作品紹介・あらすじ
「ほんの少しの起きている時間で、パン一枚だけ食べて、書かなくちゃならない原稿だけ死ぬ思いで書いて、猫の世話だけは何とかやって、あとはとにかく臥せっているしかありませんでした」望んだ再婚生活なのに、心と身体がついてゆかない。数回の入院生活と自宅療養、うつ病をわずらった作家が全快するまでの全記録。克明な日記の、2年2ヶ月の空白期。書けない時期に何があったのか-。文庫化にあたり60枚を加え、重症期の闘病を明かす。
読書備忘録
「無人島のふたり」を図書館で予約したらいつになったら順番回って来るんだろう?で、他の作品も読んでみようと何冊か予約したなかの一冊・・・うつ病まで患っていたの?
作家さんの日記だから、読みやすい。
明るく書いてあり、喫茶店で自分の作品を読んでいた人に声をかけ、サインまでして嬉しかったとか・・・
「改めて振りかえってみました」 では、明るく書かれていても、部屋の中に紐を吊るす場所を探したり八階のベランダからうっかり!などと書かれてあり、相当つらかったんだろうね。
引っ越しの話では、私も転勤族と結婚して何度か引っ越ししていたから、一か所にいると飽きる。
どこかに住み替えたくて仕方がなくなる。