DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

カニンガム、エルナンデス、アブラハム

2011年02月18日 04時00分31秒 | 世界ボクシング
先週末12日土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
IBFクルーザー級戦:
王者スティーブ カニンガム(米)判定3対0(118-110、117-111、115-113)挑戦者エナド リチーナ(セルビア)

*2戦続けてドイツのリングに登場したカニンガム。ジャッジによって見方は大きく違う結果となりましたが、3対0の判定で2度目の王座の初防衛に成功しています。


WBA暫定クルーザー級戦:
挑戦者ヨアン エルナンデス(キューバ)TKO7回1分19秒 王者スティーブ アレリュー(仏)

*試合終了時まで一進一退の攻防が続いたWBA暫定戦。結果的にはエルナンデスが7回に2度のダウンを奪いTKO勝利で王座奪取に成功しています。しかし4回終了間際、アレリューが左足を負傷。どの箇所を負傷したのかは分かりませんが、4回終了時のインターバルでは、ふくらはぎの治療(マッサージ)を受けていました。ドクターはそこでのストップを要請していたようですが(映像ではそう見えました)、王者は試合続行を希望。試合は続けられました。7回のダウンも、アレリューが足の踏ん張りが利かなくなったところにパンチを貰ったもの。ダメージは自身の負傷の方が大きかったでしょう。そして2度目のダウンは、押されれば倒れるというものでした。

もしアレリューに事故がなければ、試合自体どうなっていたか分からなかったでしょう。王座と決別したフランス人ですが、決して評価を落とす敗戦ではないと思います。


スーパーミドル級10回戦:
アーサー アブラハム(独)TKO2回1分1秒 スティファン ボジック(クロアチア)

*事故続きの今回の興行。スーパーミドル級の無冠戦も不意の事故で幕を下ろしています。試合が終了するまでの5分間、ボジックが攻勢をかけ、それをアブラハムが迎え撃つという展開でした。そして2回半ば過ぎ、ボジックが左ボディーを放ったところ、拳がアブラハムの肘と激突。拳が破れる形となり、その激痛のためボジックは倒れこみます。その後試合は再開されず、アブラハムのTKO勝利が宣告されてるという、両雄にとり消化不良の試合となってしまいました。

昨年、白星に恵まれなかったアブラハム。5月に予定されているアンドレ ワード(米)へと駒を進めています。
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