者ブレーマー

2014年06月15日 11時14分22秒 | 世界ボクシング
先週末7日、ドイツで行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦(レギュラー王座):
王者ユルゲン ブレーマー(独)判定3対0(119-108x2、118-109)挑戦者ロベルト ボロンティ(亜)

*北米で盛り上がりを見せている現在のライトヘビー級戦線。その陰に隠れる形で実力者ブレーマーが僅か2ヶ月のインターバルで防衛戦を行い大差判定勝利。スーパー王者であるバーナード ホプキンス(米)との王座統一戦はほぼ実現不可能ですが、地元ドイツで防衛量産の動きを見せ始めています。

   

元WBO王者でもあるブレーマー。その王座は2度の防衛に成功。すでに前回の防衛記録に並んだことになります。さあ年内、あと何度の防衛戦に臨むのでしょうか?
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今週末の試合予定

2014年06月14日 10時24分42秒 | 世界ボクシング
2014年6月第2週末の試合予定です。

14日 土曜日
メキシコ
WBOバンタム級暫定王座決定戦:
アレハンドロ エルナンデス 対 ダニエル ロサス(共にメキシコ)

米国ニューヨーク州
WBOスーパーライト級戦:
王者ルスラン プロポドニコフ(露)対 挑戦者クリス アルジェリ(米)

WBOスーパーウェルター級戦:
王者デメトリアス アンドラーデ(米)対 挑戦者ライアン ローズ(英) 


17日 火曜日
OPBF(東洋太平洋)フライ級王座決定戦:
江藤 光喜(白井・具志堅スポーツ)対 アーデン ディアレ(比)

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木村、初防衛に成功

2014年06月13日 00時24分30秒 | 日本ボクシング
先週末7日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライトフライ級戦:
王者木村 悠(帝拳)判定3対0(99-91、98-93、97-94)挑戦者知念 勇樹(琉球)

*今年2月に同王座に就いている木村。身長で10センチ以上上回る知念を相手に試合運びの上手さを見せつけて勝利。同王座の初防衛に成功しています。

   
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グラドビッチ、V3

2014年06月12日 21時42分16秒 | 世界ボクシング
先月31日、中国のマカオで行われた試合結果です。
IBFフェザー級戦:
王者イフジェニー グラドビッチ(露)判定3対0(118-110、117-110x2)挑戦者アレクサンデル ミスキルチェン(ベルギー)

*現在米国を本拠地にしているグラドビッチ。元IBFスーパーフェザー級王者ロベルト ガルシア氏の指導を受けています。

今回は昨年3月に獲得した王座の3度目の防衛戦。その防衛戦すべてを同地マカオで行っています。今回は欧州の強豪との防衛戦になりましたが、ワンサイドの判定で勝利し戦績を19戦全勝(9KO)に伸ばしています。

さて、グラドビッチが登場した興行には2つのWBAフェザー級戦が同時に行われています。一つはノニト ドネア(比)が疑惑の負傷判定勝利を収めシンピウェ ベチェカ(南ア)に辛勝。もう一つはニコラス ウォータース(ジャマイカ)が圧倒的な強さを見せつけてビック ダルチニアン(豪)に一方的な勝利を収めています。

   

2014年6月12日現在のフェザー級王者は、

WBA:ドネアとウォータース
WBC:ジョニー ゴンザレス(メキシコ)
IBF:グラドビッチ
WBO:空位
*ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)とゲリー ラッセル(米)による王座決定戦が今月21日に決行

現在の同級ナンバーワンはウォータースかこのグラドビッチではないでしょうか。
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クアドラス、痛い勝利

2014年06月11日 08時11分20秒 | 世界ボクシング
先月末31日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCスーパーフライ級戦:
カルロス クアドラス(メキシコ/帝拳)負傷判定8回(3対0:77-75、77-74、78-73)王者シーサケット ソー ルンビサイ(タイ)

*この試合後のクアドラスの戦績は30戦全勝(24KO)。日本の帝拳ジムの契約選手で、デビュー当初から母国メキシコ、日本で注目されてきた選手です。しかしこの世界戦のみで判断すると、正直失望。

無駄にフットワークを多用する挑戦者。パンチも逃げ腰で放つために威力はありません。27勝(25KO)の王者もパンチのみの選手で技術はナシ。ジャブを放つ事も知らなければ、パンチの打ち終わりを狙うなどの芸当など無理。しかし4回と、7回のボディー攻撃はよかったです。

右構え(挑戦者)と左構え(王者)同士の対戦のため、頭が自然に当たってしまうのはやむを得ません。そのため4回に左目上(眉の上)をカットしたクアドラス。8回開始早々に事故が再発し、切り口を大きくしてしまい試合終了。眉と長さが同じぐらいの長い傷口でした。



4回にアクシデントのヘッドバットのために、「加害者」シーサケットに減点1が科されています。それでも78対73はないでしょう。私(Corleone)は76対76(8回は10対10)のイーブンとつけました。

ガードの上からとはいえ、タイ人のパンチを貰うたびに吹っ飛ばされていた新王者。期待されていただけに、今回の試合内容にはガッカリさせられてしまいました。次戦での名誉挽回に期待しましょう。
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