キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

鯖・平目・イワナ

2014年06月27日 | Weblog
水曜日の夜、家に帰ったら鯖の味噌煮が台所のテーブルに載っていた。
家人が云うには上の息子が、早川で平目と鯖を釣ってきて、鯖は味噌煮に、平目は五枚に卸してあるから刺身にして喰ってくれということだった。
昨日朝、表側の女節に当たる部分の皮を引き、刺身にして喰った。
せっかく買った柳刃に錆が出ていたのでがっかりしたが、いまどき包丁の管理を期待するほうがいけないようだ。
飯のおかずにするより酒の肴にしたほうが好ましい、と思いながらも美味しくいただいた。
この時期までになると平目も体力が回復しており、世間で言われるほど不味くは無い。

好物の茄子のオリーブオイル焼きも生姜醤油で食べたが、こちらも美味かった。
一昨年までは、夜、煮干の頭と内臓を取って水に漬けて冷蔵庫で出汁をとって、翌朝茄子の味噌汁にして喰っていたが、去年からオリーブオイル焼きに変えた。
茄子は皮のところに栄養があるとのことだが、味噌汁にすると色が変わるので皮を剥いていた。どうにか滋養があるという皮を食べてやろうと、この調理方法に変えた。
ふた夏くらいは飽きずに喰い続けるだろう。

糠床を先月作ってみたが、どうも上手く行かず良い香りにならない。
鷹の爪と昆布を入れてはみたが、味のほうもいまひとつだ。
最初に入れた菌がラッキョウを塩に漬けていたときに出来た菌で、多分乳酸菌だと思うが、その株が余りよくなかったのかもしれない。

夏、朝飯で野菜を取るには、胡瓜の糠漬けと茄子のオリーブオイル焼きが簡便でよいのだが、糠漬けが上手く行かないので茄子ばかりになって少し飽きている。

紀伊国屋で、湯川豊「イワナの魔法」筑摩書房を買う。
この人の文体は好みだ、このくらいのものを書いてみたいと思うのだが、簡潔にしてこくがある、この文体は彫琢を重ねた結果だからそうやすやすと真似できるものではない。





コメント
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