昼飯は冷たい蕎麦を、茸と豚肉の暖かい汁につけて食べた。
茄子と茗荷を入れてくれりゃあいいのにと、妻に云ったら嫌な顔をしていた。
夏にこういった暑くて脂っこいのが美味いと感じるのが我が家の問題点で、夏太りはすれど夏痩せとは縁がない。
プレシネはクイント・イーストウッドの脱獄の映画で、多分既に二度観ているので、二階の書斎兼寝室で横になって涼んでいた。
目が覚めたら3時半で、そのまま1時間ほどうだうだしていた。
4時半に居間に降りて相撲を観た。
優勝争いの4人が全て平幕なのが面白い。
弱い大関横綱はみっともないが、それであればこそ優勝争いが混沌として面白い。
一押しの安青錦は今日もいい角力を取った。
イクラの薬は僕が寝ている間に妻がやったようで、相撲が終わったら飯になった。
キハダ鮪の刺身、茄子に豚肉を載せて梅肉と大葉で味を付けたのがあったが美味かった。
これも何方かのレシピを妻が忠実になぞったものだと思うが、この料理人はマトモだな。
でも、基本的に既にこの組み合わせはある意味完成されているので新味がないが、だからこそ食えるんだろうね。
きゅりの糠漬け、隠元と甘唐辛子と練り物煮があった。
シメジとエノキと豆腐と葱と茗荷で味噌汁を作って食べた。
一番大切なことを忘れてた。
夕方、鳴り物入りで「ナナヒカリ」を手に入れたと妻がマサから帰って来たが、それをすかさず晩飯に炊いたところを褒めた。
最初、古米の匂いがあるが、嗅覚と云うのは直ぐにバカになるから二口食べたら気にならなくなった。
多分、炊くときに猪口1杯の酒を加えれば、この匂いはマスクされる可能性がある。
最近はすっかりカリフォルニア米に馴れたので、コシヒカリのべたつく食感を忘れたが、この「ナナヒカリ」も時間が経って粘り気が無くなったのか、元々の品種特性なのかサッパリした食感で、味わいも悪くなかった。
6時半に飯が終わり、8時からの薬師丸ひろ子のコンサートを視聴する予定なので、ひとまず自室に戻って来た。
明日の釣りに7gのジグを使うんだったら、ジグだけじゃなくてミノーも使いたいなと思いルアーケースを眺めて、幾つか候補のミノーを取り出した。
シュガーミノー7㎝、ショアラインシャイナーR40、K-10ブルーオーシャン7㎝、サラナ9㎝を選んだ。
30年前に愛用したルアーで、こういうのを手に取っていると昔のことを思い出して、あっという間に時間が過ぎてしまう。
若い頃に何かに夢中になっておくと、年を取ってから時間を持て余すことなどない。