キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ノーベル賞にちなんで福寿を呑む

2015年10月10日 | Weblog
木曜日の夜、茅ヶ崎の新しいフレンチに営業に出かけたが、オーナーシェフの人柄が良く、横浜シェラトンのシェフをやっていたのに威張るところがなく気分が良かった。
フランスとオーストラリアのワインをやっているとのこと、昼下がりの暇な時間に営業員を行かせることにした。

凛で酒を呑んだ。
好い加減に銘柄を覚えればいいのだが、酔っ払うのにそんな面倒くさいことはしたくない。
刺身盛り合わせが、鯵、蛸、鯖など分りやすいものであったが、分りにくいムツを当てた。
我ながらたいしたもんだ、釣りをやってときに獲物があり、それを捌いて喰っているから詳しくなるので、何事も経験が物を言う。
しかしかれこれ200銘柄以上の酒を呑んだことになる。

聡のところへ行き、黒霧ソーダを3杯呑む、肴は野菜炒め、ワンタン、中華丼、千葉から茅ヶ崎の駅ビルの改修に来ている人と、アサヒビールの顔なじみの人たちがいて二時間話をしながら飲んだ。
ラーメン屋でみんなが長尻をしているものだから、聡の経営状態はすこぶる悪いだろう。

金曜昼に、都築 政昭『「小津安二郎日記」を読む』ちくま文庫を購入する。
どうも小津安二郎という人を偏愛しているところがあり、小津に関する書籍を観ると飛びついてしまう悪癖がある。
当然良く書けているものもあれば、駄作もあるのだが、ファン堅気というものは、アイドルに関係するものすべからく欲しくなるもので、1,620円を叩いて購入してしまった。
講談社学芸文庫が高くていけないと思っていたが、近頃はちくま文庫とちくま学芸文庫に驚くほど高い値のものがあり驚いてしまう。
川崎長太郎が小田原の芸者を小津安二郎と争ったことがあるが、その時代の日記の記載があるといいなと思っている。
小津安二郎も女にもてたらしいが、川崎長太郎という人も、還暦前後に30も年の離れた女に惚れられて結婚したのだから、何かしら女をひきつける魅力があったに違いない。
チクショウメ!

芳林堂へ行く前には、駒でチラシを喰った。
造りは、烏賊、蛸、鰯酢〆、帆立、鮪赤身だったので、代わり映えがしなかった。
昼をあれこれ考えるのが面倒臭く、今週二度目だが行ってしまった。

今夜は札幌からお客がやってきて野毛で飲むことになっている。
昨日、札幌からこちらのほうへやってきたのだが台風の中良く飛行機が飛んだものだと感心している。
お土産は、美濃屋のあられ、酒はノーベル賞にちなんで酔心館の福寿にしましょうかね。
二人も受賞したんだから、酒だけでも肖りましょう。

明日は、また別のお客が湘南へやってきて午後3時から呑む事になっているが、店が開いていないので宅で料理を作ってもてなす事になる。
ワインと酒はふんだんにあるのだが、料理の出来がどのようになるか心配ではある。
コメント
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