キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

熱海芸者

2018年02月10日 | Weblog
今日も朝からいい天気だ。
久し振りに自転車でJA湘南へ行ったが、農家が出した野菜はまったくなく、西山さんが平塚市場から仕入れたものがあるだけで、蜜柑も少しだけしか置いてなかった。
冬から春への端境期に当たるのかな。
カーネーション、聖護院大根、梅干、高菜漬けを買う。
親切で感じのいい女性がレジをやっている日で、拝顔して少しお話をさせていただくだけで愉しく、いい1日になりそうな気がする。

朝から妻が叉焼を焼いてスープを作っていて、昼は叉焼麺になるとは思っていたが、出掛けに麺だけのやつねと拉麺をたのまれた。
WAKWAKの拉麺も近所の酒会社の施設で作っていて美味いのだが生憎スープが付いている。
西友には札幌土産に良く買ってきた製麺所の麺が売っていて、これは麺だけだ。
何時も買っているが、その隣に4種類のPBの麺があることに気が付き、試しに平打ち麺と中太麺も買った。
他に低脂肪乳を買う。

10時半に帰ってきたので、本の片付けをやる。
娘の部屋に置いてあった本をチェックして分類したが、分類先にスペースがない。

昼は予定通り叉焼麺を作る。
何時ものように材料が用意されていて各人個のみの茹で具合、好みの味、好みのトッピングで作る。
試しに買ってみた平打ち麺と小松菜を茹で、その間にヤマサのフレッシュパックの醤油を少々丼に垂らし、スープを入れる。
麺は固めが好みなので早めに取り出し、刻み葱、支那竹、鳴門巻き、叉焼は肩ロース、バラ肉、股肉の3種類、煮卵、海苔をのせて、胡椒を多目にかけた。
モヤシもあったが止めた。
たいへん美味かったが、きっと煮卵と海苔は無くてもいいね。

午後はJA磯っことヤオマサへ向かう、一昨日出遅れたので2時前に磯っこへ着いたが、既にオバサンたちが十数名並んでいた。
ブロッコリー、菜花、生落花生、ミニトマトを買う。
他にほうれん草、小松菜、芹、大根、白菜、サラダ菜など豊富に野菜があった。
ちなみに落花生は、ここ大磯で明治時代に日本で初めて栽培され、二宮の神奈川県園芸試験場(今は生涯学習センター・ラディアンになっている。昨日確定申告の会場になった所)で栽培方法が研究されたんだよ、今じゃ千葉の八街が有名だけどね。

ヤオマサに行き魚を観るがいいのが無かったので手ぶらで出た。
風の無い素晴らしい天気でシャツとセーターの軽装で快適に散歩が出来た。

家に帰ってからまた本の整理をしたが、おやっと思う本のページを開いて、いいところをひとくさり読んだりしているのでおよそ捗らない。
既読の本は読むべき所が分かるし、読むと全体が甦ってくるので中々の充実感が味わえるんだな。
友人から譲り受けた蔵書に坂井三郎の「大空のサムライ」の単行本があり、35年前にハワイ・アラモアナ・ショッピングセンターの本屋で「SAMURAI」の題で発売され平台に積まれたのを見かけ、20年前に光人社文庫で読んでいる。
坂井がガダルカナル上空で被弾し背面操縦になりながらラバウルまで帰還する件は白眉と賞賛されていて、この被弾で片目の視力を失いながらも、硫黄島上空で零戦でグラマンと1対15の戦いをして帰還した件も素晴らしいが、ちょうとそこを開いて読んだ。
佐賀出身の坂井の予科練時代や中国で96式戦闘機に乗っていて、やがて零戦と巡り会い、開戦は台湾の台南空からフィリピンのクラーク飛行場へバシー海峡渡洋攻撃に参加、ラバウルの前進基地ラへへ南進しスタンレー山脈越えの攻撃を繰り返したことなど、68機撃墜のこのエースの活躍と苦闘が蘇ってきた。
空戦では敵機を先に発見するのが最重要で、昼間に星が見えるまで目を鍛えたのには驚き呆れ感心した。
片付けに時間がかかるのも頷けるでしょう。

整理をしていて読みたくなる本だけ残し、そうでないのは目を瞑って処分の箱に放り込んでいたら、段ボール箱に10箱ほどになった。
遅々として進まない片付けだが、今回上乗せの本棚を6個買ったのに加え、本体を2個買い足せばケリがつきそうな気がしてきた。

風呂に入り寝巻きに着替えて、炒っておいた落花生をつまみにウヰスキー湯割りを飲む。
叉焼を切って出してあったので、カラシ醤油に刻み葱で肴にする。
昼はポカポカ陽気だが、朝晩はまだ冷えるので、後で温かい豚汁が出てきたが、これがありがたかったね。
ウヰスキーで湯割りを2杯飲み、最後はラムの湯割りで仕舞いにして、母のところへ行き懐メロを観た。
東京に関する歌の特集で、昭和初期の西城八十、中山晋平の楽曲が出て、写真などの資料が見られたので、西城八十ファンとしては楽しかった。
9時からの「新日本風土記」熱海を期待していたが、2016年3月に放送したもので、まあ観たことがなかったので悪くはなかったが、最近再放送が多く新作が少ないので面白くないね、近ごろ無沙汰しているので最近の熱海を観たかった。
当時温泉芸者が120人いたらしいが、美人で気っ風のいい芸者と艶やかな遊びをしてみたいね。
カネを持っていたら隠居の道楽にうってつけなんだけどね。
芸者遊びに憧れていた、今を去ること35年前、大先輩にお願いして熱海に連れていってもらった。
湯河原の置屋から出ている芸者が座敷に来たが、酌をしてくれただけで芸の披露はなかった。
その後はご一緒させていただきましたけどね。

まあ、何事も何度か通わなければ思うように楽しむことはできないから、授業料を納めないとダメなんだが、この遊びの場合は、気に入った芸者に入れ揚げて湯尽し、すっからかんにならないと妙味は分からないだろうなあ。
コメント
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