キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ボルドーにてⅡ

2012年10月26日 | Weblog
昨夜ボルドーについて、この34日の出来事をかいつまんで書いたので、詳しいことはまた落ち着いてから書くとして、二年ぶりにボルドーに来て今までと変ったことについて書いてみたい、とはいっても昨夜30分ばかり街中を散歩しての印象だが。

今回はクオリティーホテルに泊まったが、今まではホテル・シェズ泊まることが多かった。町の真ん中にあり、昔のたたずまいを残したホテルで、幽霊屋敷のようなところもあったが、リーズナブルな価格も好ましかった。モニクからシェズがリニューアルして綺麗になっているからどうだとのメールをもらい、ネットで調べてみたら確かに現代的に様変わりして綺麗になっていた。しかし価格も今までとは異なり一泊200ユーロ以上であったので、評判の良いクオリティーホテルにそのまま泊まることにした。散歩の途中でそのリニューアルなったホテル・シェズを覗いてみたが、かつての風情は失われ単なる現代的なホテルになっていたのでガッカリした。

数件の例外を除き、レストランやビストロに人がいないのにも驚いた。外食の比率が減っているのだと思う。バールのようなところには人がたかっていたから、ボルドーっ子の財布の紐は固く結ばれているようだ。しかもそこで飲まれているのはワインではなくビールが圧倒的であった。きょうからそのあたりの事情を探ってみたい。



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ボルドーにて

2012年10月26日 | Weblog
ジュブレ・シャンベルタン村のマルシャンのB&Bに二泊滞在していたもので、すっかりインターネットの世界と隔絶しておりました。携帯も圏外になっていて、昔はこんな風に生活していたなあとちょっと愉快でした。

さて、22日にモルゴンのル・ヴィレを出た後は、モリエールに行きヌーボーをタンクから試飲をし、今年は酸が少なくて果実味が表に出て日本人にはうってつけのスタイルでした。現在コペンハーゲンのノマにワインを入れていますが、サン・ベラン、マコン・フュッセ、ムーランナ・ヴァンなど取り扱いワインを含めて試飲をしましたが、やはりモリエールのワインはスペシャルでした。少しだけ分けてもらうことにしたので、そのうち皆さんにも世界一のレストランが選んだワインを飲む機会があると思いますので、ぜひお楽しみください。

 

その後はブーリーに戻り、やはり有機栽培の農家のヌーボーを試飲し、北も南もスタイルが共通であることを確認しました。此処では15種類ほど試飲しましたかね。

 

その後針路を北にとりシェナのメーカーでボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーなど20種類のボージョレを試飲しました。移動と試飲で疲れました。



23日は針路を再び南にとり、フランスで一番美しい村といわれているオワンでボージョレヌーボーなど20種類を試飲しました。此処は名に恥じない美しい風景が続く地域で、黄金の石で作られた昔ながらの家を買い取って住んでみても良いなと思いました。売店で販売されているチーズとソーセージは手作りで、見るからに美味そうでしかも激安。棚にあるのを全部買って日本へ持ち帰り、友達を100人よんで大盤振る舞いしたかったね。



この後針路を北へとり、ヴィレ・クレッセで、マコン・ヴィラージュ・ヌーボーなど20種類を試飲、この地域は収穫量はボージョレほど深刻に少なくは内容だったが、ヌーボーの味わいは凡庸に感じた。青りんごの風味でひじょうにサッパリしていた。此処数年このワインを飲んでいないので、そういうものだったのかもしれない。

 

この後ジュブレ・シャンベルタンに入って、24日からはブルゴーニュ出の仕事をした。マルシャンのヌーボーは今朝澱を落としてボトリングしたが、奥行きがあって味わいもある良いヌーボーに仕上がっていた。このヌーボーで今年アグリが取り扱うものを全て試飲したが、それぞれ実に満足が行く出来であった。期待して待っていてください。

 


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