内容(「BOOK」データベースより)
仙台の家に引っ越してから、姉の繊細な神経はますますその度合いを増していくようだった。見えないものを見、聞こえない音を聞く。それは死者の気配。(表題作「命日」より)生きているものたちの後ろにひっそりとある異界のものたちの存在。かれらは何を伝えようとしているのか。恐怖より哀しみ、不思議より美、幻想に満ちたあやしの交流を、流麗な筆致で描く恐怖短篇集。
命日
家鳴り
流山寺
水無月の墓
ミミ
現世と異界-その往復
読書備忘録
流山寺 と 水無月の墓 は 「水無月の墓」で、ミミ は 「懐かしい家」 で 既読・・・
読み始めて、あれ?このお話・・・となるわけで、お題だけではわからず。
なので、命日 と 家鳴り だけ・・・でも、忘れているだけで読んでいるかもしれない。が、読んでいたとしても忘れているならいいわ。
「命日」
命日が同じってお話
わわわ・・・ひかれてる。
引越しした先の家では、その家ではないけれど子どもが亡くなっていた。
亡くなった場所が違っていても、暮らしていたのはそこだから・・・
我が家もあった。
公営住宅の抽選日、ハズレたのに後から当たった方が辞退され次点の方も・・・と連絡があって借りることができた家。なぜ辞退されたかというのが、そういうことであって・・・よそから来ているからなんにも知らなった。知っていたら住まなかった。
写った写真は実家の菩提寺で処分してもらった。
「家鳴り」
その部屋だけ・・・亡くなった義父の書斎が・・・不気味な家
工務店の木月って・・・
巻末エッセイの現世と異界-その往復には、お母さまでしたか・・・
とても興味深く読みました。
錯覚?見間違い?起きているのに夢?幻覚?・・・うむ!
ほぼ既読だったから
★★★☆☆