キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

アナケナ・ナイト・イン・名古屋

2008年10月17日 | Weblog
今朝の名古屋は快晴、気持ちの良い朝を迎えております。昨夜行われたディナーは記念すべき大成功で、といいましてもアナケナが沢山売れたというような類の話ではなく、アナケナの持つ潜在能力がすべて表現された夜でした。たとえば、昨日ブログにも書きましたが、オナ・ピノノワールがその良さを発揮した場面に遭遇したことがありませんでしたが、昨夜はLE CHEVALIERのギャルソン北村貴史さんが、このワインをもっとも良い状態で飲むには開栓を6時間前に行い、提供温度を16℃と推理してくれたおかげで、その結果を心行くまで楽しむことになりました。ピノノワールの持つ華やかで鮮烈な果実味とブレンドされたヴィオニエのフローラルで柔らかな香りが、見事に相乗的に高めあい、軽やかでエレガントなワインに変身しており、このワインの新たな面、実は本来の姿を見ることができたのは実に感動的なことでした。メーカーのレアンドロでさえ、このワインをこんなに美味く飲ませてくれた場面に遭遇したことがないと興奮気味で、私としては日本人の味覚の鋭敏さを誇りに思いました。ちなみにシングルヴィンヤード・ソーヴィニョン・ブランも開栓を6時間前に提供温度は12℃、カルムネールは8時間前の開栓で提供温度は16℃でした。北村さんの、ワインの性格を読みきったプロとしての技に感服いたしました。

昨夜の料理は、料理長渡辺伸隆さんの作で、メニューは以下の通りです。

ノルウェー産スモークサーモンのマリネ 
グリーンリーフ アンディーブとシャンピニオンのサラダ仕立て

ホロホロ鳥とウズラのパテ りんご添え 
ウズラのジュとフルーツのヴィネグレットソース

エビを詰めたスズキのシャンパーニュ蒸し
リースリングワインのクリームソース

イベリコ豚ベジョータのソテー
マスタード風味のクリームソース

オーストラリア産仔羊肩肉ロティ
エルブ・ド・プロヴァンスの薫る 赤ワインソース

りんごの煮込みとバニラアイスクリーム

このメニューは、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブランSV、リースリングSV、カベルネソーヴィニョン、カルムネールSV、オナ・ピノノワールの6本のワインに合わせて作っていただいたもので、驚くほど素晴らしいマリアージュでした。さて皆さんならどのワインをどの料理に合わせるでしょうか、是非推理しながらアナケナ仮想ディナーをお楽しみ下さい。
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