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伊豆の旅 起雲閣へ・・・

2019-06-17 06:05:06 | 2019 伊豆の旅

ホテルのチェックインの時間まであったから、以前見学しているけれど行ってみようか?ってことで行ったので、記録はざっくり・・・

案外覚えていたのに感心した・・・

熱海市HP 起雲閣のみどころ

http://www.city.atami.lg.jp/kiunkaku/1001903.html

2011 12/18 に見学した時の記録

 https://blog.goo.ne.jp/cocoa3003/e/25eeb5254a480d2dc9bf1c8482ee0e23

https://blog.goo.ne.jp/cocoa3003/e/7a6e3c9c6330e9fb8ff059d1ce19c965

6/9~10
 
 
 

本・小池真理子 「沈黙の人」

2019-06-16 10:31:41 | 図書館本 読書備忘録 
沈黙のひと (文春文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
両親の離婚によってほとんど関わりあうことなく生きてきた父が、難病を患った末に亡くなった。衿子は遺品のワープロを持ち帰るが、そこには口を利くこともできなくなっていた父の心の叫び―後妻家族との相克、衿子へのあふれる想い、そして秘めたる恋が綴られていた。吉川英治文学賞受賞、魂を揺さぶる傑作。

               

 読書備忘録 

夫の父親を思った。
 
父親は死んだ。と聞いていたが、カシミアの素敵なセーターを着てボロボロの特養にいた。
転勤族故たまたま近くに住むことになり、しばらくしてから実はと聞き、ヤンチャリカの長男と赤ん坊の次男を連れて会いに行った。
その時はなんだかよくわからなかったみたいで、もうわからなくなっちゃったかな・・・と寂しそうだった。

もうすでに近くには住んでいなかったけれど、事情ができ、再び特養を訪れた時には見違えるほどの施設となっていて、大部屋にいたはずなのにきれいな個室に置かれた車いすにちんまりと座っていた。

夫が名乗ったら、その顔を見て驚きそしてマヒの残っている歪んだ顔でとてもうれしそうに出にくい声を張り上げていた。

やはり妻と子供たちを捨てた人だった。

 そして母は強かった。
資産家だった父から相当取ったんだろうね。なので夫は大きなお家で何不自由なく育って優しい人間になり、母親と同じくらい私みたいな過激な人間を奥さんにしちゃったのね。
 
その父親が亡くなったときに喪主になり、何の感情もないのだろうなーと挨拶の席に一緒に立ったら、おいおい泣いた。
泣いたことなんか見たことなかったからひどく驚いてつられて泣いた。
 
もう危ないですよ。となったときには時間をつくって必死に会いに行っていた。
まるで時間を取り戻すかのように・・・
 
母親に子供の時から散々悪口を聞かされてきたんだろうね。もっとも私だったらもっとひどいことを言っていたと思うし、ある版画家が不倫したときに相手の奥さんがその版画家にとった行動に、ん、私もこれくらいはするだろう。タダジャオカナイ!と思った自分を恐ろしくなったことも思い出した。
 
 そんなことを思いながら読んでいたから、仙台の好きだった人にパーキンソン病を患った体で、たった一人でどうやって行ったんだろうと思うと、とても切なかった。

ただ、置いていかれた衿子と父親の互いのやり取りが素敵で深く残った。

とてもいいお話でした。

★★★★★


本・中野京子 「怖い橋の物語」

2019-06-15 06:50:59 | 図書館本 読書備忘録 
怖い橋の物語 (河出文庫)

 内容紹介
橋は異なる世界をつなぎ、様々な物語を引き寄せる。奇妙な橋、血みどろの橋、あっと驚くような橋…興味深いエピソードとともに紹介。
橋は異なる世界を結ぶもの、ドラマが生まれる舞台です。
そこで一体何があったのかーー
怖い橋、空想の橋、史実の中の橋、血なまぐさい橋、愛の橋、この世とあの世をつなぐ橋などさまざまな橋の興味深い話が、引き込まれるような文章で生き生きと語られております。
悪魔の橋/犬の飛び込み橋/グリム童話「歌う骨」/擬宝珠/首なし幽霊/
橋の下のトロール/橋と鬼/行きどまりの断橋/死者専用の橋/橋と結婚/生きた橋/
人間、渡るべからず/水面下の橋/暗殺者の橋/暗殺者の橋/エッシャーの世界のような/
火星人襲来/恋人たちの橋/氷雪の橋/なぜ落ちたか/火を噴く橋/スパイ交換の場/
アントワネットは渡れない/ロンドン橋、落ちた/束の間の闇/愛妾の城と橋/
ゴッホの橋/流刑囚の渡る橋/自殺橋/ロンドン塔のジェーン/花咲ける死/吊り橋理論/
鳴門ドイツ橋/橋を架ける…………
全55話を収録。巻頭カラー口絵8ページ付き。

               

 読書備忘録 

あの橋を渡ると・・・あの世とこの世を・・・

スっと渡るだけの橋は生活道路の延長だからと思うけれど、たまに、あの橋って・・・って橋に出会ってしまうこともある。

犬の飛び込み橋
理由が分かれば、あ、そっなのね?
でも、橋から川を見ていると吸い込まれそうになって、いつか吸い込まれるんじゃないか?って言った人がいた。
必ずそれを思い出し、あ、まだ大丈夫!私は・・・なんて思うのです。
清里だったっけ?赤い橋・・・渡るときに必ず目を皿にしてアレを探してしまう。

橋のお話楽しめました。

★★★☆☆


伊豆の旅 熱海の街散歩 ♪

2019-06-14 07:36:54 | 2019 伊豆の旅

 

海岸通りの駐車場に車を止めて、ぷらぷらと  傘を広げたり畳んだりをしながら熱海駅まで来ちゃったお散歩  

 お昼になりどうする?レトロな喫茶店でランチしてみようか?ってことになり、海岸まで歩いて行って、レトロな喫茶店の先に行列みつけたけれど、ま、いっかとお店に入ってみた。

ホテルのチェックインはまでまだまだ時間があったから、お店から歩いてちょっとの場所に見学行った。行ったことあるけれどって話になったけれど・・・せっかくだし、  雨だし・・・

 

6/9~10
 
 
 

伊豆の旅 熱海でジャカランダのお花見 ♪

2019-06-12 06:51:02 | 2019 伊豆の旅

 伊豆に来た私の目的は・・・熱海の  ジャカランダ 

まだ少し早いかしら?と、来てみたけれど、落ちちゃったお花も・・・

ぶわーっと咲いているところがみたかったけれど、ぶわーっと咲いている木もあったから、来てよかった。

木によって、早かったり遅かったり・・・🌳

ジャガランダ・・・きれいです。

2016 の 熱海のジャカランダ

https://blog.goo.ne.jp/cocoa3003/e/744131820a9c27b8624a5d372338d207

 

遊歩道には、きれいなお花もたくさん咲いていました。

 

雨の熱海

ジャガランダみたからもういいの!

あとは夫の目的にお付き合い・・・

6/9~10
 
 

伊豆の旅 ざっくり往復・・・帰りはジョナサンでランチ 🚘

2019-06-11 07:42:18 | 2019 伊豆の旅

 

毎度、車で行くと駅へ行く・・・

駅入り口をみつけると・・・ちょっと行ってみよう

またぁー・・・ちと飽きていたら、ひゅーんと何かが顔のそばを通った・・・ん?でみつけたつばめの巣

親つばめが帰って来ると大きな口を開けて大騒ぎしているから、こっちの方が楽しいわ!大きくなるんだよ!と、つばめを見ていた。

またね・・・こちらは階段上るから遠慮して下からズンズン 📷 した。雨だから滑るでしょ?慣れない場所でうっかり!なんてこともあるから・・・

紫陽花がきれいな駅でした。

帰りに寄り道するところを相談していたが、どしゃぶり・・・

そんなもんで、熱海の海岸のジョナサンでランチして帰ってきた。たぶんジョナサンはお初っ!

こちらのお店は、ずいぶん落ち着いた方々がわいわいお食事していた。団塊~なので雰囲気が良くて居心地よかった。

お食事しながら往生際悪く・・・で、どうする?

雨がすごいことになっているからやっぱり帰ろう

梅雨時の旅ゆえ  雨は覚悟の上!とは言いつつ、しとしとくらいと勝手に思っていたから、あまりの土砂降りにあきれた。土砂降りは帰る日でよかったわ・・・

1泊2日の旅の記録始めます。

 

 

10月のイケフェス大阪の旅、3月の網走の旅、4月の奈良・京都 桜旅の3つがまだ記録途中だけれど、それぞれカテゴリーがあるから後からでもごちゃごちゃにならないので、つい後回しに・・・ 追々。

 

6/9~10
 
 
 

本・山口恵以子 「真夏の焼きそば 食堂のおばちゃん5」

2019-06-11 05:59:11 | 図書館本 読書備忘録 

 内容紹介

海老フライ、大根バター醬油、餡かけの茶碗蒸し、ニラ玉豆腐、ホウレン草と豚バラの酒鍋、焼きそば……。 姑の一子と嫁の二三に、今や大きな戦力となった万里の三人で営む「はじめ食堂」は、今日も常連客の笑顔がいっぱい。 そんなある日、二三の娘・要が、最近毎日のようにランチに現れる男性を見て 「四和ビル爆破事件の逃亡犯に、そっくり」だと言う……。 心も身体も幸せになる、続々重版の大人気人情食堂シリーズ、第五弾。文庫オリジナル。


               


 読書備忘録 

毎度、美味しそう!近所にあったら通ってしまう。

お店をやっていると、まぁいろんなことがあるわけだけれど、いい常連さんもついているから心強い。

そして今回思ってしまったのは・・・

就職した会社を小説家になるからって辞めちゃってニートだった万里のこと

ずっと、ここで料理人をしているのだろうか?

小説家を目指している割にちょっと知らないことがね・・・

今後気になるところです。 

★★★★☆


 


本・今村夏子 「父と私の桜尾通り商店街」

2019-06-10 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
父と私の桜尾通り商店街

 内容紹介
違和感を抱えて生きるすべての人へ。不器用な「私たち」の物語。
桜尾通り商店街の外れでパン屋を営む父と、娘の「私」。うまく立ち回ることがきず、商店街の人々からつまはじきにされていた二人だが、「私」がコッペパンをサンドイッチにして並べはじめたことで予想外の評判を呼んでしまい……。(「父と私の桜尾通り商店街」)
全国大会を目指すチアリーディングチームのなかで、誰よりも高く飛んだなるみ先輩。かつてのトップで、いまは見る影もないなるみ先輩にはある秘密があった。(「ひょうたんの精」)
平凡な日常は二転三転して驚きの結末へ。
『こちらあみ子』『あひる』『星の子』と、作品を発表するたびに読む者の心をざわめかせ続ける著者の、最新作品集!

白いセーター
ルルちゃん
ひょうたんの精
せとのママの誕生日
モグラハウスの扉(書き下ろし)
父と私の桜尾通り商店街

               

 読書備忘録 

えー・・・

いい子なんだけれどねー、ちょっと不思議ちゃん入っています?

表題の 「父と私の桜尾通り商店街」
がよかった。
頑張っちゃえっ!
コッペパンブームでもあることだし・・・。

何でそうなる?ちょっとイライラ読んでいたけれど、いいんだこれで!と読み終わって思った。
勉強になりました。

★★★★☆
 
 予約投稿 
 

本・古市憲寿 「保育園義務教育化」

2019-06-09 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
保育園義務教育化

 内容紹介
もし保育園が義務教育になったら…?
『もしも保育園が義務教育化されたなら…』
子供の学力は向上し、児童虐待は減少し、景気も向上?
もう世界では始まっている!!
社会学者・古市憲寿が提言する、母や子供、日本を救う少子化対策!
「保育園義務教育化」はただ少子化解消に貢献するというよりも、社会全体の「レベル」をあげることにつながる。良質な乳幼児教育を受けた子どもは、大人になってから収入が高く、犯罪率が低くなることがわかっている。
同時に「保育園義務教育化」は、育児の孤立化を防ぐ。今の日本では、子育ての責任がとにかく「お母さん」にばかり背負わされている。
子どもが電車や飛行機の中で泣くことも、学校で勉強ができないことも、友だちと起こしたトラブルも、何かあると「お母さん」のせいにされる。
だけど、本当は育児はもっと社会全体で担ってもいいもののはずだ。しかも子育て支援に予算を割くことは経済成長にもつながる。いいことずくめなのだ。
(本文より)

はじめに 「お母さん」が「人間」だって気づいてますか?
第1章 「お母さん」を大事にしない国で赤ちゃんが増えるわけない
第2章 人生の成功は6歳までにかかっている
第3章 「母性本能」なんて言葉、そもそも学術用語でもなければ根拠もない
第4章 少子化が日本を滅ばす
第5章 草食男子が日本を滅ぼすというデマ
第6章 女性が今、社会から待望されている
第7章 0歳からの義務教育

               

 読書備忘録 

そう思いますがたくさんあった。

お金をばらまくより、まず、環境を整えないと・・・

古市さんが言うように、少しずつ変わっていった実績がありますから、これから少しずつ変わっていって、それが当たり前になり、かつてそんな時代があったのよね。と話せるようになればいいと思いますし、移民の件も然りです。

そうそう選挙!
やはり票が欲しいから選挙に来てくれる世代にすり寄りますわ。
その世代に手厚くするより、これからの人のための政治をやってほしいと思うのです。
それには、若い人が選挙に行って意思表示をしないとねっ!と前期高齢者になってつくづく思います。
そして国会議員の半分は女性になってもらわないと、それに定年がないから爺さんが・・・
なんか、ある程度のお年になったら選挙には出ないけれど、経験と知識があるのだから、暇つぶしと言うか、お元気でいるのなら国会に通ってどらどらするとか・・・
ま、勝手なこと言わせてもらえば!ってことで・・・。

★★★★★
 
 予約投稿 
 

本・小池真理子 「モンローが死んだ日」

2019-06-07 06:25:02 | 図書館本 読書備忘録 
モンローが死んだ日 (新潮文庫)

 内容紹介
軽井沢にほど近い、別荘と住宅が混在する静かな森の一画。 2 匹の猫と暮らす59歳の幸村鏡子は、夫を亡くして以来、心身の不調に悩んでいた。意を決してクリニックを受診し、独身で年下の精神科医、高橋と出会う。少しずつ距離を縮め合い、幸福な時を紡ごうとしていた矢先、突然、高橋は鏡子の前から姿を消してしまった……。それぞれの孤独を生きる男女の心の揺れを描いた濃密な心理サスペンス。

               

 読書備忘録 

ドラマになっていたのを知らなかった。
原作読んだ後だったならみてみたかった。

恋愛はいくつになってもできるという人はたまにいるし、男性が部下を連れて出張なんかしているうちに不倫のひとつやふたつなんて話はありきたりだからと思ってはいたけれど・・・

純粋にこんなに愛しくなるものなのかと・・・へぇー!な誰にも迷惑をかけない大人の恋愛の世界が広がっていた。

表題のモンローに、何だろうと読んでいたところのモンロー
後半にかけて怒涛のモンロー

そういうことか・・・

鏡子があなたはいったい誰だったの?と突然消えた精神科医を探す姿に、負けるな頑張れ!とどっぷり入り込んでいた。

そして精神科医からの長い手紙・・・

鏡子の家で過ごしたかけがえのない時間

終わりがとても素敵
軽井沢の駅のあの辺りで待っているのね。

配偶者があれば誰でも通らなくてはならないところ
それは誰もが一緒
家族だってそう
いつか必ず来る別れ
時には精神科医のお世話になることもあるかもしれないが、なんとか乗り越えている。
居なくなってせいせいしたって人は別だけれど・・・

★★★★★


奈良・京都 桜旅 藤原宮跡へ・・・

2019-06-05 07:40:52 | 2019 奈良・京都 桜旅

 

読んで、見て・・・

何やらに皆さんが向かっているから、何?

おー!菜の花畑っ!・・・ここでした。

シートを広げてお弁当食べて楽しそっ!車は渋滞していたけれど・・・🚘

 

4/7~10



奈良・京都 桜旅 中宮寺へ・・・

2019-06-04 06:35:12 | 2019 奈良・京都 桜旅

 

こちらの金堂の本尊国宝菩薩半跏像(寺伝如意輪観音)をみることができました。

わ!これですか・・・はい!

お話も伺って。

 

4/7~10


 


伊勢・志摩の旅 🚘 灯台へ・・・

2019-06-03 06:52:33 | 2019 伊勢・志摩の旅

伊勢・志摩の旅の最後は・・・御前崎灯台でした。

基本、他力で行く高いところが大好き!

狭い階段を上るとそこに待っているのは・・・って、こう灯台に連れて行かれるとお待ちいただいているものはわかっております。それを目指してぐるぐると・・・

そ!大海原の素敵な景色  深呼吸します。

帰りは首都高で、あっれ~・・・?めったに使わないからわからんちん!ほんと首都高はわからん!ナビ助が遅いのよね。あらあらとちょっと遠回りしてお家に着きました~🚘

3/16~18


本・平野啓一郎 「ある男」

2019-06-02 05:25:47 | 図書館本 読書備忘録 
ある男

 内容紹介
愛したはずの夫は、まったくの別人であった。
「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。
里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。
人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。
「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。

               

 読書備忘録 

子供の治療方針で離婚する理由・・・わかるなー
まして、亡くなっちゃったわけだから、母親としたら、自責の念に駆られてしまうのも。
小さいのに医者から話を聞いているときに、うん、ではなく、はい、と・・・ほんと、切ない。

移植も、わかるなー・・・でも私はきっとその年の親のドナーにはならないなー

弁護士の城戸の妻の話にも・・・

あちこち、わかるなー・・・自分だったらと読んでいた。

戸籍の件も聞いたことがあるから特に驚きはなく、あーそういうことだったのね。
ただとても複雑で、仲介している刑務所に入っている男、小見浦の気味の悪いことと言ったらなかった。

ある男、辿って行ったら、やくざの子の戸籍と変えていた。

そんなにまでしなくてはならなかったの?

★★★★☆


本・井上荒野 「あちらにいる鬼」

2019-06-01 06:49:31 | 図書館本 読書備忘録 

 内容紹介
 人気作家の長内みはるは、講演旅行をきっかけに戦後派を代表する作家・白木篤郎と男女の関係になる。 一方、白木の妻である笙子は、夫の手あたり次第とも言える女性との淫行を黙認、夫婦として平穏な生活を保っていた。 だが、みはるにとって白木は肉体の関係だけに終わらず、〈書くこと〉による繋がりを深めることで、かけがえのない存在となっていく。 二人のあいだを行き来する白木だが、度を越した女性との交わりは止まることがない。 白木=鬼を通じて響き合う二人は、どこにたどりつくのか――。


               


 読書備忘録 

そういうことは知ってはいたけれど荒野さんのお父さんだったとは・・・

白木が闘病中、それ必要?な買い物をして紙袋を三つ抱えて病室に戻った時に白木の おおい、おおい、と吠えるみたいに妻を呼ぶ叫び、娘たちと交代すればいいのに、と言われても・・・子供たちの父親だけれど、誰のものかと言うなら、私のものだ。

なんかすごいな、夫婦ってすごいな・・・夫が亡くなるときにそれ・・・って!鬼気迫るって言うの?死の床についてやっと自分のものになった・・・

イッキヨミ!

★★★★★