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本・青山七恵 「花嫁」

2018-12-09 08:21:36 | 図書館本 読書備忘録 
花嫁 (幻冬舎文庫)

 内容紹介
長男が結婚することになった若松家には、不穏な空気が流れている。妹は反対し、父は息子を殴り、母は花嫁に宛てて手紙を書き始めた。花嫁の訪れをきっかけに、仲良し家族の仮面が次第に剝がれていく。愛が契約に、兄妹が男女に、家族が単なる集団に反転し、最後に残るものとは? 信じていたものに裏切られ衝撃に襲われる、恐るべき暴走家族小説。

               

 読書備忘録 

まったくこの妹は、小学生みたいだわ・・・と読んでいたら・・・

え? 誰? それ? が、表舞台に登場し、ちょっと、お父さん!どした!?

4人家族がそれぞれ語っていくのですが・・・ママがすごい!
この家族の事情が、衝撃でありました。

桜・・・
これからこれをみたらきっとママが言ったことを思い出してしまいそう。
桜の幹ってごつごつしててお年寄りの足みたいで、そこにぱーっと、初々しい花が寄ってたかって咲いているのは気持ち悪いじゃないと・・・

ま!あれだけのことがあったら、そう思うかもしれない。
あの裏切りは、私だったら許せない。

最後に息子の花嫁になる従妹にあてた手紙がね・・・幸せになってね。

お父さんって・・・
地球に生まれたんじゃなくて、お父さんの星から来た。って話に、何言ってんだこのおやじは!

あんなに仲が良かったのにね・・・

★★★★☆


本・中野信子+澤田匡人 「正しい恨みの晴らし方」

2018-12-08 07:42:57 | 図書館本 読書備忘録 
正しい恨みの晴らし方 (ポプラ新書)

 内容紹介
なぜ、あの人の不幸がこんなに気持ちいいのだろう?
なぜ、あの「親友」の結婚を心から祝福できないのだろう?
なぜ、同期の出世が許せないのだろう?
***************
どんな人でも感じてしまう「妬み」や「嫉妬」などのネガティブな感情。
そんなとき、脳や心にはどんな変化が生じているのか、どう対処すればいいのかをベストセラー「脳内麻薬」で知られる脳科学者・中野信子さんと気鋭の心理学者・澤田匡人さんがそれぞれの専門分野をもとに解き明かします。
既読スルー、芸能ゴシップ、忠臣蔵など身近な題材や科学的な実験データをもとに妬みや嫉妬をコントロールして有効に活用する術を提案する画期的な一冊。
ネガティブ感情をコントロールできれば、自分の力をより発揮できます。
恨み・妬み・嫉妬…を理解し活用するための9章

第1章 恨まずにはいられない
第2章 妬みと羨みの心理学
第3章 妬みを感じるとき、脳では何が起こっているのか
第4章 正しさにこだわる人たち
第5章 正義という名の麻薬
第6章 愛が憎しみに変わるとき
第7章 嫉妬の脳科学
第8章 ネガティブ感情の意味
第9章 対談 私たちのネガティブ感情とのつき合い方

               

 読書備忘録 

心理学はほんのちょっとお勉強をしたことがあるから、なるほど・・・そうでした。
脳科学は最近やたら興味を持ち始めたことだから、へぇー・・・!とわくわく読んだ。と言っても難しいからほぼトホホなんだけれど・・・

恨みや妬みの感情がふつふつと湧いてきたときには、おい!どした?と自分と向き合う。
ま!余裕があるときだけだけれど・・・
余裕のないときは、藁人形とは~・・・と、思っちゃう。
夜中は怖いから意を決してしたことはないけれどっ!

妬みや嫉妬は人間なら誰にでもある。だからしょうがないのよね。

脳科学から・・・

妬みは
自分の持っていない何らかの好ましい価値のあるものを、自分以外の誰かが持っていて、それを自分も手に入れたいと願うとき、その相手に対して生じる不快な感情のこと。

嫉妬は
自分の持っている何らかの好ましい価値のあるものを、自分以外の誰かが持っておらず、それをその誰かが奪いにやって来るのではないかという可能性があるとき、その相手を排除したいと願う不快な感情のこと。

これこれ・・・
SNSには、切り取られたリア充が溢れている。

そ!切り取っていると思えばいいの。いいところだけね・・・

シャーデンフロイデとは・・・
他人の不幸を喜ぶ感情

脳の断面図を見て、やはりレクターを思う。
ダメだわ、私のお脳には 脳 = レクター と・・・

★★★☆☆


本・吉田篤弘 「おやすみ、東京」

2018-12-06 06:55:37 | 図書館本 読書備忘録 
おやすみ、東京

 内容(「BOOK」データベースより)
この街の夜は、誰もが主役です。都会の夜の優しさと、祝福に満ちた長篇小説。

びわ泥棒 
午前四時の迷子 
十八の鍵 
ハムエッグ定食 
落花生とカメレオン 
ベランダの蝙蝠 
羽根の降る夜 
ふたつの月 
星のない夜 
青い階段 
星は見ている 
最後のひとかけら

               

 読書備忘録 

夜は寝ているからなぁー・・・夜中の1時じゃ!

ちょっともったいないような気がしないでもない。
こういう世界が広がっているのなら・・・

ハムエッグ定食がこんなにも美味しそうに感じてしまったのはなんでだろう?
よつかど・・・いい名前。
実家の近くには かどや という雑貨店がありました。
角にある かどや さん
バケツとか箒とかたわしとか売っていたかどやさん。

タクシーの松井さんっ!重要です。
松井さんが居なかったらと思うとやり切れません。

弟みつかってよかった・・・。

何だか途中で、夜ではなく、あっちに行っちゃったような気がしたんですけれど、私!

素敵な夜をありがとう。

★★★★★


本・原田マハ 「フーテンのマハ」

2018-12-04 06:08:08 | 図書館本 読書備忘録 
フーテンのマハ (集英社文庫 は 44-3)

 内容紹介
モネやピカソなど、美術にまつわる小説をはじめ、精力的に書籍を刊行する著者、その創作の源は旅にあった!? 世界各地を巡り、観る、食べる、買う。さあ、マハさんと一緒に取材(!?)の旅に出よう!

               

 読書備忘録 

前半は まぐろのマハ 後半は 作品と画家の話 だいたいそんな感じのエッセイでした。

「カフーを待ちわびて」が島人の犬の名前がカフーで、カフーとは沖縄の言葉で、幸せ と言う意味

あちこち行かれて、お食事の話も面白かった。
特に餃子の話が・・・
やっぱり!そうでしょー、お店にもよるのでしょうが・・・となんかうれしくなった。

霊感あるんじゃないですか。
感じちゃったり、出会っちゃったり・・・
座敷童はラッキーでした。

世界中飛び回って・・・

これからもご活躍を期待します。
エッセイも楽しみにしております。

★★★☆☆


イケフェス大阪 大阪証券取引所ビル・・・

2018-12-03 06:41:04 | イケフェス(生きた建築ミュージアムフェスティバル)大阪の旅














ステンドグラスとエレベータードアが素敵

インフォメーションセンターがあるので寄り道してアトリウムのみ見学

10/27~10/29


本・村田沙耶香 「となりの脳世界」

2018-12-02 07:11:38 | 図書館本 読書備忘録 
となりの脳世界

 内容(「BOOK」データベースより)
読み終えた後、目の前の世界が変わる。芥川賞作家が書き続けてきた日常と想像のあれこれ。デビューから15年、初の決定版エッセイ集。

               

 読書備忘録 

え、えーーーっ! とか ぷっ! とか そうなのね~・・・

小さいころから面白かったのね。
私も人の名前覚えるの苦手ー!ただ私は、名前は覚えないのに普通食いつかないところで覚えるのが特技でした。今でも!

コンビニでお仕事始めたころの事・・・
歌舞伎町での話に、やっぱ変だ、歌舞伎町!忘れちゃっていい事って案外あるのよね。

ファミレスでバイト中の話・・・
こそそめスープ!あら、言っちゃったね。確信犯!

睡眠と反省
たまにいますけれど、そのままにしてくれる人って貴重です。
私、そろりと立つふりしてみたりします。

コンビニエンスストア様
この方に殺してこようかがでたら、きっと全力で止めるかもしれない。本だけでいいじゃん!と・・・

この本読んでいるうちに、腹筋で笑う!をミニツケました。

★★★★☆


本・内館牧子 「すぐ死ぬんだから」

2018-12-01 06:39:25 | 図書館本 読書備忘録 
すぐ死ぬんだから

 内容(「BOOK」データベースより)
終活なんて一切しない。それより今を楽しまなきゃ。78歳の忍ハナは、60代まではまったく身の回りをかまわなかった。だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身よりまず外見を磨かねば」と。仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲っているが、問題は息子の嫁である。自分に手をかけず、貧乏くさくて人前に出せたものではない。それだけが不満の幸せな老後だ。ところが夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる―。人生100年時代の新「終活」小説!

               

 読書備忘録 

外見より中身だろー・・・と思うほうだけれど、だからと言って、外見構わないのは・・・
ただ、ケバいのはどうかと思う。

よく見るのは、数人いるとたいがいリーダー的存在の人はケバくて、威張っている。
そこに、あまり構わない人たちが子分のようにくっついている。
楽しいのかな~と思うけれど、一緒にお出かけしているんだから楽しいんだろうなぁ~・・・
友だちだったら雰囲気も似るのに、なんの集まりかなぁ~・・・と大きなお世話だけれど見ちゃう。

とまぁそんなことはいいとして、いつまでもご主人と仲良く暮らせると思っていたのに、突然、ご主人はうらやましいくらいの亡くなり方をしてしまって・・・

先に消える者は幸せだ。人は必ず死ぬとわかっていても、本当に死なれると想定外でたじろぐ。

そして残された者は、生きなくてはならない。
そういうことはこの年になると、まわりにそういう人もいて、いろいろあったのだろうけれど、生きている。だから、自分にできない事でもない!

そうこうして遺品整理などしているときに遺言状がでてきて・・・

えーーーっ!って方向に行ってしまう訳・・・

でも、そんなことがあったら怒りをぶつける人はもういないのだから、卑怯者だ!

ちょっと生き返らせて、ギャギャー言ってやろうじゃないかぁー・・・と思っても無理なこと。

ハナは気持ちに始末をつけます。

「すぐ死ぬんだから」と自分に手をかけず、外見を放りっぱなしという生き方は、「セルフネグレクト」なのではないかと・・・

「自然に年取り、自然に死ぬ。昔の人はみなそうだった」

★★★★☆