最近(2022年3月17日ごろ)のニュースです。
1)今月4日、前WBC/WBO統一スーパーライト級王者ホセ カルロス ラミレス(米)と、元IBFスーパーフェザー級、WBOライト級王者ホセ ペドラサ(プエルトリコ)が対戦。体格で上回るラミレスが、曲者ラミレスを圧勝し、3対0(116-112x3)の判定勝利を収めています。この勝利によりラミレスは、WBC王座への挑戦権を獲得すると同時に、昨年5月に苦杯を喫した4団体統一王者ジョシュ テーラー(英)との再戦に向け、可能性を残した事になりました。
2)現在4団体のスーパーライト級王座を保持しているテーラーですが、WBAからは前暫定王者アルベルト プエジョ(ドミニカ)との防衛戦を行うよう指示を出されています。WBCの指名挑戦者はラミレス、IBFの最上位ランカーはイェレミアス ポンセ(アルゼンチン)。WBOは、先日テーラーを苦しめたジャック カテロール(英)、リーアム パロ(豪)、前3団体統一ライト級王者テオフィモ ロペス(米)の順でランキングの上位に名前を連ねています。
3)スーパーライト級の注目株の一人であるホセ セペダ(米)が現地時間の明後日、メキシコのリングに登場。中堅のフランシスコ ペレス(メキシコ)と無冠戦10回戦で対戦します。
4)2019年10月にテーラーと対戦し、僅差の判定負けを喫しているレジス プログレイス(米)も今週末19日に試合を予定しています。アラブ首長国連邦のリングに登場を予定しているプログレイスは、世界ランカーで、WBOインターコンチネンタル王者でもあるタイロン マケンナ(英)と対戦します。
5)2018年6月にテーラーに、2020年8月にラミレスに敗れている元WBC王者ビクトル ポストル(ウクライナ)。先月末26日にゲリー アントワン ラッセル(米)と対戦しますが、10回TKO負けを喫してしまいました。前WBCフェザー級王者ゲリー ラッセル ジュニアの実弟は、WBA米大陸スーパーライト級王座を獲得すると同時に、全勝全KO記録を15に伸ばしています。
6)同日、元WBA、WBOスーパーバンタム級王者ギレルモ リゴンドー(キューバ)がアラブ首長国連邦のリングでビンセント アストロラビオ(比)と対戦。僅差の判定負けを喫してしまいました。金星を挙げたアストロラビアはこの勝利により、空位だったWBCインターナショナル・バンタム級王座を獲得しています。