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本・東直子 「千年ごはん」

2011-11-01 06:35:41 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

          千年ごはん (2011-09-22T00:00:00.000)

 内容(「BOOK」データベースより)
山手線の中で出会ったおじさんのクリームパンに思いを馳せ、徳島ではすだちを大人買い。これまでも、これからも、連綿と続く日常のひと皿に短歌を添えて。日々のおだやかな風景を歌人が鋭い感性で切り取る食物エッセイ。

「私のミトンさん」の作家さんは歌人です。で、この本は『今日のビタミン*短歌添え*』(本阿弥書店)を改題、加筆したもので、挿画を描かれているのは、お姉様の小林久美子さん

ほんわかりんでおいしそうなエッセイ

そうそう,そういえばそういうのはしばらく作っていません。だから久しぶりに作ってみよう  と思ったのに、今日は飲んでくるからに 萎えた  

人が集まるときには 適当に混ぜ込んでつくる適当ちらしずし 
「ごちゃごちゃの思いあらたに加えつつ酢の香をたててかきまわす春」

教えてあげたお菓子の作り方、おいしいと感心していたら自分が教えてあげたのでした。
「内にいる安堵のなかにまわるもの縷々雨のふるふくらむバター」

日本のどこかで今日も必ず誰かが食べているであろうカレーライス
「叔母さんが若かったとき食べました二階の部屋で黄金(きん)のカレーを」

アイスクリーム 関東はアイスといい関西はクリームと言っていたらしい
「こうふくに生き続けいるふるさとがクリーム色にとけてゆきます」

短歌のことはよくわからないけれど、なんとなくすてきな短歌がもりだくさん そして・・・

乾物・・・干して戻して
「取り戻せることもあるのよ とにかくね今の今なら今が今なの」  ステキ 

よーしっ! と気合が入った。


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