先月末30日、大阪・住吉区民センターで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)バンタム級戦:
王者マーク ジョン ヤップ(比/六島)TKO4回2分59秒 挑戦者益田 健太郎(新日本木村)
*2度獲得した日本王座を返上し、さらなるステップアップを図るために大阪に乗り込んできた益田。初回に一気に3度のダウンを奪うという大チャンスを得たのですが、その後は停滞。結果的にはヤップに大逆転の機会を与えてしまいました。
2012年以降、日本のリングを拠点に戦い続けているヤップ。異国で戦う頼もしさというのでしょうか、日本の選手の踏み台にならず、逆に日本人選手を踏み台にし世界との距離を少しづつ縮めているようです。来週に防衛戦を予定しているWBC王者の山中 慎介(帝拳)が勝利を収めた場合、次の挑戦者にこの比国人が選ばれるかもしれません。
OPBFミドル級戦:
王者太尊 康輝(六島)判定3対0(119-109、117-109、115-111)挑戦者ロックハート ブランドン シェーン(米/森岡)
*OPBF王座の権威低下の象徴的対戦カードというべきでしょうか、王者はタイトル戦に不適切な挑戦者を選んでしまい、それに加えて不本意な内容の試合を演じてしまいました。
4回にダウンを奪うなど終始試合をリードし、昨年11月に獲得した王座の2度目の防衛に成功した太尊。しかし挑戦者は今回が初のタイトル戦出場。ここまでの戦績は8勝(7KO)5敗(2KO負け)1引き分け。しかもこれまでに10回戦の試合出場すら1度もありません。こんなレベルの試合を認定してしまうから、WBOの地域王座まで認可されてしまうんですよ。村田 諒太(帝拳)を除けば、見るべきものが非常に少ないというのが日本ミドル級の現状なんでしょうね。
OPBFスーパーウェルター級戦:
王者ラーチャシー シットサイトーン(タイ)TKO11回1分42秒 挑戦者ジャンボおだ信長本屋ペタジーニ(六島)
*4月に大石 豊(井岡弘樹)に大逆転勝利を収め、同王座を獲得しているラーチャシー。その4ヵ月前の昨年師走には、母国でピューマ渡久地ジムのコブラ諏訪に判定勝利を収め、WBCのもう一つのアジア下部組織であるABCO王座も獲得しています。
4戦続けて日本人との対戦となったラーチャシー(諏訪とは昨年4月にも対戦)。やたらと長いリングネームの挑戦者を試合開始から攻め続けて、終盤11回にTKO勝利を収めることに成功。4月に獲得した王座の初防衛に成功しています。
最近では珍しいタイ人のOPBF王者。現在1位にはこれまた日本の竹迫 司登(ワールドスポーツ)が君臨しており、近い将来にラーチャシーが日本のリングに登場する機会が訪れるかもしれませんね。
OPBF(東洋太平洋)バンタム級戦:
王者マーク ジョン ヤップ(比/六島)TKO4回2分59秒 挑戦者益田 健太郎(新日本木村)
*2度獲得した日本王座を返上し、さらなるステップアップを図るために大阪に乗り込んできた益田。初回に一気に3度のダウンを奪うという大チャンスを得たのですが、その後は停滞。結果的にはヤップに大逆転の機会を与えてしまいました。
2012年以降、日本のリングを拠点に戦い続けているヤップ。異国で戦う頼もしさというのでしょうか、日本の選手の踏み台にならず、逆に日本人選手を踏み台にし世界との距離を少しづつ縮めているようです。来週に防衛戦を予定しているWBC王者の山中 慎介(帝拳)が勝利を収めた場合、次の挑戦者にこの比国人が選ばれるかもしれません。
OPBFミドル級戦:
王者太尊 康輝(六島)判定3対0(119-109、117-109、115-111)挑戦者ロックハート ブランドン シェーン(米/森岡)
*OPBF王座の権威低下の象徴的対戦カードというべきでしょうか、王者はタイトル戦に不適切な挑戦者を選んでしまい、それに加えて不本意な内容の試合を演じてしまいました。
4回にダウンを奪うなど終始試合をリードし、昨年11月に獲得した王座の2度目の防衛に成功した太尊。しかし挑戦者は今回が初のタイトル戦出場。ここまでの戦績は8勝(7KO)5敗(2KO負け)1引き分け。しかもこれまでに10回戦の試合出場すら1度もありません。こんなレベルの試合を認定してしまうから、WBOの地域王座まで認可されてしまうんですよ。村田 諒太(帝拳)を除けば、見るべきものが非常に少ないというのが日本ミドル級の現状なんでしょうね。
OPBFスーパーウェルター級戦:
王者ラーチャシー シットサイトーン(タイ)TKO11回1分42秒 挑戦者ジャンボおだ信長本屋ペタジーニ(六島)
*4月に大石 豊(井岡弘樹)に大逆転勝利を収め、同王座を獲得しているラーチャシー。その4ヵ月前の昨年師走には、母国でピューマ渡久地ジムのコブラ諏訪に判定勝利を収め、WBCのもう一つのアジア下部組織であるABCO王座も獲得しています。
4戦続けて日本人との対戦となったラーチャシー(諏訪とは昨年4月にも対戦)。やたらと長いリングネームの挑戦者を試合開始から攻め続けて、終盤11回にTKO勝利を収めることに成功。4月に獲得した王座の初防衛に成功しています。
最近では珍しいタイ人のOPBF王者。現在1位にはこれまた日本の竹迫 司登(ワールドスポーツ)が君臨しており、近い将来にラーチャシーが日本のリングに登場する機会が訪れるかもしれませんね。