キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ブーリーにて

2012年10月20日 | Weblog
昨夜からブーリーのドメーヌ・カレに来ている。CDGから朝一のリヨン便でリヨン空港に降り立ち、待っていてくれたヴァンサンとその愛人のホイットニーに逢った。此処からだとジュラまで一時間半で行けるから、疲れてなければこのままジュラに行こうということになり、かねてより行ってみたいと思っていたジュラへ向かった。



10年ほど前に、一度ジュラのシャルドネを輸入したが、当時はあの独特な風味を理解してくれる人が少なく、ほとんど売れなかった。しかし、この地の名産であるヴァンジョーヌは一度その味わいを知った人なら必ずまた飲みたくなるワインで、売れ残ったワインを1ケース買取り、数年に渡り大切に賞味した。あのワインはシャルドネ100%であったのか、サヴァニヤンが多少入っていたのか、今となっては分からないが、ヴァンジョーヌに感じられるのと同じ風味を持っていたので、きっと少し入っていたのではないかと思っている。





さて、この疑問を解くために、そのドメーヌへ行きたかったのだが、この日ジュラで仕入れた情報を総合すると、オーナーはアルコール中毒になり、奥さんに逃げられ、家屋敷畑を売って、今ではアルコールの害について国中を説いて回る啓蒙活動をしているそうだ。最初に訪れたドメーヌは、彼から畑を買い取ったそうで、彼の家はそこの近所だったらしい。思い続けた疑問は氷解しないままになったが、それも楽しい。

ジュラでは3軒のメーカーを訪れ、試飲をさせていただいたが、ジュラのワインの基本的なことは理解できたと思う。もう少し詳しく書きたいが、今日はこれからヴィレ・クレッセに向かうことになっているので、落ち着いたところで再度書きたい。
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