DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

加納、世界へ前進(OPBFミニマム級:シルバー王座?)

2016年05月15日 01時38分38秒 | 世界ボクシング
一週間前の8日、三田市総合文化センターで行われた試合結果です。 
OPBF(東洋太平洋)ミニマム級王座決定戦(シルバー/暫定王座?):
加納 陸(大成)判定2対1(117-111x2、113-115)メルリト サビーリョ(比)

*2013年師走に比国でデビューを果たした加納。半年後の19歳の誕生日を迎えます。その加納が目論んでいるのは、元WBCミニマム、WBAライトフライ級王者井岡 弘樹(グリーンツダ)が達成している18歳と9ヶ月での日本人世界王座奪取最年少記録を破ること。今回のサビーリョ戦は、その記録達成への試金石戦となります。

対戦者のサビーリョは以前同王座を保持していたばかりでなく元WBO王者でもあります。そのキャリアは加納の3倍近くある32歳。しかし加納はそんな先輩王者を相手に堂々とした試合を展開していきます。

前半戦をリードしたのは若き日本人。しかし中盤戦は比国人が盛り返し、後半戦突入前までは五分の展開。このままサビーリョが逆転するのでは?と思われましたが加納がボディー攻撃を中心に比国人を攻め試合終了。判定は割れましたが12戦目(10勝1敗1引き分け)でOPBF王座を獲得することに成功しています。

現在OPBFの正規王座には中国の熊 朝忠が君臨しているため、この試合は暫定王座決定戦として行われたと多くでは記載されています。しかしジョー小泉氏によるFightnewsのリポートでは「シルバー」王座戦として載せられていました。

さて、元世界王者サビーリョを破ったことにより世界挑戦が現実化してきた加納。この試合前、サビーリョはOPBFとWBOの1位にランキングされていました。現在WBOの最軽量級王座は空位で、1位がこの比国人。2位には高山 勝成(仲里)が君臨中。試合会場に訪れていた高山も加納との対戦を望んでいるようであり、今夏にもその一戦が実現しそうな様子です。
コメント
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