キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ノーベル賞に必要なもの

2015年10月07日 | Weblog
朝、ニュー・オータニのスペイン・グルメフェアに出かけた。
いいメーカーに社に出会えたので、わざわざ出かけた甲斐があった。
気に入ったワインを直ぐにオーダーした。

海外の試飲会で各国のバイヤーが来て試飲商談をしているが、その場で結論が出ないのは日本人だけだと陰口をたたかれることがある。
確かに、試飲をしてさらにサンプルを要求して、答えが中々出ないのではメーカーとしては嫌になっちゃうと思う。

即断即決で仕入れて売れなったら止めればいい、売れるかどうかなんて売ってみなきゃ分らない。
販売者が売れる商品を企画できたのは過去のことだ、今は消費者が欲しいか欲しくないか決める時代だ。
物が無く何でも売れた時代のやり方では通用しないのに、まだ、昔の夢を追っている人達が多いんだなあ。

新橋の鶏料理屋で遅い昼飯を喰う。
ここの鶏唐揚げはボリュームたっぷりで美味い、値は1,510円といたってリースナブル。

桜木町で降りてコレットマーレ5Fの紀伊国屋へ寄る。
一日一回は書店を覗かないと時代に遅れる、購入しなくてもいいから何が並んでいるか観察することだ。
加門七海「墨東地霊散歩」青土社、昼間たかし「コミックばかり読まないで」イーストプレス、五味文彦「文学で読む日本の歴史 古典文学篇」山川出版を買う。

「墨東地霊散歩」と「文学で読む日本の歴史 古典文学篇」は先々週と先週の読売新聞の書評欄に載っていたものだ。
毎月数千円を払って読売新聞を購読しているが、毎日読むのは一面の「編集手帳」と文庫と新書の広告欄、たまに湘南版、あとは番組表だ。
日曜日の書評欄は必ず読むが、こうやって取り上げられた書籍を実際に購入すれば、購読料も無駄ではない。

昨日、ノーベル賞に決まった大村智さんが、まだ若い頃に給料を研究と本代につぎ込んでしまい、奥さんがアルバイトをして支えてくれたことを話していたが、そのくらい一心に打ち込まなくては、物事はならない。
呑みに出れば10,000円は使ってしまうのだから、紀伊国屋で購入した書籍代金5,508円を高いとは思わない。
しかし、アルバイトをして支えてくれる奥さんがいないのが決定的だなあ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする