DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

フロイド メイウェザー、スーパーライト級転向第1戦

2004年05月23日 13時24分54秒 | 世界ボクシング
本日、現在もっとも実力のある選手の1人と見られるWBCライト級(61.23キロ)王者フロイド メイウェザーが、自身の1つ上の階級スーパーライト級(63.5キロ)転向第1戦を見事な勝利で飾った。
前WBO同級王者の実力者デマーカス コーリーから2度のダウンを奪い、大差3ー0の勝利(119ー107、119ー108、118ー108)。
この勝利により、メイウェザーは近い将来WBCスーパーライト級1位に指名される模様。

その同団体王者アルツロ ガッティーは、今夏にも前WBAライト級王者のレナード ドーリンとの1戦を行うとの情報。

ライト級転向時には、新たな体重の壁にしばらくの間困惑していた。今度の新たなクラスでは、どのような活躍を見せてくれるのか楽しみである。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボクシング 10年 (ヘビー級編)

2004年05月23日 09時22分15秒 | ボクシングネタ、その他雑談
ここ10年間、WOWOWエキサイトマッチで浜田 剛史氏が繰り返して同じ事を言ってきた、「まさしく戦国時代ですね」。ここ10年間に関して見ると私の意見は少し違う。ヘビー級をリング上から牽引してきたのはレノックス ルイスとイベンダー ホリフィールド。そしてリング外の話題を含めたマイク タイソン。
これから数年がまさしく「戦国時代」だと思う。ルイスは引退し、ホリフィールド、タイソン共に王座に返り咲く可能性はあるとしても実力NO.1にはもうなれまい。ここ数年、クリチコ兄弟次第でこの混沌状態に変化が見られると思う。

2004年4月、まさしくヘビー級タイトル戦のラッシュを迎えた。

WBO空位王座決定戦:ウラジミール クリチコ(ウクライナ)対レイモン ブリュースタ(アメリカ)結果:ブリュースターの5ラウンドTKO、新王者に。

IBF戦:チャンピオン クリス バード(アメリカ)対挑戦者 アンドュルー ゴロタ(ポーランド)
結果:12ラウンド引き分け、バード、2度目の防衛に成功。

WBA戦:チャンピオン ジョン ルイス (アメリカ)対挑戦者 フリス オケンド(プエルトリコ)
結果:ルイス、KO防衛

そしてレノックス ルイスの返上したWBC王座決定戦:
結果:ビタリ クリチコ(ウクライナ)がコーリー サンダース(南アフリカ)を8ラウンドで破り新王者に。



同じような状況が、厳密には9年前、1995年にあった。

3月
WBO戦:当時最強と言われていたリディック ボウ(アメリカ)が、王者ハービー ハイド(イギリス)を一蹴。王座再獲得。

4月
IBF戦:前年、20年ぶり世界王座に返り咲きを果たしたジョージ フォアマン(アメリカ)が、アクセル シュルツ(ドイツ)に大苦戦の判定防衛。

フォアマンが返上したWBA王座決定戦、ブルース セルドン(アメリカ)が、トニー タッカー(アメリカ)に8ラウンドストップ勝ちで新王者に。

前年、WBC王座をレノックス ルイスから番狂わせで奪取したオリバー マッコール(アメリカ)の初防衛戦。もう一人の中年の星、ラリー ホームズに僅差判定で初防衛に成功。

当時、ルイス、ホリフィールドとも王座には君臨していなかった。しかし実力は現行の王者よりは上と囁かれていた。
そしてその年の夏、鉄人マイク タイソンが4年ぶりのリングへ復帰。

当時は主役が王座に居座らなくとも存在していた、ルイス、ホリフィールド、そしてタイソンと。
現在2004年は主役をまず探すことが先決。
クリチコ兄弟、白人ホープ ジョー メーシ、シドニー オリンピック金メダリスト、 英国のオードリー ハリソンが話題の中心になると思う。

こうして見ると、「10年」前あたりからボクシングの国際化、「脱アメリカ」がこの最重量級で始まったのが分かる。
そして「10年」おきに歴史的偉業が達成されている。
1994年、フォアマンの45歳での王座返り咲き。そして2003年、ロイ ジョーンズ、元ミドル級王者のヘビー級制覇と。
「10年」後にはどんなドラマが見られるか楽しみである。


Corleone
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする